国が提唱する「働き方改革」や昨今の社会情勢の影響もあり、多くの企業でテレワークの導入が進んでいる。しかし、なかには導入を検討しつつ「何から始めればいいのかわからない」、「リソース不足で手が回らない」などとためらう企業も少なくないようだ。そこで今回はマイナビニュース会員1,000人にアンケート調査を実施し、テレワーク対応の課題を探ってみることにした。
IT管理者のテレワークにまつわる悩みとは?
現在、どのくらいの企業でテレワークが導入されているのだろうか。その状況を把握するため、まず「あなたが働いている会社はテレワークを導入していますか?」と質問してみた。
マイナビニュース会員においては、実に半数を超える55.6%が「テレワークを導入している」という結果に。国や自治体からの協力要請もあってか、多くの企業がテレワークを導入しているようだ。一方で、「テレワークを導入していない」という企業も半数近い44.4%となっている。製造業や接客業、販売業のようにテレワークが難しい業種や職種があるとはいえ、それを考慮してもかなりの企業がテレワークに踏み切ることができていない現状がわかる。そこで、その原因について「何が考えられるか」も質問してみた。
もっとも多かったのが「社外に持ち出せない資料がある」で21%、次いで「管理する人がいない」の15.4%、「セキュリティが不安」の12.5%などとなっている。しかし、この割合は業務内容や担当領域によっても大きく異なる傾向が見られた。そこで、情報システム部門やIT管理部門などに所属して社内のシステムやインフラを担当する情シス系の人と、それ以外の人に分けてみたところ次のようになった。
どちらも「社外に持ち出せない資料がある」がトップなのは同じ。しかし情シス系の場合、「セキュリティが不安」や「PCに不具合があったときに対応できない」を挙げた人も多かったのに対し、それ以外の人は「管理する人がいない」や「社外使用できるPCがない」を挙げた人が多かった。業務領域によってテレワーク導入の課題が異なっていることが推測できる。
実際、テレワークを始めるとなると、セキュリティ対策やサポート体制の構築、業務端末のキッティングなど、考慮すべきことが数多く出てくる。導入のハードルが高いと感じてしまうのも無理のないこと。これらのことから、テレワーク導入には「セキュリティ対策」や「PC端末」、「サポート体制」、「共同作業の効率化」、「IT管理者の存在や負担軽減」などが鍵になってくることが分かる。
テレワークの導入には「かんたんテレワーク スターターパック」がおすすめ
アンケート結果からテレワークの導入にはさまざまな課題があることがわかったが、企業によってはその解決のための体制を整えるのが難しい場合もあるだろう。そこで注目したいのがDynabookが提供している「かんたんテレワーク スターターパック」だ。
同ソリューションは、DynabookがPCメーカーとして培った技術と、企業のICT環境構築を支援してきたノウハウを活かして、テレワークに悩む多くの声をもとに作り上げたもの。テレワークの導入からアフターフォローまでをトータルにサポートしてくれる。 契約プランは、PC端末のリースとテレワークをサポートするサブスクリプションサービスがセットになった「プランA」と、サービスのみの「プランB」が用意されており、ニーズに合わせて選択することができる。そのうちサブスクリプションサービスには、業務に必要不可欠なMicrosoft 365ライセンスや、PC導入時のめんどうな初期設定、スタッフの働き方を可視化するサービス、セキュリティ対策、ヘルプデスクとチャットボットによるサポートなどが含まれている。 ここからは、その特徴と、テレワークの導入に対してどのように役立つのかを紹介していこう。「かんたんテレワーク スターターパック」って、どんなサービス?
