密を避けられて、健康にも良い自転車。
レジャーとしても楽しめることから、世界的にも人気が高まっています。コロナ禍で気分転換にサイクリングを始めたという人も少なくないのでは?
そこで今回はそんなサイクリングの魅力を体感しようと、「瀬戸内しまなみ海道(以下、しまなみ海道)」の中に位置する「生口島」にやってきました。
「サイクリストの聖地」とも称されるしまなみ海道を、サイクリングビギナーの2人、お松さんとわたくし広島のタウン情報ウェブマガジン「ペコマガ」編集長の市川梅が巡ってレポートしていきますよ!
しまなみ海道サイクリングの舞台、
生口島の特徴や魅力とは?
広島県尾道市から愛媛県今治市までを繋ぐしまなみ海道。生口島は、その「しまなみ海道」を尾道から進んで3つ目にあるレモンとアートの島です。
島1周約23kmのなだらかな地はサイクリング初心者でも楽しみやすいので、生口島内では初心者から上級者までさまざまなサイクリストに遭遇します。
今回はそんな生口島で、瀬戸田グルメと島中のアートオブジェを巡るコースを巡っていきましょう!
いざ、しまなみ海道サイクリング旅へ!
島中アートの生口島を周遊!
フォトジェニックな自転車旅
生口島の海の玄関口の1つ、瀬戸田港から出発です!
今日は最高にサイクリング日和な快晴!
生口島の青い空と海、周りに見える緑豊かな自然に囲まれて……
いい1日になりそうな予感しかしません、
ありがとうございます!
旅のお供となる自転車は「サンライズ糸山」さんよりお借りした、ジャイアントのクロスバイク「ESCAPE RX 3」とミヤタのE-BIKE「CRUISE(クルーズ)」です。
ジャイアントのクロスバイクは、見るからにスタイリッシュ!
スポーティークロスバイクの王道とも呼ばれる自転車だそうで、それにすぐ納得。
アルミのフレームがとっても軽くて、コンフォートサドルで快適な乗り心地だから、初心者サイクリストにもぴったり!
ミヤタのE-BIKE「クルーズ」は、パッと見た瞬間にびっくり!
「え?これが電動アシスト自転車??」
そう思ってしまったほどのシュッとしたフォルム……!カッコイイ。
わたしは初めてE-BIKEに乗るのですが、その乗り心地や軽さはどんな感じなのでしょう?
さっそく自転車にまたがり、島のアートスポットを目指して、れっつごー!
生口島サイクリングで巡る
おすすめの13スポット
島ごと美術館「風の中で」
最初にやってきたのは、「瀬戸田町観光案内所」横の広場内にある「風の中で」。サックスをモチーフにしたアートで、まるで生口島の風がこの作品を通って音色を奏でていくよう。
初っ端からロマンチックな気持ちになりました!
この解釈が合っているのかはわかりませんが、きっと受け取り方は自由なはず(笑)。
島ごと美術館「一羽の鳥の為に」
「風の中で」の隣には「一羽の鳥の為に」というアートが。
1番先の方に鳥がとまっているようなつくりになっています。
鳥がここにとまるまでに、いろんな食物連鎖があったのをこう表しているのでしょうかねえ?
すぐそばには生口島の名産レモンのオブジェも。
黒板があったので、旅の思い出に自分たちのアートを刻みます!
どうでしょう?
お松さんの描いた自転車がいい感じ。
わたしも、レモンには自信があります!
ちゃっかり顔出しパネルでも記念撮影。
もうすでに楽しさマックスです!
テンションが上がっている理由は、もちろん自転車のおかげでもあります!
とってもスイスイ!
クルーズには「ECO・NORMAL・HIGH」の3段階の電動アシストモードがあるんですが、なだらかな生口島を走るにはECOモードでも十分すぎるほどのパワーがあります!
どんどん進むぞー!
レモンカフェ 汐待亭
体力は有り余っていますが、喉が渇いたのとお腹が空いたこともあって、しおまち商店街にある「レモンカフェ 汐待亭」さんにやって参りました!
こちらはランチとカフェ、そしてスポーツ自転車の販売・修理・カスタムをされているお店。
生口島・瀬戸田産の自然農法のレモン使ったメニューが中心で、ご当地の味をぞんぶんに堪能することができます。
風が通って気持ちいい店内は、レトロでお洒落な雰囲気♪
この素敵な雰囲気の中、コロナ渦以前は音楽ライブや街コンなんかも行われていたそうです!
