常識に従うか、逆らうか。マセラティギブリの3モデルを紹介 – プレゼントキャンペーン実施中

イタリアの名門自動車メーカー「マセラティ」。その歴史は古く、創業したのは1914年、北イタリアのボローニャがその地となります。

高級スポーツカーブランドとなった現在、マセラティが製造するのは、セダン（クアトロポルテ含む）、SUV、スーパーカーの3タイプ。今回紹介するのは2種類あるセダンタイプの中でギブリの最新モデルたちです。

「ギブリ」ってどんなクルマ?

初代ギブリは、1966年の伊トリノモーターショーでワールドプレミアされたスポーツモデルで、シャープなロングノーズにリトラクタブル式ヘッドライト、2＋2のファストバックという流麗なスタイルを持ち、これを手掛けたのは当時20代だった新進気鋭のカー・デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロでした。

衝撃的かつラグジュアリーなスタイルや、革新的なテクノロジー、刺激的なパフォーマンス、クラフトマンシップという初代が持つスピリットは、最新のギブリにも遺憾なく引き継がれていて、クルマ好きのハートを捉え続けているのです。

2013年にモデルコード「M157」としてデビューした現行ギブリは、Eセグメントに属する高級スポーツセダンとして仕上げられています。ハイレベルな内外装をキープしつつ、ベースモデルで1,000万円を切るという戦略的な価格設定にしたことが功を奏し、すぐに同社の主力モデルに成長しました。

「効率ばかりが求められがちな世界の中でひと際異彩を放ち、どんな時も心を震わす体験をもたらすクルマ」と自らが謳うギブリには、“ギブリコレクション”と呼ばれる最新モデルがラインアップされています。各モデルが持つ特徴を、早速紹介していきましょう。

580馬力の最高峰スポーツセダン、ギブリトロフェオ

2021年からラインアップに加わった「トロフェオ」の心臓部である排気量3.8リッターのV8ツインターボエンジンは、マセラティが設計し、イタリアのマラネッロに工場を持つあのフェラーリが組み立てを担当しているのです。

最高出力580馬力/6,750rpm、最大トルク730N･m/2,250-5,250rpmという圧倒的なハイパワーを発揮し、後輪駆動によるそのパフォーマンスは0-100km/h加速4.3秒、トップスピード326km/hを公称。マセラティ史上最速のセダンという性能を誇っています。

「The Art of Fast(スピードとアートの融合)」を標榜するトロフェオは、サーキットで生まれ、グランドツーリングカーの快適性とタイムレスな美しさに磨きがかけられたクルマです。

ハイブリッドモデル第1弾、ギブリハイブリッド

「電動化」に取り組むことが自動車業界にかかせない昨今。“革新“と“テクノロジー”をキーワードにハイパフォーマンスカーの開発に取り組んできたマセラティが2020年に出した答えが、ギブリハイブリッドです。

マセラティ･イノベーションラボが開発した新型パワートレーンは、排気量2.0リッターの直列4気筒ターボエンジンに、ベルト駆動のスターター兼ジェネレーターと、eブースターと呼ばれる電動スーパーチャージャーを組み合わせたいわゆる48VのMHEV(マイルドハイブリッド)システム。最高出力330馬力、最大トルク450N･mを発生し、後輪を駆動して0-100km/h加速5.7秒、最高速度255kmというパフォーマンスを発揮します。

マセラティ初のハイブリッドモデルとなったこちらは、ディーゼルより速く、ガソリンより環境に優しいクルマだといえるのです。