もうすぐ梅雨も明け、外出自粛も解かれ始めた昨今。外出機会が増えるにつれて、喫煙者である私がどうしても考えてしまうのは「喫煙場所」についてだ。改正健康増進法施行から4カ月。タバコを吸える場所が激減し、不安や物足りなさを感じる喫煙者も多いだろう。
世の中は明らかに禁煙ムードである。しかし、そんなに簡単に禁煙できるなら苦労はしない……。
今回は、そんな“悩める喫煙者たち”の心の叫びをアンケートで募集。彼らに希望の光を差し込むべく、「とある禁煙成功者」にお話を伺った。

今回お話を聞いたのは……

クワバタオハラ 小原正子さん

兵庫県出身。お笑いコンビ「クワバタオハラ」のツッコミ担当。
現在はタレントとして活躍するとともに、3児の母として育児にも励んでいる。

※時事性を鑑み、メールインタビューにて実施いたしました


教えてオハラさん! 小原さんの禁煙事情編

喫煙者にとっては長く辛い道のりである「禁煙」。まずは成功者であるオハラさんに、禁煙のきっかけを聞いてみよう。


禁煙を決意した理由やきっかけはなんですか?(女性・35歳)


当時お付き合いしていた夫が、「たばこをやめたら本気で付き合わなくちゃならないから、やめなくていいよ」と言ったことです。


「逆に!?」と思わずツッコミたくなる回答だが、オハラさんとしては「本気にさせてやるわ!」と一念発起するきっかけになったようだ。その一言で禁煙に成功するのだから、夫であるマック鈴木さんへの深い愛を感じる。やはり親しい人の一言があればこそ、本気で禁煙へと踏み切れるのかもしれない。


「完全に禁煙できたな」と感じるまで、どれくらいの期間がかかりましたか?(男性・40歳)


3~4カ月くらいですね。でも、それまでにも何度もチャレンジして失敗していたので、トータルでの禁煙チャレンジ期間は3年程です。


夫の一言を聞く前から、2年以上も禁煙にチャレンジしていたというオハラさん。このように、禁煙しようと励んでも失敗したという経験がある喫煙者は多いだろう。失敗する理由としては、タバコに含まれるニコチンが大きな要因として挙げられる。ニコチンの依存性とは、それだけ強力なものなのだ。


禁煙していたとき、一番辛かったことはなんですか?(男性・31歳)


夫とケンカしたとき。「何のためにガマンしてるんやろ!」とつい吸ってしまったことがありました。


禁煙を始めた理由でもある人とのケンカ……これは辛い。喫煙者の多くはニコチン中毒と言われている。「禁煙中はイライラが止まらない」なんて話もよく聞く。
ニコチン切れによる不安感や焦燥感を、少しでも軽減できると良いのだが……。

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教えてオハラさん! 吸いたくなっちゃうシチュエーション編

続いては、タバコを吸いたくなるシチュエーションについて。オハラさんはどのように喫煙する機会を減らしていったのだろうか。


飲食店などで周りの人が吸っていると、我慢できなくなります。どうしても吸いたくなったときに我慢できる方法はありますか?(男性・39歳)


最初から喫煙席には絶対に座らないようにする、喫煙NGのお店を選ぶ。 近づかないことが大切です!


確かに周囲の人が吸っているとつられても吸いたくなることは大いにある。ガムや飴だと、口寂しさはまぎれるものの食事中には食べられない。かといってタバコに手を出しては全てが台無しになる……。「一緒に吸いながら禁煙できる」そんなモノがあれば心強いのだが。


お酒を飲むとどうしても吸いたくなってしまって我慢できません。そんなときはどうしていましたか?(男性・31歳)


わかります……何度も吸っていたことを思い出します(苦笑)。
そんな時は1箱買って、1本吸って、その場で残りを捨てていました。2度と吸わないように水につけたりして。繰り返しているうちに、「無駄やなー」と思えてきましたね。 そして買うときも、自分の好きな銘柄でなくて苦手な銘柄を選んでいました。


