『CSI』といえば、全米や日本だけでなく、世界中で大ヒットしたドラマシリーズとして、海外ドラマファンでなくても一度は名前を聞いたことがある人気&ロングシリーズ。
しかし、シリーズ終了から6年以上も経ってしまったこともあり、結局どんな話なのかは知らなかったり、「今さら見るのはハードルが……」と後ろ向きの人もいるのではないだろうか?
そこで今回は、“今さら聞けない”超初心者でも分かる『CSI』の魅力や、4月からWOWOWで日本初放送・配信となる最新シリーズ『CSI:ベガス』と併せて、今だからこそ新たに『CSI』シリーズを楽しむ方法を解説したい。
伝説の犯罪捜査ドラマ『CSI:科学捜査班』から始まった『CSI』シリーズとは?
『トップガン』シリーズや『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズといった作品を手がけたハリウッドのヒットメーカー、ジェリー・ブラッカイマーが製作総指揮を務める『CSI』シリーズ。
2000年に全米CBSで放送スタートした『CSI』シリーズは、「21世紀に最も見られたテレビドラマ」の一つとも呼ばれる。全米視聴率No.1にも輝いた『CSI:科学捜査班』から始まり、『CSI:マイアミ』、『CSI:ニューヨーク』、『CSI:サイバー』と2016年までに4作品が制作されるなど、日本ではすべてWOWOWで日本初登場して話題を呼び、2000年代の海外ドラマブームを牽引した世界的に絶大な人気を誇るシリーズだ。
『CSI』シリーズの大きな特徴は、CSI(Crime Scene Investigation)という科学捜査班を主人公とした犯罪捜査ドラマであることと、斬新な映像表現。
まず、犯罪捜査ドラマの主人公は刑事や警察官というのが定番だが、『CSI』シリーズは日本でいうところの「警察の鑑識課」に相当する捜査官たちを主人公としている。そのため、様々な分野のスペシャリストが、最新科学とハイテク機器を用いたリアルを感じさせる捜査方法で事件を解決していく、新しい犯罪捜査ドラマに仕立てられているのだ。
そして、ハイテク捜査による分析の過程や、科学捜査によって解明される事件発生時の再現映像はCGなどで表される。今までに見たことがないクール&スタイリッシュな映像表現は今見ても色あせず、これだけでも一見の価値ありというくらい視覚的にもドラマを盛り上げてくれている。
CSIにフィーチャーするという作風は、その後の犯罪捜査ドラマにも大きな影響を与えた。そればかりか、CSIに憧れて法医学を学ぼうとする学生が全米で急増したり、陪審員が科学捜査の知識を多く得たことで裁判に影響が出てしまったりと、「CSI効果」という言葉が生まれるほどの社会現象を生み出した伝説のドラマシリーズなのだ。
一方で、基本的に一話完結のドラマであることから、どのエピソードから見ても楽しめる構成となっているのも、今なお愛され続けている一因だろう。好きなキャラクターが活躍したりゲストスターが登場したりするエピソードをセレクトして見るなど、いろいろな楽しみ方ができるので、熱心なファンだけでなく新規の視聴者でも見やすい作りとなっている。
元祖にしてシリーズの頂点! 本家『CSI:科学捜査班』の魅力
その伝説的ドラマシリーズのフォーマットを作り上げたのが、シリーズ第1弾の『CSI:科学捜査班』だ。豪華絢爛で欲望がうごめくギャンブルとエンタメの街・ラスベガスを舞台に、連続殺人事件や裏社会で起こる凶悪犯罪、カジノやエンタメショーが関わる一風変わった事件などが次々と発生。土地柄を活かしたユニークでバラエティに富んだ事件に、ラスベガス市警のCSIチームが挑む物語となっている。
ドラマの面白さをより決定づけたのは、個性豊かどころか、豊かすぎるといっても過言ではない捜査官たちがあってこそだ。主任としてチームをまとめるのは、ギル・グリッソム(ウィリアム・ピーターセン)。専門分野は昆虫学で、ラスベガス市警のCSIを「全米一」といわれるまでにした優秀な人物で人望も厚い。だが、昆虫が好きすぎて人づきあいは苦手という、性格に難ありの変わり者。
チームメンバーには、要素・元素分析が専門で、完璧主義者かつ負けず嫌いでサバサバした性格の才女、サラ・サイドル(ジョージャ・フォックス)。血痕分析を専門とするキャサリン・ウィロウズ(マージ・ヘルゲンバーガー)は、父親がカジノ王で母親が元ストリッパーという異色の経歴を持ち、グリッソムの右腕という実力者だ。毛根・繊維分析を専門とするニック・ストークス(ジョージ・イーズ)は、警官からCSIへと異動したナイスガイにしてチームのムードメーカー的存在。オーディオ・ビジュアル分析が専門のウォリック・ブラウン(ゲイリー・ドゥーダン)は、優秀だがギャンブル依存症でトラブルに巻き込まれがちという一面も。
このほかにも書ききれないほどの魅力的なキャラクターが勢揃いしており、全15シーズンに及ぶ歴史が作り上げたキャラクター描写も秀逸。捜査官たちの内面や背景がシーズンを増すごとに深掘りされ、様々な人間模様や出会いと別れなどをたっぷりと描いたことにより、世界中の海外ドラマファンを虜にしているのだ。
マイアミ、ニューヨーク、そして全米が舞台に! スピンオフで広がる『CSI』シリーズ
さらに、『CSI:科学捜査班』の人気を受けて、ドラマの基本フォーマットを活かしつつ、舞台を変えて新しいドラマシリーズを制作するフランチャイズ方式がとられることに。2002年に『CSI:マイアミ』、2004年に『CSI:ニューヨーク』、2015年に『CSI:サイバー』というスピンオフ作品が誕生した。
それぞれの舞台特有の地域性を盛り込んだ、バラエティ豊かでユニークな事件の数々。また、ハリウッドでも人気の豪華スターを配し、『CSI:科学捜査班』に負けず劣らずの魅力的な捜査官たちが続々と登場する。
特に『CSI:マイアミ』、『CSI:ニューヨーク』は本家と同じく大ヒットとなり、シリーズ内でのクロスオーバーや3作品同時の合同捜査などによって世界観に広がりを見せることで、『CSI』シリーズの人気を不動のものとしたのだ。
新シリーズにして待望の続編『CSI:ベガス』が、WOWOWでついに日本初上陸!
