イラストを描いたり、写真を編集したりといったクリエイティブな作業に欠かせないのがペンタブレットです。マウスやトラックパッドでは難しい細かい作業も、ペンタブレットならストレスなく行えるからです。
ペンタブレットにおいて、プロフェッショナルから一般のユーザーにまで、もっとも支持されているのがワコムでしょう。長年のノウハウから生み出される製品には、多くのユーザーが絶大な信頼をおいています。そんなワコムのペンタブレット「Wacom Intuosベーシック」が今回、「One by Wacom」に続いてChromebook対応可能になりました! 「Wacom Intuosベーシック」も「One by Wacom」も、ペンタブレットデビューにぴったりのモデルですが、Chromebook対応になったことでさらに初心者に使いやすくなったのです。
今回はまさにペンタブレット初心者である筆者が、「Wacom Intuosベーシック」と「One by Wacom」をChromebookと共に使用してみた感想をお届けします。
Chromebook対応で何がいいの?
そもそもChromebookに対応したことで、どんなメリットがあるのかという点を説明します。Chromebookとは、GoogleのChrome OSを搭載したコンピュータのこと。WindowsやMacと異なるOSということで、使ったことがないと不安に思うかもしれませんが、実際にはそれほど使い勝手は変わりません。
Chromebookの特徴はなんといっても動作スピードと価格です。電源をオンにしてから立ち上がるまでの時間がほかのOSを搭載したPCよりも格段に早く、それ以外の作業時も非常に軽く快適に動作します。また、基本的にすべての作業はオンラインをフル活用して行うため、これまでPCと一緒に購入していたような付属品が不要になり、その分費用も抑えられます。
そんなChromebookに「Wacom Intuosベーシック」や「One by Wacom」が対応したことで、コスパよくクリエイティブな趣味を始められるというわけです。
テレワークの充実やデジタルアートをもっと身近に楽しめる!
ペンタブレットには液晶画面に直接書き込める「液晶ペンタブレット」と、板の上でペンを動かすとPCのディスプレイに反映される「板型ペンタブレット」の2種類があります。今回の「Wacom Intuosベーシック」や「One by Wacom」は板型ペンタブレットとなります。板型ペンタブレットは価格も安く、コストパフォーマンスに優れる製品もたくさんあります。「Wacom Intuosベーシック」や「One by Wacom」もコスパ抜群の製品です。
クリエイティブな作業に最適な「Wacom Intuosベーシック」を使ってみた!
では、実際に接続して使ってみましょう。まずは「Wacom Intuosベーシック」から!
「Wacom Intuosベーシック」
接続は簡単です。「Wacom Intuosベーシック」にはケーブルが1本付属します。このケーブルを使って、「Wacom Intuosベーシック」とChromebookをつなぎます。準備はこれだけ。ほかのOSのPCを使う際には、よく「ドライバをインストールする」などの作業が必要になりますが、Chromebookの場合はそれも必要ありません。ケーブルでただつなげば、それだけでもう使えるようになるのです。電源もChromebookから取っているので必要ありません。本当にお手軽です。
正直、驚きました。あまりにもシンプルすぎて不安になったほどですが、ペンを動かしてみるとちゃんとChromebookの画面内のカーソルが動くので、本当にこれでOKみたいです。信じられないほど簡単です。これこそ、Chromebookに対応した恩恵なのでしょう。
また、Chromebook対応のメリットはほかにもあります。なんと、イラストや漫画を描くためのソフトウェア「CLIP STUDIO PAINT(3ヶ月ライセンス)」が使えます。これは太っ腹すぎる……!
「CLIP STUDIO PAINT」が使えるのも嬉しい特典
さっそく「CLIP STUDIO PAINT」で漫画を描いてみました。……絵がアレなクオリティなのは筆者の腕のせいであり、「Wacom Intuosベーシック」と付属のWacom Pen 4Kは驚くべき描きやすさでした。紙にペンで描くのとほぼ変わらないレベルです。筆圧レベルは最高4096ということで、後ほど紹介する「One by Wacom」よりも微調整が可能となっています。ペンは軽くて持ちやすく、長時間使っても疲れません。「Wacom Intuosベーシック」は、お絵かきや写真編集などのクリエイティブな作業に向いているといえそうです。
描き心地はすばらしい
また、「Wacom Intuosベーシック」は本体が非常にコンパクトで軽量なのもメリットです。重さは230gで想像以上に軽く、これならどこへでも気軽に持ち運べるでしょう。たとえばクリエイターの方が気分転換にカフェで仕事をしたり、出張や取材先で仕事をしたりする場合でも、「Wacom Intuosベーシック」は最高のお供になってくれるはずです。
コンパクトで軽量、持ち運ぶのに便利
Chromebook対応の「Wacom Intuosベーシック」を詳しく見る
初心者さんにおすすめしたい「One by Wacom」で、テレワークも快適に!
子どもと一緒に使うのも◎
続いて「One by Wacom」を使ってみました。基本的な準備は「Wacom Intuosベーシック」とまったく同じです。付属のケーブルでChromebookと接続すれば、面倒な設定など一切不要でいきなり作業に入れます。コンセントにつなぐ必要がないところも同様です。こちらにはIntuos筆圧ペンが付属しています。
「One by Wacom」
「Wacom Intuosベーシック」との違いは、まずそのサイズでしょう。本体はやや大きく、Chromebookの画面と近いサイズ感です。持ち運びという点では「Wacom Intuosベーシック」ほど手軽ではないかもしれませんが、逆にこのサイズだからこそのメリットもあります。
ディスプレイに近いサイズ感
それは、ペンの動きの距離感とカーソルの動きの距離感が近くなるということです。手で動かした距離とだいたい同じだけカーソルが動くので、違和感がなく、初心者でも比較的すんなり慣れるのではないかと思いました。
ペンの移動距離とカーソルの移動距離が比較的近いため感覚がつかみやすい
一方で、筆圧レベルは2048と、決して不足しているわけではありませんが、「Wacom Intuosベーシック」の方がさらに上を行きます。
このような特徴を考えると、より繊細なクリエイティブ制作に適した「Wacom Intuosベーシック」に対して、「One by Wacom」は初めてペンタブレットを使う初心者向けといえるのではないでしょうか。
テレワークにも活用できそうです。たとえばGoogle Meetなら、オンライン会議中にjamboardという共同作業用のデジタルホワイトボード機能が使えます。タイピングでも文字を入力できますが、ホワイトボードの場合は手書きの方が自由度も高く、よい企画が生まれることもあります。
あるいは、お子さんのオンライン授業などにも役立つでしょう。学校の授業はまだまだ手書きが主流だからです。「One by Wacom」は使い方次第で、様々な可能性を秘めたアイテムといえそうです。
Chromebook対応の「One by Wacom」を詳しく見る
Chromebook対応のペンタブレットで、もっと自由なデジタルライフを!
「Wacom Intuosベーシック」、そして「One by Wacom」の使い勝手を紹介してきました。コンパクトで軽量、筆圧レベルが高く、より繊細な筆使いが可能な「Wacom Intuosベーシック」。初心者でも違和感なく使える「One by Wacom」はパソコン画面のサイズに近いmediumだけでなく、smallもあります。
どれも非常に気持ちよく作業ができるペンタブレットで、それぞれ異なる魅力があるため、目的に応じてどちらかを選ぶのがよさそうです。
[PR]提供:ワコム