「Stay Home」で家にいる時間が増え、改めて気づかされたのが自宅のリスニング環境の大切さ。テレビ会議や動画視聴、音楽鑑賞、ゲームなど、おうち時間で「音」に触れる機会は思った以上に多いからだ。
しかし、これまでは出先で使うイヤホンにばかり目が向きがちで、部屋で使うオーディオ機器は二の次三の次。これを機に、自宅のリスニング環境を見直してみようかな……と考えていたところに、マイナビニュースからPCユーザーやゲーマーに人気のヘッドセット「HyperX Cloud Stingerシリーズ」のレビュー依頼がきた。渡りに船ということで、さっそく製品を試してみよう。

  • HyperXのゲーミングヘッドセット「HyperX Cloud Stingerシリーズ」

高音質と装着性を両立したヘッドセット

「HyperX Cloud Stingerシリーズ」は、メモリモジュールやPC周辺機器、オーディオ機器の国際的なメーカーとして知られるHyperXのゲーミングヘッドセットだ。高音質と装着性のよさを両立しているのに加え、PCから家庭用ゲーム機まで幅広いプラットフォームに対応しているのが大きな特徴。接続方式や搭載機能の違いなどにより、複数のモデルが用意されている。

今回は「HyperX Cloud Stingerシリーズ」のうち、ワイヤレスタイプの「Cloud Stinger Core Wireless + 7.1」を中心に実際の使用感などを紹介していこう。

ワイヤレス接続が快適な「Cloud Stinger Core Wireless + 7.1」

「Cloud Stinger Core Wireless + 7.1」は、7.1chのバーチャルサラウンド再生に対応したヘッドセットだ。2.4GHz帯のワイヤレス接続に対応しながら244gという軽量ボディを実現しており、コードや重量に煩わされることなく快適にサウンドを楽しめる。40mm口径の大型ダイナミックネオジムドライバを採用しているのも特徴で、迫力ある低音を再現することが可能だ。

  • 「Cloud Stinger Core Wireless + 7.1」の製品パッケージ。参考小売価格は9,980円(税込)とリーズナブルなのも魅力的

製品パッケージには本体とUSBアダプターが同梱されている。使用する際は、Windows PCのUSBポートにアダプターを差し込み、本体の電源をオンにすればすぐに認識して使用可能になる。Microsoftストア経由で無償のアプリ「HyperX NGENUITY」をインストールすれば、7.1chのバーチャルサラウンドサウンドを有効にできる。

  • パッケージには本体とUSBアダプターが同梱されている。黒を基調にしたクールなデザインが印象的

  • 「HyperX NGENUITY」アプリを使えば7.1chのバーチャルサラウンドサウンド機能を有効にできる

音楽からゲームまで幅広い用途で活躍!

実際に「Cloud Stinger Core Wireless + 7.1」をさまざまなシーンで使用してみた。

―― Scene1 テレビ通話 ――

とにかく軽くて装着感抜群! イヤーカップがしっかりと耳を覆って外の雑音を抑えてくれるため、相手の声が聞き取りやすかった。通話相手によれば、こちらの声もノイズが少なく聞き取りやすいとのこと。実際、夜間などにマンションの隣室を意識して小声で通話する場合でも、相手から聞き返されることはほとんどなかった。
通話中、特に便利だと思ったのがミュート機能。マイクを上にスイングするだけでこちらの音声をオフにできる。宅配便を受け取る際や、固定電話に出るとき、席を立ってお茶を入れるときなど、さまざまな場面で役立った。オンラインでの飲み会などで長時間通話をする場合にも、いちいちヘッドセットを外すことなく他の作業を行えるだろう。

  • イヤーカップにはダイヤルが搭載されており、手元で音量を調節できる

  • マイクを上に跳ね上げると自動的にミュートになる



―― Scene2 映画鑑賞 ――

動画配信サービスやYouTubeなどで試してみたが、爆発シーンやカーチェイスシーンなどの効果音がド迫力で、臨場感たっぷり。登場人物のセリフやナレーションなども聞き取りやすく、ワイヤレス接続にありがちな遅延なども気にならなかった。 イヤーカップが耳にぴったりフィットするため頭を動かしてもズレにくく、映画まるまる1本観終わるまで使っても疲れにくいのが嬉しい。イヤーパッドはメッシュ素材でできているので蒸れにくく、夏場でも快適に使用できそうなのも評価できる。

