お休みにどこかにおでかけをしたいと考えている人は少なくないだろう。しかし現在のコロナ禍を受け「公共交通機関を利用するにはまだ少し不安が残る」という人もいるのでは。そこで人気を集めているのが、人との接触が少ないドライブだ。

長く外出自粛が続いていたため、車に乗ること自体が久々という人も多いかと思うが、実はこの“久しぶりのドライブ”が事故につながる危険性をはらんでいることをご存じだろうか。

そこで今回ドライブ前の“おでかけ”に関して、マイナビニュース会員241人を対象にアンケート調査を実施。過去に一般社団法人日本自動車タイヤ協会(通称:JATMA)が実施した調査も参考に「タイヤ館 小松川」の木村店長にタイヤのメンテナンス不足が引き起こすリスクについて教えていただいた。

タイヤがバーストしてしまう危険も! “久しぶりのドライブ”がもたらすリスク

  • 「直近でドライブをする予定はありますか? 」(n=241)

まずは、マイナビニュースの読者に「直近でドライブする予定があるか」をアンケートで聞いてみた。すると約6割の人が「予定がある」と回答している。しかし、ここ半年ほどはコロナの影響で遠出しづらかったこともあり、これまでは運転自体していないか、運転しても近場だけ、という人が多いのではないだろうか。

そういった“久しぶりのドライブ”には注意が必要だと木村店長は言う。

  • 今回お話を伺った「タイヤ館 小松川」の木村店長

木村店長:「久しぶりの運転で要注意なのはタイヤです。タイヤを長期間放置していると空気圧が下がり、その状態で走ると事故につながる危険性があります。タイヤは車体を支えたり、車体の方向を維持・転換したり、駆動力を路面に伝える重要な役割を持っています。空気圧が下がると、タイヤの役割がうまく果たせなくなるのです」

――ではタイヤの空気圧が下がると、具体的にどのような危険性があるのか。

木村店長:「たとえば空気圧が下がった状態で走行するとタイヤが潰れたような状態になり、損傷やパンクの原因となります。また燃費も悪くなるなどデメリットが大きいのです」

――特に長距離を走る際は要注意だという。

木村店長:「長距離ドライブでは高速走行することも多いです。空気圧が不十分なタイヤで高速走行すると、タイヤの損傷や事故につながる可能性があります」

――高速走行中の予期せぬタイヤトラブル……考えただけで背筋が寒くなってしまう。また、空気圧だけが十分なら大丈夫なのかというと、他にも気をつけるべき点があるという。

木村店長:「タイヤの溝にも注意してください。摩耗してすり減ってしまうと、特に雨の日には水を吐き出せずスリップの原因になってしまいます。また、タイヤはゴム製品なので劣化します。劣化すると表面にヒビが入り、ずっと放置すると破損やバーストする恐れも出てきます」

危険を防ぐ「タイヤ点検」- 点検の目安は「月に1回」

お話を聞いていると、タイヤの点検を疎かにすることで様々なリスクにつながるとわかる。では、リスクを防ぐにはどうすればいいのだろうか。

  • JATMA調査結果より(n=2,000)

JATMAが行った「タイヤの空気圧点検頻度」に関する調査によると、「タイヤの点検の頻度が足りている」と回答した人が約6割を超える結果になっていた。しかし、木村店長は「定期的な点検がしっかりできているか」懸念している。

  • JATMA調査結果より(n=1,935)

同調査によると「月1回以上タイヤ点検を行っている人」はなんと4人に1人以下。さらに、「月に1回以上の空気圧点検が推奨されていることを知らない」という人は約72.5%と、自分では「しっかり点検ができている」と思っていても実は不十分というケースが非常に多い。

