NetEase Gamesの人気バトルロワイヤルゲーム「荒野行動」の荒野王者決定戦「2021荒野CHAMPIONSHIP 夢への道」が、2021年5月29日・30日の2日間にわたり開催された。優勝チームは3,000万円、準優勝1,300万円、3位800万円、4位以下にも賞金が用意されており、その総額は1億円にものぼる。国内eスポーツでは破格の賞金となるこの大会は、どのような影響を与えたのだろうか。

「2021荒野CHAMPIONSHIP - 夢への道」が開催!

「荒野CHAMPIONSHIP」は、1年に1度開催されている荒野行動の最高レベルの公式大会。2021年は「2021荒野CHAMPIONSHIP - 夢への道」として、賞金総額1億円と、昨年の2,500万円から賞金額を大きくアップして開催された。3月22日から各種予選などが開催され、20チーム計100名が5月29日・30日の荒野王者決定戦に駒を進め、参戦した。

そして、2日間にわたる熾烈な戦いを抑え、優勝を勝ち取ったのは「DG-Core」。続く2位は「Cra」、3位は「αDAves」、4位は「Flora」となった。この上位チームには「荒野行動荒野プロチーム契約」を獲得できる権利が与えられ、さらなる活躍が期待されている。

国内トップレベルの賞金を、一般ユーザー参加型の革新的手法で確保

今回、用意された1億円という賞金は、日本ではトップレベルの賞金額。賞金が高額なeスポーツ大会には、「PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE SEASON 1」が約3億円、「Apex Legends Global Series」が約1億8,000万円(1,820,000.00ドル)、「Shadowverse World Grand Prix 2018」が約1億4,000万円(1,310,000.00ドル)となっており、今大会はこれらに次ぐ大きな金額となった。

1位のチームは賞金3,000万円を得ることができるが、1人あたりでは500万円。日本人の平均手取り年収は約393万円とされており、それを大きく上回る額を手にすることになる。さらに荒野プロチーム契約を得て、さまざまなサポートを受けながら活動の幅を広げられるとあれば、腕に覚えのある人々には夢が広がるのではないだろうか。

また、今回の大会は基本賞金を2,000万円として、賞金プールによって1億円が用意された。これは、参加したプレイヤーがマップ内で収集したアイテム「支援カップ」で賞金プールに助力したり、限定発売の「CHAMO限定物資」を購入することで賞金が加算されるというもので、一般ユーザーの助力により賞金が2,000万円から1億円となったのだ。つまり、大会参加選手だけでなく、一般ユーザーも賞金プールに助力という形で大会に参加し、憧れのトップ選手の夢をさらに広げる手伝いができるというもの。このような形の大会は、海外では展開されていたが、日本のeスポーツ大会では初めての試み。今後、市場が広がっていけば、さらに大きな金額の賞金が用意されていくことになるだろう。今大会は、次世代型のeスポーツ大会として大きな節目のひとつとなる大会ではないだろうか。

RAGE総合プロデューサー大友真吾氏は「1億円という賞金額は、プレイヤーの成長・拡大に大きな影響を与える要素」だと話す。そして、「コロナ禍で閉塞感が拭えない中、eスポーツ業界にとっても非常にポジティブなニュース。今後も多くの方に夢を与える大会として注目していますし、荒野CHAMPIONSHIPからたくさんのスタープレイヤーが誕生することを期待しております」と話し、今後に大きな期待を寄せている。

コロナ禍で、オフラインでのイベント開催が難しくなる中で、「荒野CHAMPIONSHIP」はオンラインに注力しつつ1億円という高額賞金を用意し、ポジティブなニュースとして業界を大いに盛り上げたことは、eスポーツにとっても新たな可能性を切り拓き、今後の業界を発展させる礎となったと言えるはずだ。

若年層への荒野プロチーム契約が日本のeスポーツを必ず盛り上げていく

また、上位に入れば賞金はもちろん、専門的に運営されている優秀な上位チームには「荒野プロチーム契約」の権利が与えられた。上位チームは、月間最大250万円、年間最大2,500万円の運営資金が用意されるほか、さまざまな特典を多数得ることができる。

荒野プロチーム契約を職業として見た場合、1人あたりの年収は約416万円。荒野行動のコア層に近い20代前半の平均年収は約264万円となっており、多くの若者にとっては非常に魅力的な職業として映るだろう。これだけの収入となるのであれば、選手たちは安心して練習に集中できることは間違いない。