しかし、惜しまれつつも『CSI』シリーズはいったん2016年に終了。もう新シリーズは見られないのかと世界中のファンが落胆したが、最新作『CSI:ベガス』の制作が決定したことで再び歓喜に包まれた。しかも、タイトルのとおり、始まりの街・ラスベガスを舞台とした『CSI:科学捜査班』の続編にして最新シリーズとなっているのだ。
あらすじ
視力の衰えにより、引退して余生を送っていた元警部のジム・ブラス。ある日、ブラスが自宅で料理をしていると、見知らぬ男が侵入して襲いかかってきた。 男はブラスによって射殺されたが、古い100ドル紙幣を数枚所持。それは1990年代半ば、「ラッキー」と名乗る誘拐犯に身代金として支払われたものだった。事件当時、ブラスはその捜査にかかわっていたがラッキーの逮捕には至らなかった。
そこで、ラスベガス市警のCSI主任であるマキシン・ロビー(通称・マックス)は、ブラス襲撃を聞いて駆けつけたサラ・サイドルとともに捜査を始める。しかしその矢先、謎の人物から「ブラスは始まり」というメッセージが届く。
主演は、CSI主任でDNA分析の専門家、マックスを演じるポーラ・ニューサム。そのほかに、血痕分析を得意とするジョシュア・フォルサム役のマット・ローリア、法医学や考古学に強いアリー・ラジャーン役のマンディープ・ディロンが新規キャストとして名を連ねる。
さらに、スピンオフではなく『CSI:科学捜査班』の続編でもあるため、ギル・グリッソムやサラ・サイドル、CSI分析官だったデヴィッド・ホッジス(ウォレス・ランガム)、警部だったジム・ブラス(ポール・ギルフォイル)といった『CSI:科学捜査班』を支えた人気レギュラーも再登場する。
オリジナルキャラクターのその後や、新キャラとのコラボレーションはどのようになるのか。進化した最先端の科学捜査も見逃せないものとなっており、早くもシーズン2への更新が決定しているだけに、期待もいやおうなしに上がるというものだ。
その超話題作である『CSI:ベガス』が、ついに日本でも4月3日(日)からWOWOWにて放送・配信! しかも、吹替版海外ドラマのクオリティにも定評のあるWOWOWだけに、オリジナルキャラクターの声も人気・実力を兼ね備えた声優陣が担当する。グリッソムを野島昭生、サラを浅野まゆみ、ホッジスを咲野俊介、ブラスを麦人が続投するほか、新キャラクターのマキシンを唐沢潤、ジョシュアを小野大輔、アリーを早見沙織が演じるとなると、放送を待ちきれないファンも多いだろう。
関連番組も放送! 『CSI:科学捜査班』から見たいなら「WOWOWオンデマンド」がオススメ!
さらに、『CSI:ベガス』の放送に先駆けて、『「CSI:ベガス」放送直前!「CSI:科学捜査班」ベストエピソード特集』も放送。
WOWOWのコンテンツをテレビだけでなくPCやスマホ、タブレットで視聴できるサービス「WOWOWオンデマンド」では、『CSI:ベガス』放送に併せて、『CSI:科学捜査班』全15シーズン+最終章も配信中となっている。
実はまだ『CSI:科学捜査班』を見たことがないという方も、今なら「WOWOWオンデマンド」で『CSI:科学捜査班』シリーズを一挙に楽しめる! そして、今から『CSI:科学捜査班』シリーズを見れば、満を持して最新シリーズ『CSI:ベガス』の放送・配信スタートを迎えられるのだ。
「WOWOWオンデマンド」は、ライフスタイルに合わせて、好きなときに好きな場所で好きなだけコンテンツが見られるサービス。そのため、基本一話完結の犯罪捜査ドラマで、どのエピソードから見ても楽しめる『CSI:科学捜査班』とは相性バッチリだろう。字幕版・吹替版の両方が揃っており、好みに合わせて視聴できる。
今回の特集で興味が湧いた人や、気になっていたけど今まで敬遠していた人、ちょっと振り返ってみたいという熱心なファンも、今が絶好のチャンス! 配信経由で申し込むと、申し込んだ月内であればいつでも解約できる無料トライアルを実施中だ。ぜひ「WOWOWオンデマンド」を活用しながら『CSI』シリーズを楽しんでほしい。
▼放送・配信情報
『CSI:ベガス』
『CSI:ベガス』
4月3日(日)放送・配信スタート(全10話、二カ国語版/字幕版)
毎週日曜 午後9:00~(二カ国語版)
毎週水曜 午後0:00~(二カ国語版/再放送)
毎週土曜 午前11:00~(字幕版)
視聴するなら
【第1話無料放送】WOWOWプライム
【無料トライアル実施中】WOWOWオンデマンド
▼関連番組
『CSI:ベガス』放送直前!『CSI:科学捜査班』ベストエピソード特集
4月2日(土)午後4:00~
4月3日(日)午後4:00~
視聴するなら
WOWOWプライム
最新作『CSI:ベガス』放送決定!『CSI:科学捜査班』全15シーズン+最終章
視聴するなら
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