コロナ禍でニーズの高まりを見せる自転車。
密を避けられ、レジャーとしても楽しめるとあって人気を博しています。運動不足の解消や日常の気分転換も兼ねて、サイクリングを始めたという人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、そんなサイクリングの楽しさを体感すべく、「サイクリストの聖地」として名高い「瀬戸内しまなみ海道(以下、しまなみ海道)」を舞台に自転車旅を実施。
サイクリングロードとして人気を集めるしまなみ海道を、ビギナー2人で巡ってみた様子をレポートします。
しまなみサイクリングロードの特徴や魅力とは?
しまなみ海道は、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長約60km の自動車専用道路。
瀬戸内海に浮かぶ芸予諸島の島々を結び、それぞれの橋に自転車歩行者専用道路と原付道が整備されているのが特徴です(新尾道大橋を除く)。
最大の魅力は、なんといっても「海の上を自転車で走れる」こと。瀬戸内の海を眼下に眺めながら、颯爽と走り抜ける爽快感は格別です。
サイクリングロードには道標となる通称「ブルーライン」が引かれていたり、レンタサイクルやサイクルオアシスなどが豊富だったりと、サイクリストにやさしい環境が整っていることも支持されている理由のひとつです。
まさに「サイクリストの聖地」。
今回は、今治市の「サンライズ糸山」からスタートし、大島の「カレイ山展望台」を目指す約20kmの「大島コース」に挑戦しました。
レンタサイクルで自転車をゲット!
しまなみ海道サイクリングの旅へ
サンライズ糸山
まずは自転車をレンタル。今治のサイクリングターミナル「サンライズ糸山※」は、しまなみ海道の四国側の拠点です。
※緊急事態宣言発令に伴い、 8/27~9/12はレンタサイクルを中止しています。最新の情報はHPにてご確認ください。
同施設ではシャワールームを提供したり、サイクルチューブ販売機を設置したりするなど、サイクリストたちを手厚くフォロー。
レンタサイクルの他にも、自転車を持ち込める宿泊施設や海を望める共同浴場なども完備しています。
またレンタルできる自転車のラインアップも充実。
クロスバイクやシティサイクル、タンデム自転車 、子ども用マウンテンバイク、電動アシスト自転車など幅広いニーズに対応しています。
そんな中から今回は、ジャイアントのクロスバイク2台をお借りしました。
1台は、赤色の車体が海に映える「エスケープR3」。ギアやブレーキ周りには、日本ブランドで信頼性高いシマノのパーツが搭載されています。
もう1台は、黒色のボディがかっこいい「エスケープRX3」。スポーティクロスバイクの世界において、その完成度の高さは一目置かれているのだとか。
頼もしい相棒をゲットしたところで、いざ、しまなみ海道サイクリングの旅へ。
来島海峡大橋
「サンライズ糸山」を出発して緩い坂道を登ると、まず見えてきたのは今治市街と大島を結ぶ橋「来島海峡大橋」です。
大島側から3つの吊り橋が連なる世界初の3連吊り橋で、全長はなんと約4,000m。らせん状にぐるぐると回りながら橋へと向かいます。
橋に到着すると、来島海峡を眺めながら約4kmを走行。
橋の一番高い所から海面までは65mもあり、まるで空を走っているような感覚に。
風が心地良く、自ずとテンションも上がります。
道の駅 よしうみいきいき館
来島海峡大橋を渡り、やってきたのは「道の駅 よしうみいきいき館」。しまなみ海道関連のお土産や地産の食材を購入したり、食事を楽しんだりできる施設です。
こちらでは、人気の「海鮮七輪バーベキュー」&「お刺身」をいただくことに。
バーベキューの食材は、サザエや岩牡蠣、アワビ、大あさりといった貝類をはじめ、海老や魚、さらにはお肉まで幅広く取り揃えられており、その中から好みの食材を選んで焼くことができます。
サイクリングしながら新鮮な瀬戸内の味覚を堪能できるのも、しまなみ海道ならではの醍醐味。海に臨む最高のロケーションで、食後にはイセエビのあらで出汁をとったお味噌汁もいただきました。
長浜海岸
海の幸でお腹を満たした後は、「長浜海岸」沿いをサイクリング。
白い砂浜と、エメラルドのようにキラキラと輝く海とのコントラストは思わず見惚れるほど。しばらくぼんやりとしていたくなるくらいの美しさです。
来島海峡大橋展望所
そして、「来島海峡大橋展望所」へ。
この展望所では、日本三大急潮のひとつに数えられる来島海峡の箱庭のような多島海景の自然美と、来島海峡大橋とが織り成す風景を一望できます。
景色を見渡すと「この橋を渡ってきたのか」と達成感が。瀬戸内の自然の雄大さに圧倒されました。
よしうみバラ公園
「来島海峡大橋展望所」から4kmほど走ったところにあるのが「よしうみバラ公園」。約2.8haの敷地に400種3,500株のバラが植樹されている、日本でも数少ないバラの公園です。
園内はバラの香りに包まれ、散策するだけでリラックスした気分に。
ちなみに、バラの見ごろは5月中旬~6月上旬と10月中旬~11月上旬。サイクリングに適した時期と重なるため、ぜひ足を運んでみてください。
こりおり舎
「大島コース」のメインストリートから少し外れて寄り道。やって来たのは、自家焙煎珈琲と本のお店「こりおり舎」です。
島に移住してきたご夫婦が古い民家を改装した店内は、ほっこりとした雰囲気が漂います。
書店内にはセレクトされた新刊と古本がずらり。手を伸ばせば、素敵な一冊と出会えるかもしれません。
コーヒーは、手廻しのロースターで焙煎した豆を注文ごとに丁寧に挽くこだわり。水出しアイスコーヒーは、キリっとした苦みと深いコクのバランスが絶妙です。ゴクゴク飲めて、疲れた身体を潤してくれます。
石・今昔ギャラリー
実は、大島は石の島。墓石にも使用される高級石材「大島石」と呼ばれる花崗岩の産地で、大島をサイクリングしていると、採石場や石材工場が目に飛び込んできます。
「石・今昔ギャラリー」は、大島石のオブジェを展示・販売しているギャラリー。
外に展示されているオブジェはアートのよう。スケールの大きい石像は、迫力満点です。
ギャラリー内には、食器や置物といった生活雑貨やアクセサリーが多数。石の島・大島を走った記念に購入すれば、旅の良い思い出になるでしょう。
カレイ山展望公園
約20kmにわたる自転車旅も、いよいよゴール。 最終地点の「カレイ山展望公園」に到着すると、そこには息を飲む絶景が待っていました。
カレイ山は、亀老山と並ぶしまなみ海道サイクリングロードの絶景ポイントのひとつで、標高232mの山頂にある展望台からは伯方・大島大橋、能島城跡、鵜島、瀬戸内海の早潮を一望することができます。
最高の景色をバックに仲間と労をねぎらえば、何とも言えない達成感を味わえること間違いなしでしょう。
瀬戸内を大満喫!初心者でも楽しめる、しまなみ海道サイクリング
「サイクリストの聖地」しまなみ海道は、初心者でも走りやすく、瀬戸内を思う存分に満喫できることがわかりました。
ぜひ、あなたも自転車に乗って、しまなみ海道を走る喜びを感じてみてください。
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シマノは、世界中の自転車を愛する人の感動に寄り添いたいと願い、品質にこだわった本当に信頼されるものづくりをめざしています。
今までもこれからも「こころ躍る製品」を皆様にお届けしてまいります。
Photo:photographer_eringi
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