大友氏は荒野プロチーム契約することについて、「キャリアとしてのeスポーツプレイヤー(≒プロゲーマー)を根付かせる上で、競技シーンを”プロ化”していくことは非常に重要だと考えております。今回の荒野プロチーム契約により、多くの活躍の場が提供され、それを見た若者たちがプロを目指すという良いサイクルが生まれるはず。今回の荒野プロチーム契約はその第一歩だと思いますので、日本のeスポーツシーンの更なる拡大に繋がることを期待しています」と、プロが誕生することでeスポーツのさらなる広がりを狙っていくと話した。

海外では、eスポーツのプロゲーマーは以前から魅力的な職業のひとつとして人気があったが、日本においてはプロという概念が海外ほど浸透していなかった。そのため、日本人のトッププレイヤーも活躍の場は海外となっていた例も少なくない。だが、日本でも2016年にeスポーツの教育機関が誕生したり、国内で活躍するプロゲーミングチームが台頭してきたりと、eスポーツ市場は確実に大きく成長し始めている。荒野プロチームの誕生は、日本のeスポーツにおけるプロゲーマーという職業を定着させる大きな一手となった。

最終戦に参加した選手らのコメントからも「チームに若いメンバーが多いので、(荒野プロチーム契約をして)その子たちの将来を明るいものにしたい」、「荒野プロチーム契約(を得ること)が活動のモチベーションになっている。率先して盛り上げていきたい」と、荒野プロチーム契約を得ることが大きな活動動機のひとつになっており、業界を盛り上げていきたいという強い意志が感じられる。

荒野行動のメインユーザーは比較的若年層であり、そんな若い世代に荒野プロチーム契約を与えることで、eスポーツ市場の年齢幅を下に広げることとなった。若い世代が活躍することで、業界に大きな刺激が与えられることは間違いない。

「荒野CHAMPIONSHIP」の成功が日本eスポーツを変える大きな一歩

2021年の荒野CHAMPIONSHIPは、賞金プールという革新的な取り組みを導入し、賞金総額1億円という業界トップレベルの高額賞金で開催された。今大会の成功はは、一般ユーザーの助力によって賞金が増額され、ひいてはトッププレイヤーの活躍を支えるという新たな形を、日本のeスポーツ業界に打ち出したと言える。

そして、若い世代に荒野プロチーム契約を与えることにより、eスポーツで活躍できる世代の幅を若年層にまで広げた。若者が活躍できる業界が、今後成長していく業界となるのは、疑う余地のないことではないだろうか。荒野プロチーム契約に社会的地位や確かな収入を保証することは、eスポーツを夢見る人々に大きな勇気と可能性を抱かせるはずだ。そのような若者が増えるほど、業界はさらなる盛り上がりを見せていくだろう。

今大会で打ち出した、高額賞金、荒野プロチーム契約という形。それはまだ、日本eスポーツという発展途上の“荒野”に新しい一歩を踏み出したに過ぎない。だが、荒野行動が今後も日本eスポーツの旗手として大いに業界を盛り上げ続けてくれることは間違いない。そして、この“荒野”を誰もがeスポーツを心から楽しめる豊かな地へと変貌させてくれるのではないだろうか。

荒野行動が高額賞金と荒野プロチーム契約で、日本のeスポーツの発展を後押しすることで、選手だけではなく、eスポーツ業界全体にも「就職」という選択肢のチャンスが増えた。 また、大会を運営するチームとしても、選手とチームを管理するマネジメントチームとしても、eスポーツや荒野行動に関わる仕事が近い未来にますます発展し、新たな方向で、「eスポーツの夢」を持っている日本の若者に夢を叶えるチャンスを与えたといえる。

■『荒野行動』とは

「荒野行動』はNetEase Gamesが開発、運営するiOS、Android、Windows、Nintendo Switch、PlayStation 4用のバトルロワイヤルゲームです。全世界で2.5億ユーザーを突破しており、約100人のプレイヤーが無人島に降り立ち、最後の1人になるまで戦闘を繰り広げます。ネットさえ繋がれば、いつでもどこでも、仲間と一緒に遊べます!

【百人ダイブ、生存率1%】百名の戦士が荒野に降り立つ! 広大な視野、長距離狙撃、隠密行動、サバイバル!君は最後まで生き残れるか!

『荒野行動』公式サイト:https://www.knivesout.jp/

『荒野行動』公式Twitter: https://twitter.com/game_knives_out/

『荒野行動』公式Lineアカウント: https://lin.ee/smrTljx/

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