また開催される日が待ち遠しくなりますよね。
さっそくランチとドリンクとスイーツを注文♪
やってきたお料理がもう見た目と香りだけで美味しくって、思わず笑みがこぼれます。
ランチは名前に惹かれて「瀬戸田レモンバターチキンカレー」をオーダー。 レモンスライスにレモン型の白米、そしてゴロゴロのチキンが食欲をそそります。
ドリンクがこれまたどれも美味しそう。
欲張って3つも頼んでしまいましたが、サイクリストには水分補給が必須だと思うので、ナイスチョイスということにしましょう!
バターチキンカレーは、瀬戸田レモンとトマトの酸味が絶妙で爽やかな味!
ちょっとピリ辛のスパイス感が、サイクリングで火照った身体に心地よいですねえ。
ドリンクも美味しいのなんの!
ほどよい酸っぱさと、しっかりとしたレモンの甘み♪
瀬戸田レモンの美味しさを全面に味わえて最高です。
そしてスイーツには「揚げレモンケーキパフェ」を♪
上に乗っているレモンケーキは、生口島にある老舗菓子店「瀬戸田梅月堂」のもので、揚げレモンケーキとして食べられるのはここだけなのだそうです!
揚げレモンケーキ、持っただけでわかるサクサク感。
ひと口食べると……
美味しいー!
外はサクサクなのに、中はしっとり!生地にはレモンピールが練り込んであって、中心にはとろっとした甘酸っぱいレモンジュレが♪
1番下にはカカオムースが入っていて、最後まで美味しくいただけるパフェでした!
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お腹を満たしたところで、次なるスポットへ向かいます!
島ごと美術館「地上と地下の間で」
芝生の真ん中にポツンと透明なボックスが。
「地上と地下の間で」というアートです。電話ボックス4つくらいの大きさがあって、作品名の通り、地上と地下の間が見えますよ。
隣には、昔図書館として海を渡っていたという船も。
中を覗き込んでみると、本がズラッと並んでいたり、運行表のようなものが見えたり。当時のまま展示してあるみたいで、趣があります。
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「地上と地下の間で」を後にし、次なるスポットへ。
生口島の全長が約23kmって聞いて「1周意外と遠いのでは……」と思ったけど、まったく遠くない。秒で駆け抜けられそう(笑)。
ちょっと盛りましたが、そのくらい自転車が快適&絶好調すぎて、どこまででも行けそうな気持ちにさせてくれるのです♪
しまなみドルチェ 本店
ジェラートを求め「しまなみドルチェ本店」に。店内は、これまで感じてきた生口島のイメージとガラッと変わり、どこかヨーロッパの雰囲気を感じる落ち着いた空間となっています。
店頭には旬のフレーバーが並んでいて、選べるジェラートの種類は、シャーベット12種・クリーム19種・スペチャーレ4種となんと計35種!
やー! いろんなジェラートがあって迷ってしまいます!
これに決めた!
わたしは「瀬戸田のレモン」と「瀬戸田のデコみかん」、お松さんは、「伯方の塩」と「瀬戸田のレモン」を注文。
快晴の空のもと、目の前の瀬戸内海を眺めながら、テラス席でいただきます!
冷たいジェラートが染みるー!さっぱりとした味のジェラートで、どれもその果物の味を引き出す美味しさ♪
「農家さんの採れたての果物をそのまま食べているように、旬の美味しさを1年中味わって欲しい」との想いが、ジェラートたちから強く伝わってきました!
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広い道路でクルーズのHIGHモードを試してみたんですが、原動機付自転車並みにスイスイで、もはやビューンって感覚でした!
快適さを存分に味わいながら、ビュンビュン走るぞー!
島ごと美術館「地殻」
快適にサイクリングを楽しんでいると、突如道路の脇に現れたのが「地殻」というアート。
この生口島が、尾道市と合併して40周年を迎えたときに記念として贈られたアートなのだとか。
それを知ったら心なしか”4”に見えてくるような。うむ、アートは奥深い。
生口橋記念公園
ここまでたくさん走ってきましたねー!「生口橋記念公園」は、生口橋を間近に眺められる穴場的なスポット。生口橋は完成当時、世界最長の斜張橋だったそうですよ。
そんな素晴らしい記録を持っていた生口橋を眺めながら、このへんでちょっと休憩しましょうかね♪
生口島は、いたるところにこういった景色の良いスポットがあるのも魅力。 のんびり過ごせて心が休まります。
島ごと美術館「ベルベデールせとだ」
休憩時間を満喫したあと、またまた自転車をビュンっと飛ばしてやってきたのが「ベルベルデールせとだ」。
潮が満ちているときは難しいですが、干潮時ならスロープを通ってアートの中心まで行けちゃう絶好のフォトスポット!
