ライブ配信が身近になり、今や誰もがライバー(配信者)になれる時代。配信ジャンルは広がり続けており、その場でイラストを描きながら配信するクリエイターも登場しました。
今回はライブ配信アプリ「17LIVE(ワンセブンライブ)」で毎日配信をしているクリエイター/イラストレーターのくぜさえさんにインタビュー。日々のタイムスケジュールや、ライバーになったきっかけなどを伺いました。
▼くぜさえさんプロフィール
ポップでカラフルな絵柄が人気なクリエイター/イラストレーター。KRAP(クラップ)名義でも活動中。フジテレビ『エモろん~この論文、エモくない!?』ロゴ制作などを担当。ライブ配信やSNSでの発信にも力を入れており、第1回「17 Moment Award」などを受賞した。「イラスト×ライブ配信」で唯一無二の存在になることを目指している。
DAY TIME
仕事の秘訣は「自分のペースを大事にすること」
「イラスト×ライブ配信」という新たな方法で人気を集めているくぜさえさん。イラストの仕事をこなしつつ、毎晩約2時間の配信をする……とハードな毎日ですが、1日をどのように過ごしているのでしょうか。
実は朝は苦手で……早くて10時頃に起きています |
意外にも朝はスロースタート。朝ご飯は食べないタイプとのことで、そのまま仕事に取りかかります。イラストを描くだけでなく、グッズの入稿作業や外部との交渉などもすべて一人で行っているくぜさえさん。あっという間に時間が過ぎていき、お昼ご飯は14時頃に食べることが多いとか。
基本的に休日という概念がないので、平日も週末も起きている間はずっと仕事をしているかもしれません。絵で売れるためには工夫や努力も必要なので、常に『次はどんな新しいことをしようかな』と考えています。でも、途中で休憩をとりながら自分のペースで進めているので、楽しく取り組めています |
ランチタイムを挟んだら再び仕事。20時頃に夕食をとり、ライブ配信に備えます。
NIGHT
「17LIVE」で毎日ライブ配信中。始めたきっかけは
21時から22時を目安に「17LIVE」でライブ配信をスタート。リスナーさんからのコメントに即座に反応しながら、イラストを描いていきます。
ライブ配信ではひとつのことだけに集中しすぎないようにしています。描くことだけに熱中してしまうとトークができませんし、コメントだけを見ていたらイラスト配信として成立しなくなってしまいます。しゃべる担当と描く担当がそれぞれいたらいいのに(笑)。でも、トークの内容はあまり難しく考えていなくて、自然体で話すようにしています |
配信後は好きなお笑い番組や、SNSを見てリラックス。就寝時間は午前2時や3時になることが多いそうです。
くぜさえさんが「17LIVE」で配信を始めたのは2018年の春。「17LIVE」で配信を始める前は、バイトをしながらSNSでのイラスト発表やグッズ製作をしていたくぜさえさん。「とにかく時間を有効に使いたい」とライブ配信に挑戦したそうです。
バイトの時間や移動時間がもったいなくて。なんとかしてイラストレーターとしての活動に時間を使えないものかと考えていました。イラストを描きつつ、イラストレーターとしての知名度を上げるために選んだ手段がライブ配信です |
最初はリスナーさんが数人しかいなくて。もっと告知をしなければと思い、もともと私のイラストを知ってくださっているファンの方に声をかけたり、先輩ライバーさんとの交流に参加したりしてつながりを増やしていきました。初期から支えてくださっている方はもちろん、ライブ配信やSNSを通して私のイラストを知ってくれる方も増えて嬉しいです |
SNSとはひと味違う「リアルタイム感のある交流」もライブ配信の魅力。くぜさえさんも、ファンとの交流が活動の励みになっているそうです。
描いている絵に対して『かわいい』『好き』などの感想がすぐに返ってきて嬉しいです。質問のやりとりも気軽にできますし、SNSと比べてよりダイレクトに反応をいただける気がします |
グッズ販売を手がける企業と17LIVEのコラボイベントがきっかけとなり、実際にライブ配信で制作したイラストをグッズ化して販売することも。想像以上に反響があったと振り返ります。
制作過程や完成したグッズを配信で紹介したとき、想像以上に売り上げが伸びて驚きました。制作中にリスナーさんもコメントできるので、きっと一緒にグッズを育てた実感が持てるのだと思います |
MOTIVATION
「笑顔になってくれる人を増やしたい」
ライブ配信を続けながら、イラストレーターとして活動の幅を広げているくぜさえさん。普段はどのようなことを心がけているのでしょうか。
自分が楽しくなるように、何事もあまり考えすぎないようにしています(笑)。イラストのコンセプトも“見ていて楽しくなる絵”なんです |
