従来の「複雑で高い」イメージを払拭すべく、昨年末ごろから携帯各社が相次いでスマホの新料金プランや既存プランの値下げを打ち出してきている。事業者によっては他社の後追いプランに対抗するため再値下げするケースも。プランが乱立し、「お得になりそうだけど、どれが自分に合うのかよく分からない」と困惑している人も多いのでは?
ここでは、各社の新料金プランの傾向やアンケート結果などをもとに、真にお得と言えるプランは何かを分析。悩めるあなたにピッタリのプランを紹介していく。
新料金プランが乱立! どれを選べばいいのかわかりにくい……
もともと、今回の新料金プランは政府の携帯料金引き下げ要請がきっかけで登場した。特に世界との比較で大容量プランが高いと問題にされ、その指摘に応える形でNTTドコモなどの大手キャリアがデータ容量20ギガの低価格プランを相次いで発表。その後、MVNO(格安SIMとも呼ばれる)各社からもリーズナブルなプランが次々と登場することになった。
そういった経緯のため、各社の新料金プランもデータ容量20ギガを基準としたものが多くなっている。しかし、20ギガというのは標準画質の動画なら40時間前後視聴できるほどのデータ容量。一般的な使い方なら持て余してしまうことが多い。
総務省でも「大手携帯会社4社の利用者の40%以上が月当たり20ギガ以上の料金プランを契約しているが、実際に20ギガ以上を使っているのは約10%」と指摘しており、自分の使い方にあった料金プランを選ぶことを推奨している。
約1,500人に大アンケート実施! やっぱり20ギガも使っていない人が多い?
とはいえ、実際にどのくらいのデータ容量が必要かは想像しづらい部分も多い。20ギガは必要ないとしても、いったい何ギガあればいいのだろうか? 10ギガ? 5ギガ? それとも、もっと少なくてもOK?
そこで今回、マイナビニュース会員約1,500人を対象にアンケートを実施し、メインで使用している携帯電話(スマートフォン)で毎月利用している通信量の平均を調査した。その結果が次のグラフだ。
アンケートでも総務省の指摘通り、20ギガ以上のデータ容量を使っているという人は10%に満たないことがわかる。10ギガ以上を全部まとめても15%ほど。やはりほとんどの人にとって10ギガや20ギガといったデータ容量は必要なさそうだ。
さらに詳しく見ると、半数近い人が2ギガ未満しか使っていないのもわかる。何より驚くのが約3割の人が1ギガ未満しか使っていないということ。これは、在宅勤務などの影響で自宅でWi-Fiにつないで使うことが多くなったことや、街中で無料Wi-Fiにつないでデータ容量を節約する使い方が浸透していることなども影響しているのだろう。
アンケートからは、ほかにもデータ容量が2~5ギガ、10~20ギガあたりに山があることも見えてくる。その中央値がデータ使用量のひとつの目安になりそうだ。つまり、節約しながら使う人は2ギガ未満、一般的な使い方なら3~4ギガ、動画視聴などある程度ヘビーな使い方なら15ギガを基準にプランを選べばムダが出にくいということになる。
使う分に合わせてプランを選べるIIJmioの「ギガプラン」
携帯会社によっては、使う分に合わせてデータ容量を選べる新料金プランを用意しているところもある。そのなかでもおすすめが、IIJmioの「ギガプラン」だ。
IIJmioは、インターネット草創期からの長い実績のある電気通信事業者のIIJ(インターネットイニシアティブ)が展開している格安SIMサービス。高い技術力に基づく安定した通信やわかりやすい料金プラン、充実した機能や端末ラインナップ、手厚いサポートなどが支持され、国内MVNO市場においてSIM契約回線数シェア3年連続1位を達成※している 。
ギガプランは、そのIIJmioが4月1日から新しくスタートする料金プラン。2ギガ、4ギガ、8ギガ、15ギガ、20ギガという5つのデータ容量から自分に適したものを選ぶことができる。通信回線はタイプD(NTTドコモのLTE/3G網)とタイプA(auの4G LTE網)の2種類から選択可能(データ専用SIM、eSIMはタイプDのみとなる)。大手キャリアの安定した通信回線をデータ容量に合わせて格安で利用できるのが大きな特徴だ。