愛車を置いて記念撮影……なんてこともできますよ♡
海と空の上に映るクロスバイクとE-BIKE。
いい感じすぎます!
ちょっと海に触れたら、がっつり海水浴場に行きたくなってしまいました。 どこまででも進んでくれるので、瀬戸田サンセットビーチに向かいます!
瀬戸田サンセットビーチ
「瀬戸田サンセットビーチ」に到着!
これだけ緑に囲まれた海水浴場って瀬戸内海だと普通の光景ですが、全国的に見れば珍しいですよね!?
なんて話しながら歩いていると、瀬戸田サンセットビーチ内にあるたくさんの島ごと美術館が見えてきました!
島ごと美術館「凪のとき 赤いかたち/傾」
赤い棒の先っぽはかなり尖っているのにこの直立不動感!
バランスがすごいです。
島ごと美術館「空へ」
こちらは、空に向かってオールを漕いでいるようなアート。
こういう植物もありますよね!ただ名前が分からない……!
島ごと美術館「千里眼"のぞいてみよう、瀬戸田から世界が見える」
これは分かりやすい作品名!眼鏡形のオブジェからは、いろんな人が世界を覗いているような……。
わたしも覗いてみたら、明るい未来が見えました(笑)。
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そろそろ生口島1周〜♪旅のゴールが見えてきました。
島ごころSETODA本店
生口島グルメの締めくくりは、「島ごころSETODA本店」へ。
注文したのは、サイクリストに大人気の「レモンスカッシュ」、島内外からの熱狂的ファンが後をたたない「まーるいクッキーシュー」、そして島ごころの顔「焼き立てレモンケーキ」です!
レモンスカッシュには、贅沢にも瀬戸田レモンが皮ごと丸々1個!
1度冷凍したものを絞ることで、しっかりとした果汁が抽出できるのだとか。年間を通して旬の味を楽しめるのだそうです。
クッキーシューは利益度外視の商品!13時間しっかりと乾燥焼きしたシューに、注文が入ってからパンッパンにクリームを詰め込みます!
クリームは、高級ブラウンスイス牛乳の生クリームとカスタードをブレンドし、マダガスカル産のこれまた高級バニラビーンズを使用しています。
焼きたてのレモンケーキは、このお店ならではの一品!サイクリングをしっかり楽しんだあとのスイーツ、最高です。
レモンスカッシュは、瀬戸田レモンの美味しさをぎゅぎゅっと凝縮して味わえる、すっきり爽やかなお味!
クッキーシューはというと……ご覧ください!
このクリームのパンッパン具合!
とろとろクリームが溢れて止まりません!
かぶりついて食べると、ん〜〜!
口の中がクリームだらけ!ファンが絶えない理由にも納得です。
濃厚さもありながらあっさりめのクリームが、サクサクのクッキーシューと合わさってとろけていきます……。
わたしのクリームを頬張る姿に、お松さんもこの驚き!!
でもこれ大げさではなく、ほんとにこうやって食べないと溢れるんですよ(笑)。
デートで食べる方は、「これからクリームまみれになるけど、そんな姿もお互い愛し合っていこうね♡」と一言約束してから食べるのがいいですきっと。
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最後はサンセットの瀬戸田港付近でパシャリ。い〜い旅でした〜!
新しい発見に出会える!
初心者でも楽しめるしまなみ海道サイクリング
サイクリングビギナー2人で巡った生口島でのサイクリング。ほんとにずっとなだらかな道が続いているので、初心者のわたしでも存分に楽しめました!
寄り道ポイントがたくさんあって新しい発見に出会えるのも、しまなみ海道サイクリングの魅力♪あなたもぜひ!サイクリングの旅にでかけてみませんか?
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シマノは、世界中の自転車を愛する人の感動に寄り添いたいと願い、品質にこだわった本当に信頼されるものづくりをめざしています。
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Photo:photographer_eringi
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