ひとことでスキルアップ・キャリアアップといっても、世の中には様々な方法が存在しています。そんななか、いま注目されているのが「クリエイティブスキル」。専門的な分野だけでなく、現在の業務を効率化してくれたり、転職や副業のきっかけを作ってくれたりと、実は身近なところから役立つ能力です。
しかし、未経験者からすると「身につけるのが難しそう」という印象があるよう。特に、クリエイティブ業界で使用されるツールはプロ向けだと思われがちです。高機能な代わりに難しいというイメージが強く、使ってみたいけれどなかなか踏み出せないという人も多いのではないでしょうか。
若手社会人の青柳さんも、クリエイティブスキルに興味はあるものの、なかなか行動できていない一人。そこで今回は、趣味でこのスキルを活用する鋤崎さん、そしてクリエイティブ業界に身を置く佐俣さんを招集し、青柳さんの持つ疑問や不安に回答してもらいました。
***
――本日は何らかの形で「クリエイティブ」に関わっている皆さんにお集まりいただきました。まずは自己紹介をお願いいたします。
青柳 メーカーのデジタルマーケティングプランナーとして働いています。ブランドサイトやキャンペーンサイトの構築、広告の出稿、キャンペーン運用のサポートなどが主な業務です。私自身が作るわけではありませんが、社内・社外のデザイナーとやり取りして、Webサイトやキャンペーンバナーの制作に携わることもあります。
鋤崎 私はIT企業の法人向け営業として働いています。仕事でクリエイティブに関わることはないのですが、プライベートではダンスが趣味で、イベントを主催することもあります。そのなかで動画を制作したり、イベントや団体のロゴを制作したりとクリエイティブに関わっていますね。
佐俣 私はグラフィックデザイナーとして働いています。副業でレタッチャーをすることもあります。主に紙媒体を手がけていて、名刺やポスター、交通広告、会社案内の冊子など幅広くデザインするのが仕事です。
――青柳さんは、今はクリエイティブスキルを持っていないとのことですが、今後は身につけたいそうですね。
青柳 そうですね。コロナ禍でリモートワークになり、デザイナーとイメージを共有するのが以前よりも難しくなってきたと感じています。そのため、私自身がクリエイティブスキルを身につければ、もっと円滑に進むのではないかなと。自分自身のキャリアアップにも繋がりそうだと考えています。
――今回はそんな青柳さんを中心に、「クリエイティブスキル」を紐解いていければと思います。
青柳 では、さっそくお二人に質問です。クリエイティブスキルを身につけたいと思っているものの、何から始めればいいかわからず一歩が踏み出せずにいます。皆さんはどのようにスキルを身につけていったのでしょうか。
疑問その1
デザイン・クリエイティブスキルはどのように身につけた?
佐俣 私は今でこそプロのグラフィックデザイナーですが、最初からこの道というわけではなかったんです。当初はインテリアデザインの専門学校に通っていて、照明の位置や人の導線をどうするか、みたいなことを勉強していました。 そのなかで、他の人とイメージを共有するときに大きなボードを使っていたんです。たとえば、自分が作りたい店舗のイメージをボードに描いて見せ合ったり。それをしているうちに、自分が「良い」と思ってアウトプットしたものが、人にプラスの感情を抱かせることへの面白さを感じて。そこから方向転換し、グラフィックデザインの道を志しました。
青柳 グラフィックデザインは、最初は別のジャンルを学ぶための手段だったんですね。そこからどのように勉強されたのですか?
佐俣 当時は今ほどインターネットに情報がなかったので、それこそ本を読んだり、広告代理店に入ってから現場で覚えたりしていきましたね。
青柳 鋤崎さんは趣味でデザインに携わっているそうですが、どのようにスキルを習得されたのですか?
鋤崎 最初はダンスの動画をつくるために、スマートフォンのアプリを使ったところでした。ただ、アプリの多くはあまり自由度が高くないんですね。テンプレートも限られているし、フォントも少ない。文字入れも思ったようにできなくて、これはちゃんとしたソフトを使うべきだなと思いました。そこで、アドビが提供するクリエイティブツールを使うようになったんです。
佐俣 アドビはプロの現場ではスタンダードです。私も仕事ではアドビ製品しか使わないですね。
――鋤崎さんと佐俣さんはアドビ製品を使っているとのことですが、青柳さんはどのようなイメージをお持ちですか?
青柳 "プロのツール"というイメージです。私が仕事で関わっているデザイナーの皆さんもアドビ製品を使っているので、私も使えたらとは思うのですが、難しそうな印象があってなかなか手が出せません……。
疑問その2
アドビ製品は初心者には使いづらい?