たとえば、データ通信と音声通話に対応した音声SIMの場合、2ギガが858円、4ギガが1078円、8ギガが1,518円、15ギガが1,848円、20ギガが2,068円となっている(いずれも税込)。大手キャリアの20ギガプランが2,500円前後ということを考えると、その価格の安さがよくわかるはず。しかも音声通話が不要な場合は、SMS機能付きSIMやデータ通信専用SIMなどを選ぶことでさらに安く利用することができる。
データ容量を使いきれず、余ってしまった場合は翌月に繰り越すことができるのも魅力的。逆に足りないときは1ギガあたり220円(税込)で追加することも可能だ。
提供開始は6月からになるが、契約グループ内でデータ容量をシェアできる「データ容量シェア」機能も用意されている。これを利用すれば、家族が別々のプランを契約していても合算したデータ容量をみんなで分け合うことができる。
月額料金のイメージがしやすいよう、例をあげて説明しよう。
まず、単身者の場合。自宅や職場ではWi-Fiを利用するためモバイル通信は通勤時やプライベートで外出するときなどに限られ、あまりデータ容量を使わない。そのためスマホの月額料金は可能な限り抑えたいと考えている。ただし仕事などで音声通話は必須。
このケースでは、音声SIMの2ギガプランを契約するのがおすすめ。月額基本料は858円(税込)でOKだ。
次に父、母、高校生の息子、中学生の娘の4人家族の場合。父は通話もデータ通信もしっかり使うが、母は一般的な使い方。息子はLINEやSMSなどでメッセージをやり取りするため通話は使わないが、ゲームにハマっているためデータ通信量は少し多め。娘は家族や友だちとSNSでやり取りをするときに使うくらい。
このケースでは、次のようなプランの選び方が考えられる。
- 父:音声SIM/15ギガプラン……1,848円(税込)
- 母:音声SIM/4ギガプラン……1,078円(税込)
- 息子:SMS機能付きSIM/8ギガプラン……1,485円(税込)
- 娘:データ通信専用SIM/2ギガプラン……748円(税込)
家族みんな合わせても5,159円(税込)ですんでしまう。しかも「データ容量シェア」を利用すれば15+4+8+2=29ギガ分のデータ容量をみんなでシェアすることができる。そのため「子どもたちが使い過ぎてデータ容量を超えてしまいそう」という場合でも、家族合わせて29ギガ以内なら追加料金を払わなくていい。家計には大助かりだ。
●自分の使い方に合わせた料金プランを選べる!!
大手キャリアの新プランとは違い、IIJmioのギガプランは2ギガ858円(税込)から20ギガ2,068円(税込)まで、5つの容量帯から自分に合った料金プランが選択できる。
●SIM機能が選べる!!
SMS機能付きSIMやデータ専用SIMがあるのでスマホ利用だけでなく、タブレットやノートPC、モバイルルーターなどのデバイスでも活用できる。
●シェア機能でギガを無駄なく使える!!
家族で契約すればデータを無駄なく利用できておトク。(2021年6月提供開始予定)
ギガプランは4月1日スタート!
IIJmioのプランは、以前からシンプルで良心的な料金体系だったが、ギガプランによって、さらに分かりやすくムダなくお手頃になった印象だ。
新プランの受付開始である4月1日からはさらにお得な「ギガプラン登場記念キャンペーン」もはじまる。ひとつは全SIM機能、全容量帯のギガプラン契約時、初期費用が1円になるというもの。ハードルが一気に低くなるありがたい内容である。
もうひとつはギガプランのMNP回線とキャンペーン端末をセットで申し込む場合に端末が特別価格での提供となる。キャンペーン端末にはHUAWEIの「nova lite 3+」やXiaomiの「Redmi 9T」など人気機種がラインナップされている。
新料金プランが乱立する中で、IIJmioの自分にあったプランが選べるという魅力が一層光っている。気になった方は、これを機にIIJmioのギガプランへ乗り換えを検討してみてはいかが?
※MVNE提供分含む。出展:MM総研 国内MVNO市場規模の推移(2020年9月末)より
[PR]提供:IIJmio