• 勉強している女性

ここ数年で急速に定着した働き方がリモートワーク。さらに、働き方改革の1つとして「副業」を認める企業も増えてきました。リモートワークで増えた自由な時間と、得意なスキルを生かして、副業を始めたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、副業の中でも特にイラストや絵を描くのが好きな人のために、気軽に楽しく始められる副業を紹介します。

自分の描いたイラストで稼ぎたい! “副業”したい!
でも……自信がない。大丈夫?

  • PCで作業している様子

せっかく副業をするなら、自分の得意なスキルを生かしたいものですよね。もともとイラストや絵が好きで描いているなら、「ストックイラスト」がおすすめです。ストックイラストとは、企業などのお客さまからオーダーメイドで依頼されて制作するイラストとは違い、よく使われるシチュエーションを想定して制作されたイラストのことをいいます。イラストの制作方法には手描きやデジタル制作などがありますが、ストックイラストに挑戦するなら多くのメリットがあるデジタル制作がおすすめです。

たとえば、「会社紹介資料」で使われそうなイラストはどんなものでしょうか。「営業の仕事」を紹介する用途なら、「スーツを着た人物がお客さまと楽しくお話しているシーン」のイラストが使いやすいかもしれません。そういったイラストをたくさん描いておき、企業が購入してくれたら料金がもらえるーーというのがストックイラストの仕組みです。

  • ビジネスシーンのイラスト

    ビジネスシーンのイラスト例(emma/PIXTA)

購入されたイラストの用途は様々です。Webサイト・バナー広告や、雑誌・商品パッケージやパンフレットなどの印刷物、TVや映画、CM、企業の研修用映像や会社説明動画など、イラストが活用できるシーンなら、どこでも使用される可能性があります。もしかしたら、自分の描いたストックイラストを偶然見かけるなんてこともあるかもしれませんよ。

ぶっちゃけ大変? 「ストックイラスト」で”副業”してみたら……?

夢がふくらむストックイラストでの副業ですが、そうはいっても「本当に自分のイラストで大丈夫?」「ぶっちゃけ大変なのでは?」と思うかもしれません。

そこで、今回はストックイラストを販売できるサイト「PIXTA」の担当者の方に、ストックイラストについていろいろとお話を聞いてみました。

ーーストックイラストを始めるには、どうすればいいのでしょうか? 難しい手続きなどがあるのでしょうか。

ストックイラストは簡単に始められます。PIXTAのようなストックイラストサイトに会員登録(無料)して、制作したイラストを投稿するだけです。基本的には準備はこれだけです。PIXTAの場合、投稿されたイラストを審査し、通過した作品が販売されます。その作品が購入されたタイミングで制作者に規定の報酬が支払われます。

PIXTAでストックイラストをはじめるなら>>

ーー専門的に学んだわけではなく、自己流でイラストを描いているだけでも大丈夫でしょうか?

専門学校や美大の出身でなくても活躍されているクリエイターさんは多数いらっしゃいます。自己流でもまったく問題ありません。

ーーストックイラストを副業として始める際のメリットについて教えていただけますか。

メリットは年齢や実績、在住地域などに左右されず、誰でもチャレンジできることです。また、依頼されてオーダーメイドで作成するイラストではないので、納期などがありません。本業が忙しいときは休んで、余裕があるときに作品を制作するなど、 自分のペースで活動できるのは副業にぴったりといえます。

  • ビジネスシーンのイラスト

    ビジネスマンのイラスト例(ケイーゴ・K/PIXTA)

  • イラストだけだなく、自分で撮影した写真もストックフォトとして登録することもできる(Fast&Slow/PIXTA)

また、作品は一度しか販売できないわけではありません。作品を一度登録しておけば、売れるたびに収益が発生します。そのため、作品数が増えると、自分の活動が減っても安定して収益を生み続けてくれる可能性もあります。そのほか、作品を登録しておくだけなので、企業と営業や交渉をする必要がないのもメリットです。ストックイラストが自分のポートフォリオ代わりになって、ストックイラスト購入者から描き下ろしの依頼が舞い込むこともあるようです。

ーーとても夢のある副業ですね! 逆に大変なことはありますか。

ストックイラスト1枚あたりの売上単価は大きくはありません。ですから、大きな収益になるには時間がかかります。また、自分のイラストがどこで使用されるかはわからないので、イラストレーターとして活動する際の実績としては提示しにくいかもしれません。

また、ストックイラストはストックイラストサイトで販売することがほとんどなので、販売サイトの動向に依存しているともいえます。たとえば、サイトが突然クローズしてしまうと、そこで収益は途絶えてしまいます。ですから、使い勝手はもちろんですが、信頼できる企業が運営しているかどうかや、運営サポートの手厚さなどを基準にサイトを選ぶことをおすすめします。

ーーストックイラストで成功するコツがあれば教えてください。

  • ニューノーマル時代に合わせたイラスト

    昨今のニューノーマル時代に合わせたイラスト例(しろくま工作室/PIXTA)

