営業支援ツール、顧客管理ツールとしての利用を超え、昨今ではDXのプラットフォームとして導入されることも多いSalesforce。しかし実践的な開発ができる人材は不足している。SalesforceをベースにDXを推進しようとする企業では、エンジニアをいかに獲得するかが問題となっているほどだ。こうした問題の緩和に向け、総合コンサルティング企業であり、最新のテクノロジーで企業の成長をサポートするアクセンチュアはこの秋、Salesforceリスキリング支援プログラム「リスキル・アカデミー -Salesforce人材育成-」を開講する。

現業を続けながらでも、無理なくリスキルを実現。
3ヵ月のオンラインプログラム

アクセンチュアが主催するリスキル・アカデミー -Salesforce人材育成-は、システム開発経験者かつSalesforce未経験者を対象としたものだ。3ヵ月にわたってSalesforceを活用したDXプロジェクトで活躍するための知識を習得することを目的としている。

プログラムではTrailhead(Salesforceオンライン学習プラットフォーム)を活用したセルフトレーニングを中心に基本的な知識を習得し、Salesforce認定アドミニストレーター資格の取得を目指す。それに加えて、アクセンチュア独自のオンライン集合研修で、実践的なケーススタディや課題に取り組む。アクセンチュアがこれまでに手がけてきた実際のプロジェクト事例をもとにした、Salesforce導入の要所や勘所に関する講義など、実践につながる内容も盛りだくさんだ。質問や不明点があれば、アクセンチュア現役社員のテクノロジーコンサルタントがメンターとなってサポートが受けられるようになっている。

しかし会社勤めの傍ら、これだけ充実したプログラムを受けようと思えば、本業に影響が出てしまうのではないか。アクセンチュアでリスキル・アカデミーの運営を担当するSalesforceコンサルタント・マネジャーの宇野奈菜氏は、その心配はないと説明する。

  • アクセンチュア テクノロジー コンサルティング本部 Salesforceコンサルタント、マネジャー 宇野氏

    アクセンチュア テクノロジー コンサルティング本部 Salesforceコンサルタント、マネジャー 宇野氏

「現在フルタイムで従事されている方でも無理なく学習いただけるよう、集合研修は平日夜週1時間までで、セルフトレーニングも業務時間外や隙間時間を活用して学べるように期間や進度を考慮しています。全てオンラインでの開催となりますので、日本全国どこからでも受講可能です。加えて、第一線で働いている当社リーダー陣が個々人の学習支援やキャリア相談を担い、受講者ひとりひとりのレベルに応じたキャリアップ支援を行います」

Salesforceの進化、プロジェクトの大規模化で新たな学習プランが求められている

  • アクセンチュア テクノロジー コンサルティング本部 アソシエイト・ディレクター 三宅氏

    アクセンチュア テクノロジー コンサルティング本部 アソシエイト・ディレクター 三宅氏

このプログラムを打ち出した背景の一つに、Salesforce自体の進化があると、アクセンチュア(アソシエイト・ディレクター) 三宅理史氏は言う。

「Salesforce社が複数の製品を買収したことや新機能が提供されていくことで、Salesforceの活用の幅が拡がっています。マーケティングから営業、販売、顧客管理、アフターサービスといった顧客接点業務を一気通貫で扱えることに加え、企業全体のITを支えるより総合的なプラットフォームへと進化が続いたことで、複数の事業領域・業務領域を横断したDX実現を目的にSalesforceを導入するというケースも増えてきました。また官公庁などでの導入も加速し、様々な業界でSalesforceが活用されています。」(三宅氏)

  • 現在の住まいに関する調査結果

その結果、一つひとつのプロジェクトが大規模化する傾向にあり、冒頭でも述べた新たな学習プランへとつながっている。

「一般的にはSalesforceは比較的学習しやすいと評価されており、事実そういう側面もありますが、プロジェクトの大規模・複雑化にも対応できる高度な人材になっていただくには、従来の学習プランだけでは難しくなっているのです」(三宅氏)

実績を評価されNo.1パートナーに。アクセンチュアにおけるSalesforceの取り組み

スキルの高いSalesforce人材への需要は、導入企業のみならず、製品を提供するSalesforce社、さらにSalesforceでの開発を請け負うエコシステム・パートナーなど、エコシステム全体で高まっている。だからこそ基礎のみならず実例に基づいた内容を交え、現場で使えるテクニックを教授するリスキル・アカデミーのようなプログラムが必要となってきたのだ。