  • バンドの長さはスチールスライダーで調節可能なので、頭にしっかりフィット



―― Scene3 音楽 ――

純粋にヘッドホンとしてみた場合も、その実力はなかなかのもの。迫力ある低域だけでなく、中域や高域も十分クリアに再現されており、ボーカルの歌声も聴きやすかった。音量を上げると重低音が強めに出て臨場感もアップするので、ライブ音源などは特に楽しめそうだ。



―― Scene4 ゲーム ――

まさに”ゲーミングヘッドセットの本領発揮”という感じの定位感あるサウンドで、音がどこで発生しているかが非常にわかりやすい。今回はWindows PCで「HyperX NGENUITY」アプリを使い、7.1chのバーチャルサラウンドサウンド機能を有効にしてプレイしてみたが、敵キャラのいる方向や距離などが把握しやすかった。
また、低音が強めなので銃撃や爆発といったアクションシーンの臨場感もかなりのもの。さらに、イヤーカップの遮音性が高くゲームに没入しやすいのも嬉しいポイントだ。フル充電なら最大17時間バッテリーが持つので、長時間集中してプレイしたい場合でも安心できる。

  • 「Cloud Stinger Core Wireless + 7.1」は音楽や映画、テレビ通話、ゲームなど幅広いシーンで活躍する


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スマホや家庭用ゲーム機で使用できるモデルもあり!

「HyperX Cloud Stingerシリーズ」には、ワイヤレスタイプだけでなく有線タイプの製品もある。また、PCだけでなく家庭用ゲーム機やスマートフォンでの使用に対応したモデルも用意されている。ノートPCなどUSBポートに余裕がない端末で使いたい場合や、PlayStation 4やNintendo Switch、スマートフォンなどで使いたい場合は、それらを検討してみるといいだろう。

PC以外でも使いたいなら「Cloud Stinger」
3.5mm4極ステレオミニプラグを採用した有線タイプのヘッドセット。50mmの指向性ドライバを搭載しており、音の発生位置を高精度に再現できるのが特徴。また、頭のサイズに合わせてバンドの長さが調節しやすいスチールスライダーや、スイングでミュート可能なノイズキャンセリングマイクなども装備している。Windows PCだけでなく、Macやスマートフォン、PlayStation 4、Nintendo Switchなど、3.5mmミニポートを搭載するデバイスで広く使用可能だ。

質量275gと軽く、イヤーカップが90度回転するのも相まって、装着性は抜群。適度な側圧もあり長時間使用しても疲れにくい。ステレオミニプラグなので多彩なデバイスで活用できるのが嬉しい。低域から高域までバランスのよいサウンドで、ゲームだけでなく音楽や動画も十分楽しめる。人の声も聞きとりやすいので、ビデオ通話やオーディオブックなどにも向いていそうだ。

PlayStation 4ゲーマーなら公認の「Cloud Stinger PS4」

3.5mm4極ステレオミニプラグを採用した有線タイプのヘッドセット。性能的には「Cloud Stinger」と変わらないが、PlayStation 4公認モデルのため本体にPlayStationロゴがあしらわれているのがポイント。また、DUALSHOCK 4など3.5mmポートを搭載したPS4用ワイヤレスコントローラーとの接続互換性も保証されており、安心して使用できるのも特徴だ。

DUALSHOCK 4の3.5mmポートに接続して使用してみたが、イヤーカップに搭載されている音量スライダーや、スイングでミュート可能なノイズキャンセリングマイクは問題なく動作した。統一感のあるデザインで周辺機器まで揃えると、ゲームをする際のテンションも上がってくるから不思議だ。

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「HyperX Cloud Stingerシリーズ」には多彩なラインナップが揃っている。有線タイプなら5,000円前後で購入できるモデルもあり、コスパも抜群にいい。

6月5日からはレビュー・感想投稿キャンペーンアマゾンタイムセールも実施され、本製品がお得に購入できるチャンス! この機会にぜひ自宅のリスニング環境を見直して、充実したおうち時間を過ごしてみてはいかがだろうか。

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