「少しでも元気を届けたい」 - 担当者が語る『コミックBAR Renta!』特別配信番組にかける想い

BARのマスターに扮する声優の森嶋秀太さんが、来店したゲストに電子書籍レンタルサイト「Renta!」からおすすめのマンガを紹介する番組『コミックBAR Renta!』(TOKYO MX1(地上波9ch)、BSフジで放送中)。

• 『コミックBAR Renta!』 ※画像クリックで詳細へ

3月に東京ビッグサイトで開催予定だった「AnimeJapan 2020」ではトークイベントを行うはずでしたが、コロナウイルスの影響により中止に。

しかしそんななか、『コミックBAR Renta!』は「幻の Animejapan ステージイベント マンガで日本を元気に！」と題し、初となる配信番組を発表しました。イベントに登場予定だった森嶋秀太さんと伊東健人さんも出演し、自宅で楽しめる配信を届けてくれるそうです。

今回はこの特別配信番組について、「Renta!」を運営する株式会社パピレスの山路健太郎さんにビデオ会議を通じてお話をお伺いしました。

• 株式会社パピレス 山路健太郎さん
  ※写真は2019年12月撮影 Photographer：KOBA

イベント中止でもファンに元気を届けたい

――まずは、今回初となる番組配信に至った経緯を教えてください。

去年、一昨年と『AnimeJapan』のステージでイベントを行っており、今年も開催予定でした。ファンの方にはおなじみの企画だったのですが、『AnimeJapan 2020』自体が中止に。「Renta!」としても番組としてもリアルイベントの機会は少ないので、ファンの方と触れ合える貴重な機会がなくなったことは本当に残念でした。

それでもどうにかファンの方に楽しんでもらえないか、ということだけはずっと考えていて。色んな方法を模索するなか、外出を自粛している方々に少しでも元気を届けたいと思い、番組を配信する運びとなりました。

イベントに登場予定だった森嶋秀太さんと伊東健人さんのお時間もいただいたので、“幻となったスペシャルトークイベントを配信”という形で実現に至っています。

――森嶋さん、伊東さんに配信番組の打診をした際の反応はいかがでしたか?

お二方とも、自分たちにできることをやって元気を届けたいと快諾してくれました。第134回、135回でも番組を盛り上げてくれたのですが、今回もとても頑張ってくださって。声優、演者としてどうしたら今の状況下でファンの方々に喜んでもらえるか、お二人とも考えてくれています。

配信ならではの贅沢な内容

――番組の内容についてもお聞かせください。

基本的な構成は普段の放送と変わらないのですが、普段とは違い20分ほどの番組になっています。トークパートでは森嶋さん、伊東さんの素に近い形でお話しいただきました。マンガの朗読パートでは、第135回でも紹介した『いいね！光源氏くん』の別パートを朗読してもらっています。

• 『いいね！光源氏くん』(C)えすとえむ/祥伝社フィールコミックス
  ＜あらすじ＞OL・沙織のもとに、あの光源氏が突然タイムスリップ! 二人の交流を描いたラブコメディ。NHKにて実写ドラマ放送中 ※画像クリックで詳細へ

あと、これは配信番組を実際に見て確かめてほしいのですが、とある新キャラクターが登場予定です! インパクト抜群で、森嶋さんと伊東さんもテンションが上がっています(笑)。ぜひ楽しみにしていただきたいです。

――どういった方に見てもらいたいですか？

番組のファンの方々にはぜひ見ていただきたいです。普段は内容を事前にかっちり決めているのですが、今回は配信なのでフリーダムな感じで収録しました。また、お二人が普段読んでいるマンガについても話してもらっているので、マンガ好きの方も楽しめる内容になっています。話に挙がったのは「Renta!」でも人気の作品だったので、お二人とも本当にマンガが好きなんだなと感じました。

あとは、森嶋さん、伊東さんの朗読、トークともに非常に素晴らしかったので、お二人のファンは必見ですね! 配信番組なので、家で好きなときに見て、SNSで感想などをつぶやいて楽しんでいただけたらなと思います。

――家にいても楽しめるコンテンツであるマンガは、世の中にどういった効果をもたらすと思いますか?

世界中が不安を抱えるなか、アスリートやミュージシャンなど様々な業界の方が自発的に発信して、みんながひとつになっている。マンガにもそういう力があると思っています。元気をもらいたいときやおもいっきり笑いたいときに読んでほしいマンガはたくさんありますし、世代や性別を問わず色々な人が楽しめるのがマンガの魅力です。「Renta!」のような電子書籍なら自宅でも楽しめるので、このタイミングでぜひ利用してみてほしいです。

「Renta!」の“中の人”おすすめ! いま読みたいマンガ

――電子書籍サイト「Renta!」の“中の人”である山路さんが、いまおすすめしたいマンガは?