「かんたんテレワーク スターターパック」は、その名称の通りテレワークを始めるのに必要なPC端末やアプリ、サービスがひとつにまとまった製品だ。
新規PC導入時の初期設定を肩代わり
テレワークを始めるには、従業員が社外で業務に使用するPC端末を用意する必要がある。新規でPCを購入する場合は、そのセットアップやネットワーク接続設定、OSの更新、アプリのインストール、業務内容や環境に合わせた個別設定など、さまざまな作業が発生する。「かんたんテレワーク スターターパック」では、Windows Autopilotを活用することでこうした設定情報をクラウド経由で各端末に付与するため、従業員がPCの電源を入れてIDを入力するだけで初期設定が完了し、最適化された状態で端末を使い始められる。しかもPC端末はDynabookの工場から従業員の自宅に直接配送も可能なので、IT管理者が一度受け取って従業員に配布する手間が省けるのもポイントだ。
会社側でPC端末を用意する場合は、専用ツールを使用することで、オフィスで使用中のPCのデータや設定をクラウド経由でテレワーク用端末に引き継ぐことができる。従業員が自分で作業できるため、IT管理者に負荷をかけることなくテレワークのための準備が整うのが特徴だ。
サブスクリプションサービスのため初期コストが抑えられる
「かんたんテレワーク スターターパック」はサブスクリプション(定額制)で提供されるため、初期コストを抑えつつテレワークを導入することが可能だ。通常だとPCの代金やOfficeのライセンス費などが端末ごとに発生するため、莫大な初期コストがかかってしまう。しかし「かんたんテレワーク スターターパック」なら、PCをリースする場合でも1台あたり月額8,800円(税込)~という低コストで利用することができる。
自社でPC端末を用意できる場合は、下表のように1台あたり月額5,500円(税込)~となり、さらにコスト面でのハードルが下がる。
なお、PCはリースではなく一括購入することもできる。その場合はPC購入費の分、初期コストは高くなるが、1台あたり月額5,500円(税込)~でサービスを利用することが可能だ。プラン名 | サービス内容 | 価格 |
プランA | サービス+PCリース | 8,800円(税込)~ |
プランB | サービスのみ | 5,500円(税込)~ |
働き方を可視化する「Job Canvas」で従業員のケアがしやすい
「かんたんテレワーク スターターパック」には、従業員が業務に利用しているPC端末の稼働情報を収集して仕事の様子を見える化するアプリ「Job Canvas」が用意されており、従業員の状況を一目で確認することが可能。これを利用すると、たとえば働きすぎのメンバーがいる場合にアラートを出したり、アプリの使用状況などをランキング表示したりすることができる。そのためオーバーワークになる前に仕事量を調節したり、特定の業務(たとえば文書作成など)に手間取っている従業員にヘルプを出したりするようなことも可能になる。
セキュリティ対策やOSの更新作業も手間要らず
アンケートでも多くの人が課題として挙げていた「セキュリティ」についても万全だ。「かんたんテレワーク スターターパック」には、自社サーバーなどのオンプレミスのインフラで実現していた高度なセキュリティをクラウドベースで実現するサービスが含まれている。たとえば、端末の紛失や盗難対策のためのデバイス暗号化(BitLocker)、不正アクセス対策のための多要素認証や生体認証、ウイルスやマルウェア感染対策などの設定をクラウド経由で各端末に適用することができる。また、これらのセキュリティの状況確認や、OSバージョンアップの制御などをリモートで行うことも可能。IT管理者の負担を低減しながら、セキュリティ対策やOS更新作業を進めることができる。
手厚いアフターサポートを受けられる
実際にテレワークを始めてから起こりがちなのが、PCやクラウドのトラブル。アンケートでもかなりの人が不安を抱いていたが、そういったさまざまな困りごとに対応しやすいのも「かんたんテレワーク スターターパック」ならでは。
たとえば、同スターターパックで構築したMicrosoft 365クラウド環境に関する操作方法や「Job Canvas」などのアプリに関する疑問が出てきたら、ヘルプデスクに問い合わせることで解決の糸口をつかむことができる。また、一括購入やリースしたDynabook製品に不具合が起きた場合も修理サポートにて対応してもらえるので安心だ。
もっとも、実際に運用していくなかではヘルプデスクに問い合わせるまでもない質問も数多く出てくる。またIT管理者の場合、従業員からのPCに関する質問にも応対する必要があるが、場合によってはそれが大きな負担になってしまうことも。そんなときに役立つのが「チャットボット」だ。-
チャットボット画面
「かんたんテレワーク スターターパック」では、チーム内のチャットやオンライン会議などのコミュニケーションプラットフォームとしてMicrosoft Teamsが採用されているが、「チャットボット」は、そのTeamsの専用チャネルとして追加される機能。PCに関するトラブルシューティングやOfficeアプリに関する疑問点、Microsoft 365の活用方法など、さまざまな質問を24時間誰でも気軽に問い合わせることができる。チャットで質問するとDynabookがPCサポートで培ってきたノウハウをもとに「チャットボット」がただちに回答を返してくれる。従業員がちょっとした疑問を抱いたときに自分で解決できるようになるため、IT管理者の負担が大幅に低減されるというわけだ。
テレワークをスムーズに導入できる「かんたんテレワーク スターターパック」
ここまで見てきたように、テレワークの導入にはさまざまな課題がつきもの。しかし「かんたんテレワーク スターターパック」を活用すれば、そうした課題の大部分を解決してテレワークをスムーズに導入・運用することができる。テレワークを検討しつつもリソース不足や初期コストなどで悩んでいるユーザーは、一度検討してみてはいかがだろうか。
【テレワークについてのアンケート】
2021年7月22日~8月2日実施
社会人 1000名
会員向けアンケートにて取得
[PR]提供:Dynabook株式会社