伊藤園・伊藤忠ミネラルウォーターズは、3月に「ニューノーマル時代の生活・健康習慣・水の飲用習慣に関する調査」を実施。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて到来したニューノーマル時代における、習慣の変化を明らかにした。その結果、2人に1人は体の不調に対して「食生活の工夫・改善」をしており、4人に1人は意識的に水を飲むようになったと分かった。
この調査は管理栄養士の森由香子先生監修のもと、在宅勤務を週1日以上実施している、東京・名古屋・大阪の都市圏に住む20~69歳の男女800名を対象に実施した。ニューノーマル時代の不調解消は、運動よりも食生活の改善
まず、コロナ禍での生活における身体の変化や不調を聞いたところ、1位「目の疲れ、眼精疲労」(45.3%)、2位「肩こり」(40.8%)、3位「腰痛」(31.3%)と続いた。 また、4位は「イライラ感」、6位には「睡眠不足、不眠」が入っていることから、身体だけでなくメンタルにも影響が出ていると分かった。
そうした身体の変化や不調を解消するための行動を聞くと、半数以上の人は「食生活を工夫、改善した」と回答。ストレッチや筋トレ、ジョギングといった運動よりも高い数字となった。また、3割近くの人は「水を意識的に飲むようにした(または意識的 に水分をとるようにした)」と回答している。中には「飲む水の種類を変えた」という人もおり、水に対する意識も高くなっているようだ。
コロナ禍で変化した、水を飲む習慣
上記を踏まえ、コロナ禍で1日の水を飲む量に変化があったのかを調査。すると、41.2%が「増えた」と回答した。また、1日に飲用する水の量を聞いてみると、66.3%は「1リットル以下」、13.6%は「2リットル以上」という結果に。
水を飲むタイミングは、「起床時」(76.4%)が最も多く、次いで「仕事中」(72.0%)となった。一方、「トレーニングやスポーツの前後」は44.1%にとどまり、「運動後、喉が乾くタイミングで水を飲む」という一般的なイメージとは異なるようだ。
体調変化に気を使う人ほど水を飲む!?
次に、水を飲む量と在宅時のストレスについて聞いてみると、思わぬ関係性が明らかになった。
このグラフから分かるように、水の飲用量が増えるほど「ストレスを感じやすくなった」と答える割合が増加している。多く水を飲む人は、「心の不調」にも敏感に反応するようだ。
また、先の調査によると、身体の不調に「便秘」を挙げた人は15.8%だった。その解消法として「水を意識的に飲むようにした(または意識的に水分をとるようにした)」と回答した人は、「サプリや栄養補助食品をとりはじめた」人よりも、全体平均より10%以上高い値となった。
水の選び方から分かる硬水とミネラルの関係
次に、水の選び方について調査。まずは手軽に購入できるペットボトルで、水を選ぶときの判断基準を聞いてみた。
すると、1位は「価格」(84.3%)に。3位は「ミネラル成分」(62.5%)と、「味」(53.0%)よりも多くの人が成分で選んでいると分かった。
また、「水から栄養素を摂取できる」ことと、「硬水はミネラルを含む」ことの認知度を確認すると、「水から栄養素を摂取できると知っていた」人の約7割が、「硬水はミネラルを比較的豊富に含むと知っている」と回答。これは、「なんとなく知っていた」人の約2倍の数字となった。
水を多く飲む人ほど、健康効果を理解しているが……
続いて、水の持つ健康効果の認知度について調査した。1日の飲用量で比較すると、水を多く飲んでいる人ほど各栄養素の機能についても理解している傾向にあった。
「ミネラルが体にとって大切な成分であることは理解していましたか」という質問と、「栄養バランスを意識した食事をとる」と答えた人の割合を掛け合わせると、「とても理解している」と答えた人は72.7%だった。つまり、ミネラルが体に良い成分だと理解している人は、食事の栄養バランスも意識しているようだ。
「水を飲む」という新しい健康習慣の「水」にはこだわりを持ちたい
今回の調査で、ニューノーマル時代の健康習慣は、食生活の改善と積極的な水の飲用であると分かった。管理栄養士の森由香子先生は、食事の時には、ミネラルウォーターを選ぶようにすすめている。日本人に足りないと言われている、マグネシウムの吸収に役立つそうだ。
また、理想として1時間に100ミリリットル、1日に1.5リットル程度の水を飲むよう推奨。熱中症予防としても、こまめな水分補給は欠かせない習慣だろう。
さらに、普段の生活では「常温の水」、大量の汗をかく運動時には「冷たい水」で水分補給を行うことも、夏の健康管理のためには大切とのこと。
コロナ禍の夏を乗り越えるために、まずは、いつもの水をミネラルウォーターに変えることから始めてみたらいかがだろうか。
森 由香子先生
管理栄養士・日本抗加齢医学会指導士。東京農業大学農学部栄養学科卒業、大妻女子大学大学院(人間文化研究科 人間生活科学専攻)修士課程修了。クリニックにて栄養指導、食事記録の栄養分析、食事管理業務に従事。フランス料理の三國清三シェフ ととも に病院食や院内レストランのメニュー開発、料理本制作の経 験をもつ。管理栄養士・日本抗加齢医学会指導士の立場から食事からのアンチエイジングを提唱している。
調査概要
■調査対象:東京・大阪・名古屋の都市圏在住の男女 800 名
■対象年齢:20~69歳
■調査期間:2021年3月22日~28日
■調査形式:インターネット調査
[PR]提供:伊藤園・伊藤忠ミネラルウォーターズ