就職活動に勤しむ大学生のみなさんにとって、欠かせないのが企業調査。しかしながら、いざ調べてみても「残業や休日出勤の実情は?」「社内の人間関係や雰囲気は?」など、本当に知りたいことはインターネット上には見当たらない場合が多いと思います。
そこで今回、数ある業種のなかから「給料が高そうだけど、ノルマがきつそう」「残業が多そう」など、大変なイメージを持たれがちな保険業界について、大学生を対象にしたアンケート調査を実施。
そのアンケート結果から見えてきた、学生のみなさんが抱く「面接ではなかなか聞きづらいけど、本当は知りたい疑問」について、創業129年(※2022年現在)の歴史を持つ、太陽生命保険株式会社の若手社員のおふたりに話をうかがいました。
Q.大学生319人に聞いた保険業界のイメージは?
まずは大学生319人に調査した「保険業界のイメージ」についてのアンケート結果を見ていきましょう。
やはり事前の想定通り、「ノルマがきつそう」というイメージが1番多い結果となりました。次いで、「コミュニケーション力が必要そう」「営業力などのスキルが身につきそう」など、一定以上のスキルが必須な業界だと思われている様子……。
また、ほかにも「計算力を高く求められそう」「離職率が高い」などの意見も挙がっていました。
しかし、「保険会社の仕事内容について知っていますか?」という質問には、7割以上の方が「あまり知らない」もしくは「知らない」と回答しています。
どうやらなんとなくのイメージだけで、保険業界は「ノルマが大変」で、「残業時間が多い」という“激務な仕事だ”という印象を持っている人が多いことがうかがえます。
Q.太陽生命の若手社員のおふたりに実情をインタビュー!
では、実際に保険業界で働いている人たちは、一体どんな仕事をしているのでしょうか。太陽生命保険株式会社で働いている現役社員のおふたりがインタビューに答えてくれました。
「太陽生命保険」とは?
―――まずは、おふたりの仕事内容を教えてください。
私は営業部営業教育課に所属し、全国の営業職員および支社で営業職員へのセールスサポートを担う係長への育成業務を行っております。具体的には全国8,500人の営業職員に対するオンライン朝礼や毎回200人ほどが参加する新人営業職員へのWeb研修のほか、若手支社総合職の営業指導、募集資料・研修教材の作成などです。全営業職員を相手に教育を行うため、責任もやりがいも大きい仕事です。
私は4月より人事部内務教育課に着任し、主に1年目から5年目の若手総合職の教育業務等を担当します。現在は新入社員研修を担当しております。研修を終えた社員はその後、全国の支社に配属になりますし、教える私自身が新入社員の手本にならないといけない分、責任は大きいのですが、やりがいがあります。
―――1日の勤務スケジュールはどのような感じでしょうか。
朝礼を担当する日は8時半までに出社し、9時半からの朝礼に備えます。朝礼が終わった後は朝礼のリハーサルや研修の準備、募集資料の作成などをします。毎日18時から18時半には退社し、残業はほとんどありません。
私もほぼ同じです。研修の準備にもよりますが、毎日19時を目標に家に帰るように心がけています。仕事とプライベートをキチンと切り替えられるのはありがたいです。
―――保険業界を選んだ理由、太陽生命を志望した動機は?
大学生の時にスポーツクラブのフロント業務のアルバイトをしていたのですが、そこで形のない商品を提供することに興味を持ちました。また、太陽生命は入社試験がなく、たくさんの社員の方との面談を重視していて、入社後に自分が働く姿がイメージしやすかったことが非常に大きかったと思います。
私は大学時代に登山サークルに所属していました。登山は命にかかわることもあるので、新入生勧誘時の説明はもちろん、常に人の命と向き合った活動を心がけておりました。就職活動を行うなかで、ご不幸や大変なことが起きてしまったご家庭に、どれだけお役に立てるかを伝え、広める仕事はとても魅力的だと思い、この会社を選びました。
Q.ノルマ、残業……保険業界の気になる疑問を直撃!
―――おふたりとも新入社員の時代があったと思いますが、当時を振り返って大変だったこと、苦労したことを教えて下さい。
私たち内務員は保険営業を直接的に行うわけではなく、実際にセールスを行う営業職員の皆さんの営業推進を行うことが役割です。ただ、やはり契約をいただいて実績を作らないと営業職員の皆さんに説得力をもって話を聞いてもらえません。最初は大変な部分はありましたが、先輩にアドバイスをもらい、なんとか乗り越えました。周りに恵まれていたので、しんどいとか辞めたいとか思うことはありませんでした。
私は単純に「仕事を覚えられない自分」が辛かったですね。ついつい優秀な先輩と比べてしまって落ち込んでしまったり……。人に教える以上、自分のなかに知識としてしっかり入っていないと営業職員の皆さんからの信頼も得られないので、知らないことは自分から進んで尋ねることを心がけました。
よく先輩からは、自分の家族に置き換えて考えてみると提案にも説得力が出てくる、と教えられました。
営業職員の皆さんやお客さまを含め、相手に興味を持って話をするということも大事です。名前を覚えることはもちろん、相手がどんな人なのかを知った上でコミュニケーションをとれば、より話が伝わると思います。
―――今回マイナビニュースが行なったアンケートでは、保険業界のイメージとして「残業が多そう」という回答も多かったのですが、そこはいかがですか?
