人生において大きな転機となる、子どもの誕生。育児休暇からの復職など、初めてなことばかりの毎日に不安を抱くお父さん・お母さんも少なくないでしょう。マイナビニュースでは、そんな皆さんからのお悩みをアンケートで募集しています。今回は、産後サポート「ままのわ」や「父親学級」などを手掛けるアイナロハの代表取締役・渡邊大地さんにアドバイスをいただきました。
「子どもの夜泣きが凄くて睡眠時間が短い」(32歳/男性/ひまわりママさん)
睡眠時間をくれなかったり、疲れているときに起こしたりと、赤ちゃんは大人の生活リズムにはお構いなしに自分のリズムで突き進みますよね。いつまでこの生活が続くのかと憂鬱になってしまうと思います。
夜泣きは永遠に続くわけではありません。生後2カ月頃にピークを迎える子が多いようですが、個人差はありつつも、いつかピークがきて、次第に落ち着いていくはずです。そうはいっても、「自分が我慢すればいいんだ」と頑張りすぎた結果、産後うつになってしまうお母さんもいます。産後うつになってしまうと、完治まで年単位で治療を要することもあり、夜泣きどころではなくなってしまいます。そうなってから自分の非協力を痛感した父親を何人も見てきました。夜泣き対応は、夫婦で夜泣きに向けた「当番」を決めることが最善です。
脅かすわけではないのですが、赤ちゃんの夜泣き対応で睡眠不足になり、抱っこしている赤ちゃんを落としてしまう、という事故は実際に起こっています。自動車や自転車の運転が散漫になって事故に繋がる、ということもあります。睡眠不足は我が子や自分の命に直結する重大な事象を招くことがありますので、あなどってはいけないのです。
一日交代にする、2時間交代にする、平日は妻で週末は夫にする、など「夜泣き当番」のやり方はいくつかありますので、生活に合ったやり方を夫婦で探してみてください。なお、私の知人で第一子出産後に妻の産後うつを経験した夫婦は、それがきっかけで夫が心を入れ替え、第二子出産後は妻が別室で寝て、夫が赤ちゃんの夜泣き対応をすべて引き受けたそうです。第一子のときよりはるかに早く夜泣き期間が終わり、パパも自信に繋がったようです。もちろん、ミルク作りも哺乳瓶の消毒も、パパが夜中に一人でやったとのことでした。
(著者プロフィール) |
[PR]提供:株式会社 明治