鋤崎 たしかにアドビ製品はプロの現場でも使われるソフト。ですが、一方で私のように、趣味用途のライトユーザーでも問題なく使える懐の深さがあります。それに、アドビは最もメジャーなソフトなので、やりたいことを検索すればネット上に情報が見つかります。動画で画面を映しながら細かくレクチャーしてくれている人もいるので、困らないと思いますよ。
佐俣 良い時代ですよね。私が勉強を始めたときは、まだまだ分厚い本を買って苦労して勉強していました(笑)。最近だと、公式のチュートリアルも充実していますよね。たとえば「Photoshop初心者が抑えておくべき5つのポイント」とか、プロの目線から見てもわかりやすいです。具体的な操作方法が示されているので、初心者でも不安を抱く必要がありません。
青柳 鋤崎さんは、たとえばどんな使い方をされていますか?
疑問その3
アドビ製品、どのように活用してる?
鋤崎 私がよく使うのは、動画編集ソフトの「Premiere Pro」です。動画の切り貼りや文字入れ、色味の調整などがよく使う機能ですね。あとは、写真や画像編集ソフトの「Photoshop」やロゴ・イラスト作成ソフトの「Illustrator」で素材を作って、それをPremiere Proで活用したりもします。製品同士で連携できるのも、アドビの良いところです。
青柳 佐俣さんはどんな機能を使っていますか?
佐俣 私も仕事ではPhotoshopとIllustratorが中心ですね。この2つは、デザインの仕事では基本的に一緒に使うソフトです。たとえばPhotoshopで写真を加工して、それをIllustratorに持っていき、デザインを制作し、そこからまたPhotoshopに持っていって微調整する……というような使い方をしています。
青柳 なるほど、複数の製品を組み合わせると、よりクオリティの高い成果物が作れるわけですね。
鋤崎 アドビが提供している「Adobe Creative Cloud」には、複数の製品がサブスク型で使えるプランもあって便利です。私はPremiere Proが入り口でしたが、他のツールも使えるなら使おうと思い、PhotoshopやIllustratorにも手を出しました。多数のフォントが使える「Adobe Fonts」というサービスやクラウドストレージも利用できるので、自分ができそうと思ったツールから徐々に使っていけばいいと思います。
佐俣 それこそ昔は製品ごとに買い切りで金額もそれなりだったので、プロしか買えない印象でした。サブスク型のAdobe Creative Cloudであれば、初心者でも気軽に利用できるのがメリットですね。
――鋤崎さんと佐俣さんは、もともとの目的以外でクリエイティブスキルを身につけていて良かったと思うことはありますか
疑問その4
クリエイティブスキルのメリットって?
鋤崎 私の仕事はクリエイティブに関係ないと言いましたが、実は仕事にも役立っていると感じています。たとえば提案書や企画書を作るときなども、クリエイティブスキルが活きているんです。
青柳 わかります!会社でもアドビ製品を利用しながら企画書を作る人がいるんですが、私のつくる企画書と完成度がぜんぜん違うんですよね。「そんな図形、どこから持ってきたの!?」とびっくりしたり(笑)。
鋤崎 クリエイティブスキルを身につけると、「他人からはどう見えるのか」という視点も磨かれる気がします。そうなると、自分の提案や意図がよりわかりやすく伝えられるようになるので、幅が広がりますよね。実はデザインに関することだけではなくて、どんな業務にも活かせるんじゃないでしょうか。
佐俣 私の場合は、プライベートで意外と役立つことがあります。友人の結婚式のウェルカムボードを作ったり、趣味のプラモデルで色を塗る前にPhotoshopでイメージを作ってみたり。クリエイティブスキルって想像力の向上にも繋がると思うので、汎用性が高いです。
青柳 仕事でもプライベートでも役立つのは良いですね。私もクリエイティブスキルを身につけたら、デザイナーとのやり取り以外にもいろいろなことに活かせそうです。
佐俣 何よりも、自分の考えや意思を具現化できるのがクリエイティブの良いところですよね。私もその体験があったからこそ、この道に足を踏み入れましたし。実用的なメリットはもちろんですが、達成感が得られるという点も、このスキルならではだと思いますよ。
――青柳さん、不安は解消されましたか?一歩を踏み出せそうでしょうか。
青柳 はい!クリエイティブスキルがどのように役立つか、より明確になったと思います。アドビ製品はハードルが高いなと思っていたのですが、そんなことはないとわかりました。クリエイティブスキルを身につけて、マーケターとして成長していきたいと思います。
***
3名による座談会でわかったのは、クリエイティブスキルは仕事やプライベートなど生活のあらゆる場面で役立つということ。そして、アドビ製品はプロだけでなくライトユーザーでもカジュアルに使えるということです。
業界のスタンダードツールだけに、活用するための情報が充実しているのもアドビ製品のメリット。これからクリエイティブスキルを身につけたいと考えているなら、ぜひアドビ製品で始めてみてはいかがでしょうか。
\アンケート実施中!/
抽選で3名様に「Adobe Creative Cloud個人版コンプリートプラン3ヶ月分」をプレゼント!
[PR]提供:アドビ