テレワークをはじめてみたものの、環境やネットワークなど、オフィスとの違いに課題を抱えている人も多いはず。
そこで今回は、約20年の在宅勤務経験と総合家電アドバイザーの資格を持つ筆者が、テレワークの課題を解消するおすすめアイテムを厳選してご紹介します!
鴻池賢三
テレワークの課題①「セキュリティ」
いまや当たり前と言えるWi-Fi接続ですが、利用の際には注意が必要。電波なので目に見えませんが、一般的に少なくとも十数メートルは電波が届きます。
現在は暗号化通信が主流とはいえ、解読は可能なので、これを機にセキュリティを見直しましょう。
安定性やセキュリティ面では有線LANによる接続が望ましいのですが、間取りや建物の構造を理由にWi-Fiを利用する場合は、ルーターと端末が最新のセキュリティ規格「WPA3」に対応しているかを確認してください。
※従来の「WPA2」は暗号鍵を特定されるなどの脆弱性が公表されています。
※WPA3を利用するには、WPA3対応ルーターと端末(パソコンやスマホ)の両方を用意する必要があります。
確認の結果、ルーターがWPA3に対応していなかった人におすすめのアイテムがこちら。
テレワークにおすすめのアイテム
WPA3対応Wi-Fiルーター「バッファロー WSR-5400AX6」
バッファローの「WSR-5400AX6」は、最新のセキュリティ規格「WPA3」はもちろん、大容量・多台数通信に強い「Wi-Fi6」にも対応した、コンパクトかつリーズナブルなWi-Fiルーター。
上位モデルに比べて消費電力も少なく、一般的なご家庭での在宅勤務におすすめです。
ちなみに日本で利用者が多いiPhoneは、iPhone7以降でWPA3-Personal、iPhone11以降でWPA3-Enterpriseという規格に対応しています。
なお、会社でVPN(仮想プライベートネットワーク)を用意している場合は別途、暗号化通信を適用していると思われます。購入する前に会社に確認してみましょう。
テレワークの課題②「騒音」
テレワークで気になりがちなのが周囲の音。特に家族と同居している場合は、生活音が集中を妨げたり、WEB会議で相手の言葉を聞き逃したりしてしまうことも。
そこでおすすめするのが、ノイズキャンセリング(騒音低減)機能付きイヤホン。
人の声のように比較的周波数が高い音は難しいですが、ヘアドライヤー、空調、屋外から聞こえる自動車の走行音といった騒音を低減してくれます。
ヘッドホンではなくイヤホンを選ぶ理由は、軽量で装着による負担が少なく、夏場に蒸れることもないから。
さらにワイヤレスタイプなら、ケーブルに煩わされることなく、PC・スマホと組み合わせて1日中利用できるメリットも。中でもおすすめしたいのがこちら。
テレワークにおすすめのアイテム
ノイズキャンセリング搭載ワイヤレスイヤホン「AVIOT TE-D01m」
日本人の耳型を研究して開発したAVIOTのイヤホンは、装着時のフィット感が高く、長時間の利用も快適。特に「TE-D01m」はバッテリーの持ちが良く、フル充電で6時間の連続通話が可能です。
高性能マイクを搭載しているので、WEB会議で自分の声をしっかり伝えられるというメリットもありますよ。
また、「TE-D01m」は最新コーデック「aptX Adaptive」に対応。ワイヤレスイヤホンで気になりがちな遅延(映像に対して音声が遅れる)も少なく、高音質、安定接続というのもポイントです。
※コーデックとは音声を圧縮するための方式のこと。
※「aptX」はWindows PCとAndroidスマホで標準的に対応していているので、イヤホンも「aptX」対応製品がおすすめ。
テレワークの課題③「運動不足」
健康であってこそ良い仕事ができると考えれば、健康管理も大切な仕事。
通勤する場合は移動が軽い運動になりますが、テレワークで家の中にいると、1日に数百歩しか歩かないことも。そんな生活に適度な運動を取り入れるとすれば、やはり負担が少なく続けやすい散歩が良いでしょう。
そこで散歩のお供にしてほしいのが、スマートウォッチです。長時間の座りっぱなしを注意してくれる機能が一般的なので、運動不足になりがちな人にピッタリ。
スマートウォッチデビューの人には、特にこちらがおすすめです。
テレワークにおすすめのアイテム
スマートウォッチ「ファーウェイ Band 4e」
「Band 4e」は手頃な価格に加え、小型軽量で装着の負担も少なく、フル充電で最長2週間利用できるといった特長を持つスマートウォッチ。
歩数・距離・消費カロリーといった運動に関するデータだけでなく、睡眠の質も分析可能です。
テレワークで通勤の機会がなくなった人は、気分転換も兼ねて、散歩とスマートウォッチを取り入れてみてはいかがでしょうか。たとえば「1日8,000歩く」といった目標も、スマートウォッチで管理すると続けやすいですよ。
テレワークの課題④「気分転換」
会社に行くと、ランチに出かけたり、同僚と会話をしたり、1日の中に何かしら場面の変化があり、それが気分転換になっていた人も少なくないでしょう。
その点、テレワークは変化が乏しくなりがち。そこで、注目してほしいのが音楽です。
テレワークには、オフィスと違い自分の好きな音楽を遠慮なく楽しめるというメリットがあります。
近年は定額制の音楽配信サービスも普及しているので、カフェのように流しっぱなしにしておけば、新しいアーティストや楽曲との出会いを楽しめるはず。
そこで今回は、聴こえ方とスペースに着目してスピーカーを選んでみました。
テレワークにおすすめのアイテム
Bluetoothスピーカー搭載 LEDシーリングライト「パナソニック HH-XCF1203A」
「HH-XCF1203A」はバランスのとれた高品質スピーカーと、明るさや色味をスマホで自在に調整できる照明が一体化した製品。天井から音が降り注ぐので、部屋のどこにいても聴きやすいのが特長です。
照明も仕事中は白く明るく、リラックスタイムは暖色で適度に暗くなど、気分に応じて切り替えると良いでしょう。
電源は天井の照明用コンセントから供給、スピーカーはBluetoothによるワイヤレス接続で、配線不要のスッキリとした見た目もポイント。
照明を取り替えるだけで、新たに設置スペースを設ける必要がないのも嬉しいところ。
ちなみに……テレワークにおすすめのアイテムは、今回ご紹介したものだけではありません!
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テレワークにおすすめのアイテム
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新しい働き方として定着しつつあるテレワークですが、まだまだ不慣れな人も多いはず。しかし、テレワークには働きやすい環境を自由に整えられるというメリットもあります。
今回ご紹介したおすすめのアイテムを取り入れ、仕事の効率だけでなく、生活の質も向上させてみてはいかがでしょうか?
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