この10年ほどで、人工知能(AI)技術は目覚ましい発展を遂げ、社会への実装が大きく進みました。画像認識、音声認識、データ分析などの能力が飛躍的にあがり、家電、ロボット、自動運転、検索エンジン、自動翻訳など、さまざまな分野の製品やサービスで使われており、非常に身近な技術になったといえるでしょう。
現在は「第3次AIブーム」とも呼ばれていますが、そのけん引役となったのが「機械学習」です。以前のAIブームとの大きな違いは、その名前の通り、システムが自ら"学習"できるようになったこと。
従来は、知識やルールを全て人間側が用意する必要があり、膨大な手間がかかるわりに、特定用途でしか使えませんでした。一方、機械学習は大量のデータを用意しておけば、システムがそこから学習し、知識を獲得することができます。AIはこれにより、囲碁のように複雑なゲームでも、人間に勝てるほどの能力を身につけました。
この機械学習の一種であり、現在、特に注目されている技術が「ディープラーニング」(深層学習)です。これは脳の仕組みをまねた「ニューラルネットワーク」を用いた手法。従来、人間が設定する必要があった特徴量まで自動的に学習できるようになったことで、AIにブレイクスルーをもたらしました。
ただし、ディープラーニングでは、膨大な計算が必要になるため、コンピューターには高い計算能力が求められます。近年のPC性能の向上があってこそ、AIの研究開発がこれだけ進んだといえるでしょう。特にGPUは、もともとグラフィックス描画処理用のチップでしたが、大規模な並列計算が得意なため、今はAIでも広く活用されています。
現在、さまざまな企業において、AIの検討・導入が進んでおり、AI開発のためのコンピューターのニーズは年々高まっています。こういったニーズに応えるため、ユニットコム(パソコン工房)が開発したのがディープラーニング専用パソコン「DEEP∞」(ディープ インフィニティ)です。
ディープラーニング専用パソコン「DEEP∞
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AI開発を容易にするNGCに完全対応
DEEP∞シリーズは、「手軽さ」と「導入しやすさ」に主眼を置いて開発されました。企業・研究機関で業務に導入するまでの時間を大幅に短縮できるほか、学校での本格的な学習でも利用しやすいでしょう。
オープンソースの標準プラットフォーム「Ubuntu」を採用
ディープラーニング関連のソフトウェアはオープンソースのものが多いため、DEEP∞のOSにはオープンソースの標準プラットフォームともいえるUbuntuを採用。GPUとしては、NVIDIAのGeForce RTXシリーズを搭載し、同社のGPU Cloudプラットフォーム「NGC」(NVIDIA GPU Cloud)に完全対応しています。
一括管理できるようにそれぞれをコンテナ化
ディープラーニングを利用するためには、GPUドライバ、ライブラリ、フレームワークなどを用意する必要がありますが、それぞれのバージョンには複雑な依存関係があり、正しく管理するのは大変でした。NGCは、それらを気にせず管理できるようにコンテナ化。毎月提供されるアップデートにより、常に最新の環境を構築できるようになっています。
UbuntuとNGCの設定サービスが標準で付属
DEEP∞には、UbuntuとNGCの設定サービスが標準で付属。マニュアルに従い、NGCへの登録や各コンテナのダウンロードを行うだけで、簡単にディープラーニングの利用を始められます。もちろん、メーカー側でNGCの動作が検証済みなので、相性問題などにより「買ったけど動かない」ということはなく、安心して購入可能です。
「ailia AI showcase」がバンドル付属
また各モデルには、AI機能を手軽に体験できるデモソフトとして、ax株式会社の「ailia AI showcase」がバンドルされています。物体検出、画像分類、特徴抽出、骨格抽出、個人識別など、学習済みのモデルが用意されているため、インストールすれば、すぐにAI機能を試すことが可能です。
そしてトラブル時のためには、リカバリメディア(USBメモリ)が付属。もしシステムに障害が発生し、正常に起動できなくなったとしても、付属マニュアルに従って作業するだけで、簡単に環境を復旧することができます。
用途別に複数モデルをラインナップ
DEEP∞は、ハイタワー、ミドルタワー、ミニタワー、ノートなど、使い方に合わせた複数のモデルをラインナップ。ノートとミニタワーは、これから始める初心者や、コード開発、検証、デモなどを想定したエントリー製品となっており、長時間の高負荷運用向けにはミドルタワーやハイタワーが推奨されています。
■デスクトップ
DEEP-T049-iX7-TAXH |
DEEP-TXAB-XW21-XAX |
DEEP-TXAB-XW21-XADX |
DEEP-7049GP-XeS4-XAQX |
■ノート
DEEP-17FG102-i7-VOXVI |
DEEP-17FG102-i7-VOXXI-NNC |
より安価なモデルもラインナップ
前述のように、ディープラーニングはオープンソースのライブラリが多いのですが、オープンソースはその特性上、最新ハードウェアでの動作情報が少ないという問題があります。しかしユニットコムでは、ユーザーがディープラーニング用途での利用を検討できるよう、動作状況を独自に検証。その結果をWebにて公開しています。
ディープラーニング関連ソフトウェア動作確認情報
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これを見れば、例えばGeForce RTX 3090とX299マザーボードのときに、OS、GPUドライバ、ライブラリがどのバージョンで動作したかがわかります。ほかのソフトウェアのインストール状況などによって正常動作しないこともあり、同じ環境での動作を保証するものではないものの、一つの目安として参考にできるでしょう。
またユニットコムのiiyama PCは、通常、UbuntuなどLinux系OSはサポート対象外なのですが、この検証結果を基に製品化したのが「SENSE∞」シリーズの「ディープラーニング環境構築向けパソコン」です。Ubuntuは自分でインストールする必要があるものの、安価なモデルも用意されているので、企業や学校のほか、個人での利用にも適しています。
ビジネスご優待会員サイトが1周年
なお、ディープラーニング環境構築向けパソコンを検討する人にオトクな情報があります。それはユニットコム(パソコン工房)が、法人や個人事業主向けのサービスとして提供する「ビジネスご優待会員」です。
同サービスは入会金や年会費はかからず、会員限定のさまざまな特典を受けることができます。また、ビジネスご優待会員になると、売掛(後払い)決済にも対応してくれたり(「ユニットコム B2Bメンバーカード」への申し込みが必須)、オンライン商談にて、商品選定やまとめ買いの相談などが可能なほか、24時間365日の電話対応など、サポート体制も充実しています。
ディープラーニング用のPCを導入する際は、併せてこちらの利用も検討してみてはいかがでしょうか。
また、定期的に実施される、会員限定の特別優待セールを利用すれば、お得に商品を購入することができます。さらに、アウトレットコーナーや中古コーナーまで用意。商品ラインナップはタイミング次第なので運もありますが、コストをとにかく抑えたいときは、一度こちらをチェックしてみると、掘り出し物が見つかるかもしれません。
会員ランクは「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」「レギュラー」の4段階があり、ポイントの付与率(0.5%~1.2%)や送料無料の回数(0回~9回/半年)などが異なります。今、申し込むと、シルバー会員からスタートできる特典があるため、いきなり送料無料を利用することができます(終了時期は未定)。
なお、ビジネスご優待会員サイトは、現在、オープン1周年を記念したキャンペーンを実施中です。新規会員登録で1,000円(税別)引きのクーポンがもらえるほか、総額111万円分のお得なプレゼントが111名に当たるチャンスも。2021年3月26日(金)14:00までの期間限定なので、ぜひチェックしてみてください。
[PR]提供:ユニットコム