eスポーツ人気が世界的な高まりを見せるなか、大阪に関西最大級のeスポーツとビジネスホテルの複合施設「e-sports EKICHIKA」が6月11日にプレオープンした。その名の通り、場所は地下鉄「長堀橋駅」からすぐのところ。大阪観光やビジネスの拠点としても最適な立地だ。

そんな同施設の骨組みともいえる約50台のゲーミングPCは、ユニットコム(パソコン工房)の製品が使用されている。導入の経緯について運営を行う、株式会社Build-UP 代表取締役 後藤寛明氏に話を伺ってきたので紹介しよう。

  • 株式会社Build-UP代表取締役 後藤寛明氏

「e-sports EKICHIKA」を通じてゲームの裾野を広げたい

近未来を彷彿させる照明が印象的な3階フリープレイフロアには、広々とした空間にゲーミングPCが30台ずらりと並ぶ。

「一般的なeスポーツカフェと同じく、好きな時間にゲームをお楽しみいただけます」

1人でゲームに集中できる1人用個室や2人~最大4人で遊べる団体用完全個室が全12室完備。

時間利用だけでなく、宿泊もできるのはホテルならではの魅力だろう。ゲームが好きな旅行者や出張族にとって、同施設は宿泊先を選ぶ際の新たな選択肢のひとつになりそうだ。

「e-sports EKICHIKA」の開業理由について、後藤氏は「ゲームの裾野を広げたい」と力を込める。

「eスポーツホテルやeスポーツカフェというと、ゲームが上手な一部の人しか入れないといったような誤解を持たれがちです。しかし、街のゲームセンターのように、誰もが気軽に遊べる場所にしたいと考えています」

今後、ゲーム初心者を対象とした講習会の実施を検討しているという。一方で、ストリーマー支援にも余念がない。その象徴が、3階のフリープレイフロアに隣接する「本格配信ブース」だ。

「オンラインでは、投げ銭がストリーマーたちの主な収益源です。配信ブースを活用してストリーマーとファンが直接触れ合える配信イベントを開催できれば、キャッシュポイントの創出にもつながるでしょう」

後藤氏の構想には、ゲームとゲーマーへの愛が詰まっている。そう感じた。

コロナ禍により大打撃
eスポーツとビジネスホテルの融合施設で再起を図ることを決意

しかし、意外にも後藤氏がゲームを始めたのは、ほんの数年前のこと。42歳になってからだという。きっかけは、新型コロナウイルスの感染拡大だった。

「ホテル業界はコロナ禍により大打撃を受けました。当社も例外ではありません。当時は飲食店も展開していましたが、撤退を余儀なくされました。正直、心が折れそうになりましたが、そんなときに救ってくれたのがゲームだったのです」

ゲームの魅力にハマった後藤さんは、ゲーム仲間との交流を通じて次第に元気を取り戻していったそう。そして、eスポーツホテルとして再起を図ることを決意するに至る。

そしてゲーミングPCの導入が必要になった時、後藤氏が普段から通っていた「パソコン工房 大阪日本橋店」に相談をしたことで、ユニットコム(パソコン工房)法人営業部との結びつきが始まった。

eスポーツ選手やストリーマーがストレスのないゲーム環境を整備

同施設の最大の特徴は、ハイスペックゲーミングPC「LEVEL∞(レベル・インフィニティ)」でゲームをプレイできる環境にあるといって過言ではない。

「eスポーツホテルの立ち上げにあたり、プロのeスポーツ選手やストリーマーがストレスを感じない環境を整えることを第一条件にしていました」

その言葉通り、配信ブースには最新のGPU、GeForce RTX3090を設置。長時間の配信に支障をきたさないパフォーマンスを見せる。3階のフリープレイフロアと4階の個室には、GeForce RTX3080とGeForce RTX3060 Tiを完備。そのスペックと滑らかな操作性には、ストリーマーさえ舌を巻くという。

全台が湾曲モニターである点も見逃せない。後藤氏は「一度、体感してもらいたい」と自信を覗かせる。ちなみに、ゲーム初心者には『Apex』や『フォートナイト(ゼロビルド)』が人気だという。

「これだけの数のゲーミングPCやモニターを確保いただくのは大変だったかと思いますが、ユニットコムさんには『絶対に集めてほしい』と無理をいってお願いしました(笑)。開梱設置作業を請け負っていただけましたし、機材トラブルにもスピーディーに対応してくださるので、本当に助かっています」

3階のフリープレイフロアに足を踏み入れると、洗練されたイメージを抱くが、それもそのはず。同じゲーミングPCと湾曲モニターが整然と揃っているだけでなく、マウスやキーボード、ヘッドセットやゲーミングチェアは「Razer」で統一されている。後藤氏の強いこだわりにユニットコムが応えた格好だ。

「最高の環境でゲームを楽しんでほしい」という後藤氏の想いが具現化されている。

エンターテインメント性を重視
eスポーツ業界のなかで目立つ存在に……

6月には入国制限が緩和され、ホテル業界の再活性化が期待されている。

「日本滞在中、外国人観光客の方々にもeスポーツホテルでゲームを楽しんでいただきたい。おもしろい取り組みを企画・発信して、エンターテインメント性を評価していただける施設に育てていきたいです。eスポーツ業界のなかで目立つ存在になりたいですね」

そのためには、ユニットコムのサポートが欠かせないと後藤氏はいう。

「これからもゲーム環境は進化していきますので、今ある最新のゲーミングPCもいずれ古くなります。そうなると、入れ替えなければなりません。ユニットコムさんとのお付き合いは、始まったばかり。長くお付き合いしたいと思います」

代表取締役である後藤氏もゲームに魅了された一人。そんな同氏の思いがたくさん詰まっている「e-sports EKICHIKA」は、いずれ日本のeスポーツを牽引していく存在になるだろう。これからもユニットコム(パソコン工房)はサポートを続けていく。

e-sportsホテル
「e-sports EKICHIKA」
もっと詳しく知りたい方はこちら

ユニットコム法人営業部についてはこちら

[PR]提供:ユニットコム