SDGsやESGという言葉。一度は聞いたことがある人も多いだろう。世界的な取り組みである「SDGs」は壮大なテーマのようだが、エコバッグや紙ストローを利用することで、わたしたちの生活につながっていることに気づく。そして、環境問題や貧困、少子高齢化など、それぞれの暮らしの中で様々な課題に直面している。まだ知らない、気づいていない課題もあるはずだ。
ヤマハ発動機では、多様な製品やサービスを通じ、ヤマハ発動機らしい形で社会の課題解決に取り組んでいる。その取り組みを紹介している動画が「SDGsムービー FIELD-BORN」だ。人にも環境にも優しい、持続可能で豊かな社会を実現するためにできることとは何か? “ヤマハ発動機の見るSDGs”である「SDGsムービー FIELD-BORN」を通して、知る、気づくことからはじめてみよう。
高齢化が進む地域に加わった「人をつなぐモビリティ」
高齢化が進む広島県福山市鞆の浦地区には、狭い坂道をゆっくり走る乗り物がある。それは「愛する故郷に、あと少しだけ移動の便利さを加えたい」――そんな想いから生まれた、電動モビリティを活用した近距離移動サービスだ。
高齢者率が50%という坂が多い町での移動の困難さを解決へと導いたのは、長年、地域で二次交通を担ってきた地元のタクシー会社、アサヒタクシー株式会社 代表取締役の山田康文氏だ。その想いの原点には「祖母が坂道を上っている後ろ姿がある」と語る。「高齢化が進む町で、何ができるだろうか……。そう考えた時、本業であるタクシーでできることはすべてやる」が答えだった。
高齢者の負担となっていた坂道が多い町での暮らしに、新たな乗り物として登場したグリーンスローモビリティ。通称「グリスロ」。公道をゆっくり走る電動のモビリティは、高齢者や観光客の新たな移動手段として活躍している。ヤマハ発動機では全国での公道実証実験や本格導入への協力活動も多く実施しており、低炭素社会が求められているいま、環境にも優しい乗り物として、さらに注目されるのではないだろうか。
SDGsムービー FIELD-BORN-Vol. 1 人をつなぐモビリティ
奏でる森を育むために。広大な森林を知る方法
広大で深い森が広がる、北海道北見。かつては豊かな天然林が広がっていた。その森からの恵みを得てピアノを製造してきたが、いまでは資源が乏しくなってきている。ヤマハでは未来の音楽の危機を救うため、もう一度森を育て、そこからピアノを作ることに挑戦している。
森林調査を行う、ヤマハ株式会社 材料調達グループ 農学博士の仲井一志氏は、フィールドを大事にしている。「頭で考えているよりも五感で感じるものがある。その場に立つだけで発見がある」からだ。「調査するために、全部歩きたい」という思いがあるが、相手は広大な森。物理的に行けない場所もある。そんな時の森林調査で活躍するのが、空中からのレーザー照射による正確なデータの収集・解析も行える、ヤマハ発動機の産業用無人ヘリコプターだ。この産業用無人ヘリコプターは、農薬散布で使われることが多いが、人の立ち入りが難しい環境での作業も可能にする。運搬や送電線の点検、防災など空中からのソリューション提案で、社会の課題を解決する。この「森林の見える化」も、ヤマハ発動機が提供する空からのソリューションのひとつである。
すべては音楽のため、楽器のため、100年後の未来のため。上空からの新たな取り組みが、未来へとつながっている。
SDGsムービー FIELD-BORN-Vol. 2 奏でる森を育むために
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