フードロス問題や環境問題など、近年国内外問わず多くの社会課題が存在しています。自治体や企業がそれぞれ特色ある取り組みを進める中、4月6日に三菱UFJ信託銀行は個人ユーザーと企業が社会課題解決に資する商品を共創するプロジェクト「Dprime Lab(ディープライム ラボ)」をスタートさせます。一体どのような内容なのでしょうか?

Dprime Labってどんなプロジェクト?

「Dprime Lab」は個人ユーザーと企業が一緒になって、社会課題解決に向けた商品・サービスを創ります。個人ユーザーは、スマートフォンアプリ「Dprimeアプリ」を通してデータを提供。企業はそのデータを商品やサービスの開発に活かします。これにより、企業はユーザーに寄り添った質の高い商品・サービスを生み出せるだけでなく、その商品・サービスが持つ社会的な意味・想いをユーザーと共有することもできるのです。

  • 「Dprime」の仕組みフロー

プロジェクトに参加するには、まずはDprimeアプリをダウンロード。インストール後、自身のデータを登録し、企業からのオファーに同意すれば参加が可能となります。

  • 「Dprime」アプリ画像

今後も三菱UFJ信託銀行は、信託機能と新しいテクノロジーの積極的な活用を通じ、さまざまな社会課題の解決に貢献していきます。

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プロジェクト第1弾はサステナブルビールの開発!

  • AJB Co.ロゴ

ビールは、麦芽や小麦、ホップ、時には風味を出すために柑橘類などの果物を原材料に使って作られます。今回のプロジェクト第1弾で使うのは廃棄予定食材。生産者の人々が心を込めて育ててきたにもかかわらず、何らかの理由で市場に出すことが叶わなかった、おいしい食材です。

味の調整は、「Dprimeアプリ」を通じて個人ユーザーから提供される多様なデータをもとに行い、4種類のサステナブルビール「WASTE 2 BEER」を開発します。三菱UFJ信託銀行 Dprime担当の中田優心氏は「データの活用で、ビールに苦手意識がある方もご自身に合う一杯を見つけてもらいたい」と抱負を語ります。

  • Dprime Labビール

廃棄予定食材のリサーチを担当するのは、ゴミを出さない「0 waste(ゼロウェイスト)」な暮らしを考えるコミュニティ一般社団法人530(ゴミゼロ)。個人ユーザーのデータが反映されたビールを作るだけでなく、フードロス削減にも貢献する新しい試みです。

中田氏も「多様なユーザーデータをもとにレシピを調整していくことで、今までにないクラフトビールが造れるのではないかと考えています」と期待のコメント。プロジェクトに参画したユーザーには、抽選で試作段階のビールが贈られます。

  • 三菱UFJ信託銀行 Dprime担当の中田優心氏

AJB Co. のトーマス氏は、「Dprime Lab」について「商品開発の過程を楽しみながら、参画いただく方々とやり取りを交えることができる新しい試みだと思います」とコメント。「環境問題に配慮した美味しいビールを造り上げるプロセス、その上で生まれるコミュニティを一緒に盛り上げていきたい」と語りました。

  • AJB Co.の創業者で開発担当のトーマス リヴシー氏(左)

ビールが作られるまでのプロセス動画は随時公開。情報を提供した個人ユーザーも、ビール造りに自分のデータがどのように活用されているか、興味を持って動画を見ることができそうです。一般社団法人530(ゴミゼロ)の中村元気氏も、「まずは、今回のプロジェクトや開発過程について、多くの方々に知ってもらうことが大切。その上で自分自身の暮らしや仕事の在り方、今後について見つめ直すことで、問題解決につながる機会や可能性が生まれるのでは」と語っています。

  • 一般社団法人530(ゴミゼロ) の中村元気氏

  • 一般社団法人530(ゴミゼロ)のロゴ

さまざまな熱い思いがこもった今回のプロジェクト。動画ではビールが完成するまでのプロセスだけでなく、今回の開発に関わる人がこのプロジェクトへの想いやこだわりを語るインタビューも公開しています。

  • 動画キャプチャ

Dprime Labプロセス動画へ

サステナブルビール「WASTE 2 BEER」の開発状況も随時発信!

「WASTE 2 BEER」を開発するプロジェクト第1弾は、4月6日~5月12日まで参加者を「Dprimeアプリ」で募集。5月~6月の間に、参加者のデータと廃棄食材を活かしたレシピの調整を行います。6月にはパイロット版を参加者に抽選で配布。アンケートの声をもとに味を調整し、8月に最終版が完成となる予定です。完成後には、試飲イベントも予定しています。 ※新型コロナウイルスの感染状況によって行わない可能性もございます。

  • 今後のスケジュール

進捗状況は、Dprime Labのホームページや、Dprime公式Twitterアカウントでも随時公開。プロセス動画も配信予定です。ビールが好きな人やフードロス問題に貢献したい人、サステナブルな暮らしに興味がある方はぜひ、「Dprimeアプリ」でプロジェクトに参加してみませんか。

Dprime Lab HP

Dprime Lab HP 第一弾AJB Co. Lab

Dprime Labプロセス動画

Dprime公式Twitterアカウント

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