時刻を確認するだけでなく、通話やメール・SNSの通知や音楽再生、さらに機種によっては歩数や心拍数まで計測できるスマートウオッチ。ここ数年で多くのメーカーから発売され、身近なウェアラブルデバイスとして世の中にかなり浸透してきた。ファーウェイも『HUAWEI WATCH GT 2 Pro』や『HUAWEI WATCH FIT』など、高性能な製品を数多く販売しているメーカーのひとつ。そんなファーウェイから、新しいフィットネスバンド『HUAWEI Band 4e』が登場した。
なんとこの製品、スマートウオッチと一緒に使うことで、健康状態や運動の管理がさらに便利になるという。今回、実際に日常やランニングで使ってみたので、性能や特徴などについて詳しく紹介していこう。
ファーウェイの最新フィットネスバンド『HUAWEI Band 4e』
『HUAWEI Band 4e』は、2月にファーウェイから発売された最新フィットネスバンド。約17gという軽量性で、身に着けていても全く邪魔にならない。シンプルなデザインなので年齢性別を問わず、日常からビジネスまで様々なシーンでも利用できそうだ。
画面上ではカレンダーと時刻はもちろん、歩数や移動距離、消費カロリー、そして睡眠時間まで表示できる。50mの耐水性があり、雨などの水濡れはもちろん水泳でも使用可能だ。
なお、取得したデータの詳細情報は無料のファーウェイ純正アプリ「HUAWEI Health」で確認できる。『HUAWEI Band 4e』をアプリのインストールされたスマートフォンとBluetooth接続するだけで使えるので、操作は簡単だ。
『HUAWEI Band 4e』の大きな特徴のひとつが、腕だけでなく専用のバックルでシューズに着けられるという点。後ほど詳しく紹介するが、これによって足元からランニングフォームに関する多様なデータやサイクルケイデンス(クランクが片側で1分間に回転するラップ数)などが取得できる。腕から足に着け替えるウェアラブル……これまでにない斬新な発想ではないだろうか。
『HUAWEI WATCH GT 2 Pro』で定期的にもっと詳細な健康状態をチェック
さらに詳細な健康データを確認したいなら、『HUAWEI WATCH GT 2 Pro』との併用がおすすめ。『HUAWEI WATCH GT 2 Pro』を使うと、色々なデータに合わせて“血中酸素レベル測定”(※1)と“ストレスレベル”の測定もできるのだ。(※2)
※1:本製品は一般的なウェルネス・フィットネス目的の製品であり、医療機器として設計されたものではなく、病院などの診断、治療、予防の目的にはご使用いただけません。
※2:2つのデバイスとの同時接続は「HUAWEI Band 4e」がフットモード時のみ。
血中酸素は肺機能が正常であるかを判断するひとつの指針になると言われており、関心を持っている方は多いだろう。(※3)また、ストレスは本人も気づかないうちに溜め込んでしまうことが多く、心身を健全に保つのに役立ちそうだ。(※4)
※3:本製品は肺機能状態を判断できるものではありません。
※4: 本製品は日常的な運動管理のための製品であり、医療機器ではありません。本製品のデータは医療行為または精度を要する業務・専門的な計測には使用いただけません。
『HUAWEI Band 4e』と比べてやや重くなるが、よりデザイン性に優れていてどんなシーンなどにマッチする。自宅と外出時で使い分けるのも良いだろう。
画面はとても見やすいので、もちろん時計としても重宝する。スマートフォンアプリを開かずある程度の情報をチェックしながら過ごしたい日には、『HUAWEI WATCH GT 2 Pro』、睡眠中やリラックスして過ごしたいときは、軽量性の高い『HUAWEI Band 4e』と使い分けるのもおすすめだ。
『HUAWEI WATCH GT 2 Pro』と組み合わせて自分の走りを可視化!