残業はないわけではありませんが、私の場合はだいたい月に10時間くらいですね。もちろんまったくない月もあります。
また弊社の場合、休日出勤自体がほぼありませんし、休日出勤をした場合でも必ず振替休日を取得します。
―――ーほかに「ノルマがきつそう」という意見もありました。
これはおそらく営業職員の皆さんのイメージが反映されているのかもしれないですね。
営業職員の皆さんの給与は契約の獲得状況によって変動するため、ノルマがきついというイメージを持たれる方が多いのだと思います。ただ、最近では、歩合部分ではなく、固定部分のウェイトを増加させたり、お客さまのフォローに対して報酬を支払う会社が増えるなど、報酬制度を見直す動きがでています。「ノルマがきつそう」というイメージも変わっていくのではないかと思います。
―――「営業力などのスキルが身につきそう」という意見はいかがでしょう。
研修力(人に教えてやる気にさせる)、プレゼン力もしかり。やはり人と接する仕事なので、自ずとそういった能力は身についていくと思います。
あと、コミュニケーション能力も大切ですね。社内営業も含め、自分から積極的にアクションを起こせる人は強いと思います。
―――ではズバリ、お給料についてはいかがでしょうか? 保険業界のお仕事は「給料が高そう」というイメージがある方が多いようです。ただ、一方で「仕事量に対してお給料が低いのでは?」と考えている人もいるみたいです。
Q.人間力を磨くことで広がる将来の選択肢
―――おふたりは仕事のやりがいや、どんなところに充実感を感じますか?
私は現在の部署に来る前に支社で係長をしており、営業職員の皆さんへの研修を担当していました。営業職員の皆さんから、「永田さんの研修のおかげでお客さまとのアポイントが取れた、無事契約につながった」という話を聞いた時はとても嬉しかったですね。
以前、私が担当した70代のご夫婦がいらしたのですが、奥様は認知症保険に入っていただきました。契約から2年程経ったころ、息子様から「母親が認知症を発症してしまったが、給付金によって施設に入ることが出来た」と、ご報告をいただきました。実際、営業をしていると契約、契約となってしまいがちですが、実際にお役に立つことが出来たことを実感するとともに、保険の意味を改めて認識する貴重な経験になりました。
―――仕事に対するモチベーションを維持するには、どのようなことが必要だと思いますか。
私は支社にいた時、朝礼の内容を毎日支社長に提案したり、週に1回は業績に関する取り組みについて相談するように心がけていました。支社の仕事はたくさんあり、何もしなければそのまま毎日が過ぎてしまうので、そこからさらに自分で考えて動くことは大事だと思います。
一口に研修と言っても内容や相手がそれぞれ違うし、その都度変化や工夫を凝らしたりするので、ルーティンのように感じたことはありません。あとは退社して家に帰ったら気持ちをリセットして、仕事のことを一切考えません(笑)。
―――最後に、保険業界を志している、関心を持っている学生のみなさんに贈る言葉をお願いします。
たとえこの業界で働かなくても、生命保険は人生においていつかは関わってくるものではないでしょうか。もし興味があるのなら、早いうちに知っておくことは決して悪いことではないと思います。それから学ぶことが好きな人であれば、保険だけでなく運用や投資、不動産についての勉強も出来る業界だと思うので、好奇心旺盛な方が来てくれると嬉しいです。
生命保険は形の見えない商品ということもあり、それを販売し、また販売する人を増やしていくというのは、自分自身にも魅力がないと出来ないことなので、人間力を磨くことを含め、非常にやりがいがあります。弊社では2017年に定年を65歳まで延長し、継続雇用制度を活用すれば70歳まで働くことが可能になりました。必ずしも長く働く必要はないかもしれませんが、長く働くことを選択できることは、安定感につながると思います。
保険業界を目指している人はもちろん、あまり関心のなかった人にとっても意外な発見があったり、誤って認識していた部分も含め、改めて興味・関心を持ったことと思います。おふたりのコメントは、実際にその業界で働いている人たちの言葉だけあって、とてもリアルな現場の声を聞くことが出来たのではないでしょうか。まさに転ばぬ先の杖。今回の記事が、少しでも大学生のみなさんの就職活動の一助になれば幸いです。
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保険業界に関するイメージアンケート
調査時期: 2022年3月29日(火)~3月30日(水)
調査対象: 18~22歳(大学院生含む)の学生のみ
調査数: 319人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
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[PR]提供:太陽生命保険