目指しているのは、ひと目見ただけで心が楽しくなるイラスト。そんな目標を持ったきっかけは、ライブペイント会場で耳に入った一言だったそうです。
SUMMER SONIC(サマソニ)で初めてライブペイントをしたとき、通りすがりの方が『見ていて楽しくなる絵だね』と言ってくれたんです。これまでまったく接点のなかった初対面の人が『楽しい』と言ってくれたとき、『目指すならこれだ!』と思いました。あのときみたいな人を増やしたい、と活動を続けています |
くぜさえさんがイラストのコンセプトにしている楽しさは、ライブ配信でも同じ。これからライブ配信を始めようと思っている人にも、「まずは楽しく取り組んでほしい」と語ります。
自分らしく、楽しく配信することが一番です。自分のやりたいことをテーマにして、無理せず続けてほしいです |
今年で5年目に突入し、「17LIVE」でも高い知名度を誇るくぜさえさんのライブ配信。改めて振り返ると、「継続したからこそ、ここまで来られた」そうです。
「最初の2年間は、あまり自信が持てないまま配信をしていたんです。それでも毎日続けようと決めていたので、とにかく楽しむことを忘れないようにしながら継続していきました。3年経ってようやく、『本当に唯一無二の存在になれるかもしれない』と、目標に向かっていく自信がついたかもしれません。リスナーさんがぐっと増えて、ライブ配信も表現の武器にできると実感を持つことができました」
今後の目標を尋ねると「一人でも多くの人を笑顔にできたら」と語ってくれたくぜさえさん。イラストレーターライバーの存在がより広まっていくよう、これからも挑戦を続けていきます。
イラストレーターライバーの存在自体を知らない人もまだまだ山ほどいると思うので、『こんなにおもしろいコンテンツがあるんだよ!』と自信を持って広めていきたいです |
くぜさえさんが夢を実現するために行動できているのも「17LIVEで自信をつけたからこそ」だとか。配信やSNSでの活動がきっかけで、仕事や人との縁も広がっているようです。
テレビ番組のロゴを担当させていただけたときは本当に嬉しかったです。今後も大勢の目につく場所のアートワークを描きたいと思っています。また、初めての全国展開グッズとして7月にはカプセルトイも発売されることになりました! 私のイラストを見て、心の片隅のほんの一部でもいいので、ふわっと和む気持ちになってほしいです |
4月2日(土)、3日(日)には、「17LIVE」でも活躍する画家・冨永ボンドさんとの合同個展が決定。画材や絵柄はまったく異なるものの、「アートを身近に感じてもらいたい」との気持ちは共通しています。
冨永ボンドさんとは『17LIVE』で知り合ったのですが、その後共通の知人がいるとわかって意気投合しました。交流している内にボンドさんはまだ東京で個展を開いたことがないとわかって。お互いに共通のリスナーさんもいるので、『せっかくなら一緒にやりましょう!』と開催が決まりました。2人のイラストで化学反応が起こって、新たなおもしろさが生まれるのではとワクワクしています |
「冨永ボンド× KRAP 合同個展」は原宿・Chromatic Galleryで開催予定。冨永ボンドさん、くぜさえさんは2日間とも会場に滞在するため、直接感想や応援を伝えてみては。
敷居が高いイメージのあるアートですが、「難しいことはわからなくてもいいと思います」と、くぜさえさん。堅苦しく考えず、気軽に配信を楽しめばいいと伝えてくれました。
イラストを見て『なんかいいなあ』と思ってくれるだけで嬉しいです。ライブ配信を通して、アートを少しでも身近に感じてもらいたいです |
くぜさえさんも毎日配信中!
「17LIVE」とは
くぜさえさんも毎日配信している「17LIVE」は、誰もがライブ配信を楽しめるプラットホーム。イラストやトーク、音楽など幅広いジャンルのライブ配信を視聴できるだけでなく、プロ・アマ問わず誰でも配信を始められます。配信時差が少ないため、ライバーとリスナーのコミュニケーションもスムーズです。
西川貴教さんやDJ KOOさんをはじめとするタレントの配信や、有名アーティストの公演を現地から独占無料配信することも。「17LIVE」だけでしか楽しめないコンテンツが多数用意されています。
また、「17LIVE」には「認証ライバー」制度があり、初めて視聴する人も質の高いライブ配信にすぐたどり着けるでしょう。ライバー自身も、「17LIVE」と直接契約することで講習会などの教育制度を受けられます。ライバーとして成長したい方であれば、どなたでも申請可能となっているようです!
「17LIVE」を利用する方法は、アプリをダウンロードしてユーザー名とパスワードを設定するだけ。基本無料で使えるので、気になった方はぜひ試してみてください。
[PR]提供:17LIVE