木村店長:「タイヤの空気圧はひと月に10〜20kPaほど自然減少します。ですから、できれば一カ月に一度のペースで点検をしていただくのが理想です」

――タイヤの点検だが、プロではない一般人でも可能なのだろうか。

木村店長:「空気圧に関しては、測定するための道具『エアゲージ』を持っている方もいらっしゃいますし、ガソリンスタンドなどでセルフ測定も可能です」

――では、タイヤの溝やヒビ割れに関してはどうだろうか。

  • なかなか気づけないタイヤのヒビ割れのチェック

木村店長:「外側の溝は目視でも確認できますが、意外と気づかないのがタイヤの内側です。多くの方は、ハンドルを切ってタイヤを動かしてまではチェックしません。ヒビも、小さいものはどうしても見逃しがちですね」

――空気圧、溝、ヒビ……。やはり、一般人ではどれもチェックの精度に限界があるようだ。やはりお店で点検してもらうのが安心ということだろうか。

木村店長:「そうですね。やはり私たちプロにお任せいただいた方がより安心です」

所要時間は約15分!
無料で行える「タイヤ館」のタイヤ点検項目とは

――では、タイヤ館ではどのようにタイヤのチェックを行っているのだろうか。

木村店長:「空気圧の点検は、定期的に新しくしているエアゲージで測定します。車種によって指定の空気圧は異なるので、その数値をもとに充填。タイヤの溝は、デプスゲージで残溝がどれくらいあるか測定し、前後や内外の比較も行います。ヒビは基本的に目視ですが、時にはリフトアップして確認することもあります」

――さすがはプロによる点検! これだけ詳細にチェックすることは、個人ではちょっと難しい。やはり専門家に任せるのが安心だ。

ちなみに所要時間と費用はどれくらいだろうか。

木村店長:「タイヤの点検で10〜15分、ホイール清掃とワックスがけを合わせても15〜20分といったところです。基本的に点検については“無料”で行っています」

――その程度の時間なら気軽にお願いできそうだ。無償というのも嬉しい。

木村店長:「タイヤ館 小松川ではコロナ対策もしっかりと行っています。従業員はマスクを着用し、商談コーナーではビニールシートを貼って飛沫を防止。ウェイティングスペースは間隔を空けて、密を回避しています。マスクをお持ちでないお客様にはお店から配布いたします。東京都の『感染防止徹底宣言ステッカー』も取得していますので、どうぞ安心してご来店ください」

なお、タイヤ館を始めとしたブリヂストン直営店および一部のブリヂストンのタイヤ取り扱い店では、6月1日よりタイヤの安全点検を強化する「#TIRE SAFETY」活動を実施中だ。

昨今の状況で、タイヤのメンテナンスが行き届いていない車が多いと予想される。だからこそ「タイヤ点検を通じてトラブルを未然に防ぎ、お客様の安全・安心を守りたい」という思いでこの活動を行っているとのことだ。


安全にドライブを楽しむためにも、ぜひタイヤ点検を受けてほしい。

▶︎お近くのブリヂストンのタイヤショップを探す

本日お話を伺ったお店
「タイヤ館 小松川」

住所: 東京都江戸川区東小松川1丁目12番26号
営業時間:10:30~19:00
休み:公式HPをご確認ください
電話番号:03-5607-7671

「マイナビニュース」調査概要
■実施時期:2020年7月15日(水)~7月16日(木)
■調査手法:インターネット調査
■調査対象:自分で車を運転する20代~50代のドライバー男女241人

「JATMA」調査概要
■実施時期:2020年2月20日(木)~2月22日(土)
■調査手法:インターネット調査
■調査対象:自分で車を運転する20代~60代のドライバー男女2,000人(週3回以上運転する方と週1回~月1回程度運転する方を、半数ずつ割り付け回収)

※本記事は不要不急の外出を助長するものではございません。
※新型コロナウイルス感染症についての最新情報は、 厚生労働省、内閣官房、首相官邸のWebサイトなど公的機関で発表されている情報も併せてご確認ください。

[PR]提供:ブリヂストン