個人的な話になりますが大丈夫ですか?(笑)。そうですね……いまは、子どもの頃に読んでいたマンガを無性に読みたくなっていて。たとえば「週刊少年ジャンプ」で掲載されていた『アウターゾーン』という作品ですとか。実家に帰れば紙で全巻揃っているのですが、いまはそれも難しいので「Renta!」で読み返しています。

• 『アウターゾーン』(C)光原伸/集英社
  ＜あらすじ＞現実の範囲外にある世界「アウターゾーン」。その世界に入った人々の姿を描く、オムニバス形式の作品 ※画像クリックで詳細へ

あと、ゴールデンウィークのような大型連休は、長編マンガを読むのもちょうどいいですよね。特に今回は家で過ごす時間が長くなると思いますので。個人的に好きなのは『ベルセルク』や『DRAGON BALL』『うしおととら』です。

• 『ベルセルク』(C)三浦建太郎/白泉社
  ＜あらすじ＞「剣と魔法の世界」を舞台に、復讐に燃える剣士・ガッツの旅路を描いたダークファンタジー ※画像クリックで詳細へ

• 『DRAGON BALL』(C)鳥山明/集英社
  ＜あらすじ＞主人公・孫悟空が、7つそろえるとどんな願いも叶う「ドラゴンボール」を探して旅に出る、少年漫画界の金字塔 ※画像クリックで詳細へ

• 『うしおととら』(C)藤田和日郎/小学館
  ＜あらすじ＞少年・蒼月潮と500年もの間封印されていた妖怪・とらによる戦いの日々を描いたバトルマンガ ※画像クリックで詳細へ

“電子書籍ならでは“というところで言うと、Web発のマンガもおすすめです。最近、読んだなかで一番好きだったのは『セブンティウイザン』。70歳の夫婦が子供を授かるという話で、惹き込まれて一気に読んでしまいました。ちょうど実写ドラマも放送されており、気になっている方も多いと思います。この機会に、原作も読んでみてほしいです。

• 『セブンティウイザン』(C)タイム涼介/新潮社
  ＜あらすじ＞70歳の妻がはじめて子どもを授かり、65歳の夫とともに悪戦苦闘しながら子育てに励む ※画像クリックで詳細へ

• 「出かけよう、漫画の世界に」おすすめ長編漫画をもっと見る

枠にとらわれずチャレンジを続ける『コミックBAR Renta!』

――『コミックBAR Renta!』で行っていきたい新たな取り組みなどはありますか?

これまではテレビを中心にしてきましたが、今後は配信にも力を入れてみたいと思っています。今回はYouTubeとニコニコチャンネルでの配信ですが、好評であればライブ放送にもチャレンジしてみたいなと。視聴者からリアルタイムで質問をもらったり、朗読するマンガもその場で決めたり。

――インタラクティブなコンテンツになって面白いですね!

公開収録をするのも面白そうですよね。まあ、色々大変だとは思うのですが(笑)、普段見ていただいてる方は楽しんでくれると思います。

自分は「枠にとらわれない」というのを座右の銘にしているので、今後も「5分のミニ番組」という枠にとらわれるのではなく、配信やイベント、SNSとの連携など色んなことに挑戦していきたいです。

番組のファンだけでなく、日本中のマンガ好きに元気を届けるという想いのもとで配信される「幻の Animejapan ステージイベント マンガで日本を元気に！コミック BAR Renta! 特別配信番組」は、4月27日(月)19時よりYouTubeとニコニコチャンネルで配信開始です。

おうち時間をより楽しく過ごすためにも、マンガと出会うきっかけとなるこの番組を視聴してみてはいかがでしょうか。

番組詳細はこちら▶▶

マイナビニュース おすすめマンガ5選

マイナビニュースきってのマンガ狂である編集担当が、いまおすすめしたいマンガはこれだ!

• 『ヒカルの碁』(C)ほったゆみ 小畑健/集英社

• 『金色のガッシュ！！』(C)雷句誠/BIRGDIN BOARD Corp.

• 『動物のお医者さん』(C)佐々木倫子/白泉社

• 『ヒナまつり』(C)大武政夫/KADOKAWA

• 『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(C)平尾アウリ/徳間書店

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