『HUAWEI Band 4e』は健康管理に十分な機能を備えたフィットネスバンドであると同時に、運動時においては非常に優秀なサブデバイスとなる。例えばランニング時に『HUAWEI WATCH GT 2 Pro』と併用すれば、距離やペース、心拍状態などを計測・記録しながら、『HUAWEI Band 4e』が足元から普段では分からないランニングフォームに関するデータを可視化してくれるのだ。
ウェアラブルデバイスのふたつ使いなんて重装備感がハンパないと思うかもしれない。が、『HUAWEI Band 4e』は軽量かつ小さいため、シューズに着けてもランニング時に違和感はないので安心してほしい。最初は「外れて落ちないか……?」と何度も足元を確認していたが、やがて着けていることすら忘れてランニングに集中していた。そして腕には『HUAWEI WATCH GT 2 Pro』があるので、『HUAWEI Band 4e』が足元でも、ちゃんと走っている間のペース管理等も行える。
なお、通常だと「HUAWEI Health」アプリにはひとつのデバイスしか接続できないが、『HUAWEI Band4e』を専用のバックルに入れたときのみ、ふたつのデバイスを同時に接続できるのだ。そして、両デバイスが接続された状態でアプリを操作してランニングをスタートすると、双方の取得データが一緒になってアプリに記録される。ちなみに、片方のみ接続された状態で走ると、データ自体は取得できるがそれぞれ別のものとしてアプリに保存される(同じランニングなのに、まるで2度走ったかのようにデータが分かれる)ので注意したい。
両デバイスからデータを取得してのランニングは、スマホアプリからスタートした場合に限られる。スタートボタンをタップすると、自動的に両デバイスで運動の記録が開始する。スタート後の操作はスマートウオッチ側で可能だが、『HUAWEI WATCH GT 2 Pro』でスタート操作を行ってしまうと、『HUAWEI Band 4e』は作動せずスマートウオッチ側のデータしか取得できない。
ということで、実際に「HUAWEI Health」アプリを使って走ってみた。自分のランニングデータが見える化できると聞くと……ちょっと上手く走りたいという心理が働くのは皆さん同じだろう。しかし正確なデータを取得するには、あくまで“いつも通り”であることが大切だ。
……とりあえずリラックスして12kmちょっとのランニング。走り終えて計測を停止し、さっそくアプリで取得データを確認してみる。
『HUAWEI WATCH GT 2 Pro』を併用しているので心拍状態なども計測できており、ランニングのパフォーマンスデータもバッチリだ。取得データに対してフィードバックが記載されているので、今後どうすべきかの参考になる。
そして見るべきが「ランニングフォーム」と表記された項目の中。具体的には、以下のようなデータが数値と評価で表示されている。
・平均滞空時間(両足が地面に接さず空中にある時間)
・平均接地滞空時間比(接地時間と滞空時間の比率)
・平均着地衝撃(着地時に地面から受ける衝撃)
・平均背屈度(着地から蹴り出しまでの間に足が内側へ回転している角度)
・平均スイング角(蹴り出しからもっとも高い位置までの脚の振り幅)
・着地パターン(足が地面と最初にどう接しているか)
なかには聞きなれない言葉があるかもしれない。ただ、見る限りでは“足元で計測していなければ取得できない”データが多いことが分かるだろう。いずれも何を示すものなのか解説とともに、自身の走りをもとにしたアドバイスもアプリ上で確認できる。ひとつひとつ改善していけば、走力アップや目標達成がグッと近づきそうだ。
このほかにもサイクリングならばサイクルケイデンス(クランクが片側で1分間に回転するラップ数)が、そしてバスケットボールなら競技時のモーションやジャンプ等の詳細データが取得できる。もはや『HUAWEI Band 4e』は、頼りがいのあるコーチにすら思えてきた。
ウェアラブルの“2本使い”で健康的な毎日を
自宅で過ごす時間が増えたことにより、運動不足や体形が気になり始めたという方は多いだろう。それなら、ぜひ『HUAWEI Band 4e』とファーウェイ製スマートウオッチの“2本使い”を生活に取り入れて、健康的な毎日を送ってみてはいかがだろうか。もちろん私のようにランニングを趣味や競技として行っている方なら、さらなるレベルアップの強力なパートナーとなってくれるはずだ。
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