マウスコンピューターは最新の第12世代「Intel Core i7-12700」を搭載したデスクトップPC「DAIV Z7」を1月12日に発売した。Intel Core i7-12700は、第12世代(Alder Lake)のプロセッサーで、パフォーマンスを重視する8基の「Performance-cores」と、電力効率を重視する4基の「Efficient-cores」が組み合わされており、スレッド数は20。利用状況に応じてコアを組み合わせることにより、最適なパフォーマンス、電力効率を発揮する。今回「DAIV Z7」の実機を借用したので、スペック、外観、内部構造、パフォーマンスなどについて細かくチェックしていこう。

  • マウスコンピューター「DAIV Z7」252,780円(税込)~

「DAIV Z7」の詳細はコチラ

CPU、グラフィックスボードは固定、メモリ、ストレージは自由に選べる

本機の標準構成は1モデル。OSは「Windows 11 Home 64ビット」、CPUは「Intel Core i7-12700プロセッサー」(12コア[P-cores×8、E-cores×4]/20スレッド、P-cores:2.10~4.90GHz、E-cores:1.60~3.60GHz)、グラフィックスボードは「GeForce RTX 3060(GDDR6 12GB)」を採用。メモリは32GB(DDR4-3200 DIMM、16GB×2、最大64GB)、ストレージは512GB(NVMe Gen4 x4接続、SAMSUNG PM9A1)と2TB HDDを搭載する。

マウスコンピューターの直販サイトで購入する際にはカスタマイズが可能。CPUとグラフィックスボードは固定だが、OSはWindows 11 Home 64ビット/ Windows 11 Pro 64ビット、メモリは32GB/64GB、SSDは512GB/1TB/1TB×2/2TB(M.2 PCI Express 接続)、2TB (PCIe Gen4 x4接続、SAMSUNG PM9A1)/ 2TB×2、HDDは2TB/4TB/6TB/8TB(Seagate製IronWolfを用意)、光学ドライブはなし/DVDスーパーマルチドライブ/Blu-rayディスクドライブ、電源は700W/800W/850W/1000W/1200Wなどから選択できる。またPC周辺機器類も同時に購入可能だ。

キーボードやマウスは同梱されていないが、キーボードは880~9,790円(税込)の価格帯で6製品、マウスは880~12,760円(税込)の価格帯で8製品がラインナップされている。用途やデスクスペースに応じた最適な一台を選べるわけだ。

  • 「DAIV Z7」のスペックはバランスがいい。ただ、動画編集用途に利用するならM.2 SSDを1TB以上にカスタマイズすることをオススメする

クリエイター向けに最大40GbpsのThunderbolt 4×2を標準装備

DAIV Z7」の本体サイズは約190×501×490mm(突起物含む)、重量は約11.5kg。インタフェースは、Thunderbolt 4(背面×2)、USB Type-C 3.2(背面×1)、USB Type-A 3.0(前面×2、背面×4)、USB 2.0(背面×2)、HDMI(背面×1)、DisplayPort(背面×3)、2.5GBASE-T対応有線LAN端子(背面×1)、マイク入力/モノラル(前面×1)、ヘッドフォン出力(前面×1)、マイク入力(背面×1)、ラインイン(背面×1)、ラインアウト(背面×1)、リアスピーカー(背面×1)、センター・サブウーファー(背面×1)、SPDIF/オプティカル/角型(背面×1)と豊富に用意されている。

クリエイター向けPCならではの装備が、最大40Gbpsの伝送速度を備えるThunderbolt 4。標準で「Thunderbolt 4 拡張カード」が装着されている。モバイルストレージ内のデータを高速にやり取りする際に重宝するはずだ。

また、本機のボディは、上部にハンドル、底部にキャスターが付いており、スタジオなどでの移動が手軽で、また前面パネルも簡単に取り外せるので光学ドライブにアクセスしやすく、前面冷却口のクリーニングも容易だ。使い勝手という点でもクリエイターの現場の声に応えた仕様となっている。

  • 本体前面。上部には持ち上げやすいハンドルが装備されている

  • 本体背面。底面後部にはスタジオなどで移動する際に便利なキャスターが標準で装着されている

  • 本体右側面。クリエイター向けハイパフォーマンスPCであることを表す「DAIV」(Dynamic Approach Imagery of Visual)のロゴが飾られている

  • 本体左側面。グラフィックスボードを効率的に冷やすための吸気ファンが透けて見える

  • 前面。左から、マイク入力/モノラル×1、ヘッドフォン出力×1、USB Type-A 3.0×2、電源スイッチ×1を配置。電源スイッチは右に回すとオンオフができる

  • 背面。左上から、USB Type-A 3.0×2、USB 2.0×2、USB Type-C 3.2×1、USB Type-A 3.0×2、2.5GBASE-T対応有線LAN端子×1、SPDIF/オプティカル/角型×1、リアスピーカー×1、センター・サブウーファー×1、マイク入力×1、ラインアウト×1、ラインイン×1、HDMI×1、DisplayPort×3、Thunderbolt 4×2を用意

  • 前面上部はマグネット式の脱着型フロントパネル、前面下部はツメで固定した脱着型フロントパネル。光学ドライブへのアクセスも、前面冷却口のクリーニングも容易だ

  • パッケージには本体以外に、電源ケーブル、DisplayPortケーブル、説明書類が同梱

  • 説明書は、製品仕様、ファーストステップガイド、Thunderbolt 4ご利用案内、サポートマニュアルが入っている