「アクセンチュアは様々な業界のお客様を対象にDX構想検討、Salesforce導入・定着を数多く推進してきました。その成果や実績が評価され、Salesforce Japan Best Partner of the Yearを5年連続受賞させていただいています。当社が様々なプロジェクトや社内教育を行ってきた経験から得た知見・ノウハウを、リスキル・アカデミーを通してご提供することで、より実践的なスキルを磨いていただけます」(宇野氏)

基礎から実践スキルまで、効率的に学ぶ。アクセンチュア主催の『リスキル・アカデミー -Salesforce人材育成-』

では、カリキュラムの内容や、スケジュール、具体的な実施方法はどのようになっているのか。プログラムの詳細を紹介しよう。

リスキル・アカデミー -Salesforce人材育成-プログラム概要

■プログラム構成
・Salesforceの基礎知識
・Salesforceを使ったプロジェクトの知識
・認定資格試験取得支援
・実機を使った実践トレーニングによる開発力強化
・キャリアアップ支援

■日程
2022年10月31日(月)~2023年2月10日(金)
※講義と自主学習に加え、任意で参加できる勉強会、キャリア相談も可能。
※講義は平日19:00~20:30 (週1回)、勉強会は土曜日13:00~16:00を予定。

■各日程カリキュラム
Term 0 : 10月31日(月)~11月4日(金)「オリエンテーション」
Term 1 : 11月7日(月)~12月2日(金) 「Salesforce基礎知識」
Term 2 : 12月5日(月)~1月13日(金) 「資格試験・ローコードスキル」
Term 3 : 1月16日(月)~2月10日(金) 「ローコード実践トレーニング」

■実施方法
・講義は全てオンラインで実施します。
・個人所有のPCの準備をお願いします。
・一部のe-learningによる講義のみスマートフォンでの受講が可能です。
・本プログラム期間中にSalesforce認定アドミニストレーター資格試験を受験していただきます。
・認定資格オンライン試験ではPCに内蔵カメラが必要です。会場受験の場合は必要ありません。

■応募条件
・業務システム開発経験者
・講義(週1回主に火曜日の19:00~20:30) 参加のためのスケジュール調整が可能な方
・自習時間(4-7時間/週)を確保できる方
・個人所有のPCをお持ちの方または準備できる方
・転職をお考えの方

■参加費用
 無料 ※ただし資格取得受験費用は別途発生します。

■募集人数
 50名

―プログラムは、こんな方におすすめです―

✓転職を検討中の方
✓アクセンチュアへの転職に興味のある方
✓No.1パートナーが提供する実践的なプログラムを通じて知識・スキルを磨き、CRM・Salesforceエンジニアを目指したい方
✓これまでのシステム開発経験を活かしつつ、活躍の場を広げたい方


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未経験からのリスキル。
Salesforceエキスパートを目指したきっかけ

  • アクセンチュア テクノロジー コンサルティング本部 Salesforceエンジニア 松本氏

    アクセンチュア テクノロジー コンサルティング本部 Salesforceエンジニア 松本氏

リスキル・アカデミーの土台ともなった社内教育とは、どのようなものなのだろうか。現在、アクセンチュアに入社して3年目のSalesforceエンジニア、松本良将氏に、研修・教育や具体的な仕事をこなすようになるまでのプロセスについて聞いた。

前職では電子機器に組み込むためのプログラミングをしていたという松本氏だが、プログラマー、エンジニアとしての経験の幅を広げたいと、2019年、アクセンチュアに転職した。Salesforceのことを初めて知ったのも、その時だったという。

「Salesforceを使えるようになれば、組み込み系では経験できないような大規模なシステム開発はもちろん、多種多様なキャリアパスにつながると知って、ぜひ挑戦してみたいと思いました」(松本氏)

入社後はTrailheadを中心とした基礎トレーニングや、所属予定となったSalesforceチームからの課題をこなしながら、Salesforce認定アドミニストレーターの資格を取得、数週間後には実際の仕事を始めるようになった。チーム側では松本氏がSalesforce初心者であることを考慮して、比較的簡単な業務から割り振ってくれたという。

「完成までの間に何回かレビューしてもらい、方向性が合っているか、予定外・想定外の事が起きていないかなどを確認しながら一つひとつのタスクを進めていきました」(松本氏)