購入する人の立場に立って、気持ちを理解できるかどうかがポイントです。いわゆる「購入者目線」を持つことが大事です。ストックイラストは広告やWebサイトなどで使用する目的で購入されます。ですから、イラストを制作する際も、どんな素材であれば使いやすいか、どんなイラストが今後の社会で必要とされるのかを想像して制作すると、売上につながりやすいです。

ーービジネスですから需要を予測することは大事ですよね。日頃、どんなことを意識すればいいでしょうか。

広告やチラシ、Webサイトなどで、どんなイラストがどんな意図で使われているのかを常に考えるようにすると、制作のヒントになります。また、最初から「売ってやろう!」と意気込むよりも、自分が得意で楽しいと思えるイラストを描くようにして、まずは「続ける」ことを目指してください。その上で、購入者の反応を見ながら、好まれる方向に寄せてみたり、異なるアプローチを試したり、オリジナリティを尖らせたりといった工夫を少しずつ行いましょう。

ーーストックイラストを始めてみたいけれど、自信がなくて一歩を踏み出せずにいるという方にメッセージをお願いします。

ストックイラストはイラストを制作することさえできれば、誰でも挑戦できます。投稿するのにお金は必要ないので、金銭的なリスクもまったくありません。もし、ご自身のイラストに自信がない場合でも、ぜひ積極的に挑戦していただきたいです。というのも、ストックイラストはイラストのクオリティが高ければ人気になるわけではなく、購入者にとって使いやすい素材であるかどうかがポイントだからです。もし、投稿する際はぜひPIXTAによろしくお願いいたします(笑)。

趣味や好きを”副業”にして、もっと自分の可能性を広げてみよう!

ストックイラストは、イラストを描いている人であれば、誰でも気軽に挑戦できる副業です。自分の好きな時間にマイペースで活動できるため、無理なく始められて本業との両立も難しくありません。本記事でストックイラストに興味を持った方は、さっそくイラスト制作を始めてみてはいかがでしょうか。

  • ワコムの製品を使っている様子

イラストを制作するなら、もちろん手描きもいいけれど、PCやタブレットを活用するのもおすすめです。デジタル制作ならレイヤー機能が使えるので、バリエーション違いの作品を簡単に作成できます。たとえば、人物のイラスト1枚から、表情だけを変えたり、洋服の色だけを変えたりして、複数のコンテンツをあっというまに仕上げられます。企業から直接依頼を受けて制作するオーダーメイドイラストと違って、ストックイラストは完成済みのイラストを企業が購入します。そのため、バリエーション違いのイラストを用意しておくことで、多くの企業のニーズに応えられるのです。

  • ワコムの製品を使っている様子

また、ストックイラストはとにかく作品数を多く登録することが大事です。大量のイラストを描く場合、液晶ペンタブレットを使用するのがおすすめです。液晶ペンタブレットは画面に直接描画できるので初めてデジタルでイラスト制作する方もすぐに使うことができます。液晶ペンタブレットはほとんどのモデルでスタンドも内蔵しておりペンも軽いため、安定した姿勢を維持して長時間の作業が楽になるメリットがあります。

13インチから24インチのディスプレイサイズを選択でき、自分に合った作業環境を構築できます。手描きと違って紙の大きさに作業環境が左右されません。

PCやペンタブレットで作品を制作するなら、ぜひ活用したいのがワコム製品。

  • 液晶ペンタブレット「Wacom One」の画像

    液晶ペンタブレット「Wacom One」

「Wacom One 液晶ペンタブレット 13」は、これからデジタルイラストにチャレンジしたい人におすすめ。自然な描き味のペンに、制作に適したディスプレイサイズも魅力的です。「Hi-uni DIGITAL for Wacom」をはじめ、有名文具メーカーのデジタルペンにも対応しているので、お気に入りのペンを選んで利用できます。画面に直接書き込めるので、イラスト制作だけじゃなく、オフィスワークにも活用できます。

  • ペンタブレット「Wacom Intuos Medium ベーシック」の画像

    ペンタブレット「Wacom Intuos Medium ベーシック」

また、「Wacom Intuosシリーズ」は軽くて精密な描き味のペンが付いたペンタブレット。イラストはもちろんですが、写真加工もできます。さらにChromebookにも対応していたり、Android端末とつなげることもできるので自分の環境などに合わせて活用することができますよ。

ワコム製品はプロもクリエイターも愛用するペンタブレットや液晶ペンタブレットなどが多数ラインナップされており、自分自身のスキルや予算に応じて選べます。

***

PIXTAの担当者さん曰く、ストックイラストを始めて1年で約50万円も売り上げるようになったクリエイターもいるとのこと。イラストで副業したい方は、ぜひストックイラストを始めてみては。

「Wacom One 液晶ペンタブレット 13」をチェックする

「Wacom Intuosシリーズ」をチェックする

「ワコムストア」でワコム製品をチェックする

[PR]提供:株式会社ワコム