お酒とタバコの相性……これはもう、ほとんどの人がつまずくポイントといっても過言ではない。 お酒の席でタバコを吸う習慣があると、判断力が鈍くなってしまい「まあ、1本だけ……」なんて吸い続けてしまう光景が目に浮かぶ。オハラさんのように、1本で止める勇気を持てるかが禁煙への命運を分けるだろう。

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教えてオハラさん! 禁煙、減煙の秘訣編

最後に、読者から寄せられた具体的な悩みに対して、成功者であるオハラさんの目線からアドバイスをいただこう。


まずは本数を減らすところから、と思い1日に吸う本数を決めようとしたのですが、なかなか続けることができません。減煙を成功させる秘訣はありますか?(女性・29歳)


まず本数を減らそうとしている自分を褒めましょう(笑)! すぐに結果を求めても絶対に無理なので、「あと半年でやめる!」とか「この1カートンでやめる!」とか、中期戦のつもりで始めるといいかと思います。


まずは「本数を減らそうと努力していること」を自分自身で認めてあげることが大切なようだ。禁煙が続かない自分を責めるのではなく、最初の一歩を踏み出した自分をヨシヨシしてあげたい。 また、タバコ以外のなにかで口寂しさを紛らわすのも有効な手段である。


タバコの味やにおいはそこまで好きではないのに、なぜかタバコを止められません……どうしてでしょうか?(女性・30歳)


ニコチン依存症であることと、 周りの環境もあるのではと思います。 家族や友人に喫煙者がいると つられて吸ってしまうので、皆を巻き込むのもあり!


自分だけではなんともならないときは、小原さんの言うとおり周囲の人間を味方や仲間にするのが効果的だろう。お互いがお互いを制していけば、孤独な戦いをせずに済む。


ガムや電子タバコ、禁煙外来など様々な禁煙方法があると思うのですが、おすすめはありますか? また、おすすめする理由があれば教えてください。(男性・28歳)


私はすべてやりました! 一人じゃ難しくても、やはりお医者さんに指導してもらえる禁煙外来が1 番よかったです! ただ、私の場合は副作用(頭痛と吐き気)が強く、途中で別の方法に切り替えましたが……。


いろいろと苦労された結果、見事禁煙に成功したオハラさん。医者のサポートがしっかりと受けられる禁煙外来はもちろん有効な手段だが、体の相性とも相談したいところだ。もし合わなかったとしてもめげずに、他の方法を試して脱ニコチンへの道を探すことが必要だろう。


どのようなモチベーションで禁煙を決意すると一番続けやすいでしょうか。(女性・45歳)


私の場合は「自分の幸せのため」です。タバコをやめたきっかけが好きな人(夫)だったので、彼がタバコ嫌いで本当にラッキーでした。


お金のため、健康のため、家族のため……禁煙したいと思う理由にはもちろん個人差がある。オハラさんのように「誰かのため」に止めるというのも、素敵なきっかけのひとつではないだろうか。


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オハラさんも、禁煙に成功するまでは挫折や試行錯誤を繰り返していたということが今回のお話で分かった。
また、このアンケートを通して感じたのは、「禁煙したいと思っていてもできずに悩んでいる人」が予想以上に多いということだ。禁煙への道のりは一人ひとり人違うもの。オハラさんと全く一緒の方法を試してみても、禁煙に成功するとは限らないだろう。
1つ言えるのは、どんな方法にしろ「ニコチンへの依存」を断ち切ることが大切だということ。
その手段のひとつとして紹介したいのが『NICOLESS(ニコレス)』だ。

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『NICOLESS(ニコレス)』はニコチン0のヒートスティック。専用のデバイスは必要なく、他の加熱式タバコのデバイスで使用できる。原料には紅茶葉を使用しており紙タバコに近い吸い心地を味わえるので、物足りなさを感じずに自然にニコチンの摂取量を減らせるのだ。

「禁煙はしたいものの、習慣化した喫煙をいきなりやめるのは難しい……」。そんな人たちの減煙・禁煙にも有効的だろう。『NICOLESS(ニコレス)』“吸いながら脱ニコチン”を進めながら、新習慣を始めてみてはいかがだろうか。

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