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できること、任せられる仕事が増えていく。
自分の成長を実感できる環境

  • 現在の住まいに関する調査結果

丁寧なOJTの中で仕事を覚えていく以外に、「Salesforceよろず相談所」というオンラインフォーラムが用意されており、社内の有識者に技術的な質問を投げかけたり、プロジェクト進行上の悩みを相談したりすることも可能だ。また社内に数多くいるSalesforceエンジニアは、プロジェクト内での自身の役割ごと、勤務する地域ごと、あるいはSalesforceの機能をテーマとしたグループをつくっており、その中で勉強会や意見交換をしながら理解を深めることもできるという。

「私自身もいくつかのグループに所属しています。自分自身が教える側にも教えられる側にもなりますし、Salesforceの使い方やプロジェクトへの携わり方を、様々な人の様々な視点から学べるような体制になっています」(松本氏)

Salesforceに触れるようになってわずか2年の松本氏だが、本人の努力に加え、こうした社内環境に恵まれたこともあり、Salesforce 社が主催するPARTNER AWARD 2020では、Trailhead of the Year (Personal)※を受賞、関連資格も5つ取得している。

※Salesforce のラーニングシステム「Trailhead」で、課題をクリアすると与えられる「バッジ」を最も多く獲得した個人に与えられる

「今ではチームメンバーのスケジュールづくり、レビュー、他のチームとの協議など、開発以外のことまで任せてもらえるようになりました。上長やチームリーダーの方から褒められたり、活躍されている方から手伝って欲しいと依頼をもらったり、自分が必要とされていると感じられるのは、とても嬉しいですね。自分にできることが増えるほど、任せられる仕事も増え、それがまた次につながっていくという良い循環の中で、自分自身の成長を強く実感できるのが楽しいと感じています」(松本氏)

将来はエンジニアとして開発を行うだけではなく、コンサルタントとしてクライアントと協議したり、マネジャーとしてプロジェクトやメンバーの管理をしたり、様々な分野で活躍していきたいという松本氏。Salesforceとの出会いが、仕事へのさらなる意欲につながったようだ。

自身の価値を高めれば、キャリア形成も有利に

松本氏のように1から挑戦することには高いハードルを感じるかもしれないが、Salesforceの社会的ニーズが高まっている今、 リスキルに踏み出すことは、大きなチャンスにつながると言えるのではないだろうか。

―― 最後に、取材に応じてくれたリスキル・アカデミー運営の三宅・宇野両氏からのメッセージを紹介しよう。

「IT業界全体で人材が不足しているため、ITエンジニアは目の前のプロジェクトだけにかかりきりになってしまうことが多いですが、それでは、めまぐるしく進化する最新技術について行けず、結果、キャリアが頭打ちになってしまいかねません。リスキル・アカデミー -Salesforce人材育成-は現業に従事しながらも、新しいスキルを習得する経験、その喜びも提供します。優秀なSalesforceエンジニアの市場価値も上がり続けており、中長期的にも受講者ご自身のキャリアアップに役立つものと確信しています」(三宅氏)

「ITエンジニアの経験を有していて、スキルの幅を広げたいという方、Salesforceにも興味があるけれど、なかなかチャレンジする機会がなかったという方、あるいは効率的にスキルアップ、キャリアアップを図りたいという方にぜひお勧めしたいと思っています。特にWebアプリケーション開発の経験があって転職を考え始めている方には、ご自身に“市場価値”という武器を身に着けていただく良い機会になると考えています。もちろん、アクセンチュアで新しい領域のキャリアに挑戦してみたいけれど、転職の前にまずは会社の雰囲気を体験してみたい、という方にもぜひ挑戦していただきたいですね」(宇野氏)

なおリスキル・アカデミーの詳細、申込みについては、以下リンクや応募方法を参照いただきたい。

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リスキル・アカデミー -Salesforce人材育成-プログラムへの応募方法

■申し込み後の流れ
1、専用申込みフォームから入力・応募(応募締め切り:10月14日(金))
2、選考(申し込み内容、及び今後のキャリア志向を基に総合的に判断いたします)
3、選考結果のご連絡
4、プログラム開始

■結果通知
選考結果は、10月21日(金)までにメールで通知いたします。

Salesforceエンジニアへ興味を持った方、今後の自分の市場価値を高めたい、と思った方は、ぜひプログラムへ挑戦してみては。

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