4月からはTVアニメ第2期が放送され、ますます注目されるスマートフォン向けアプリゲーム『アイドリッシュセブン』(通称・アイナナ)。プレイヤーは7人の男性による新人グループ「IDOLiSH7」のマネージャーとなり、トップアイドルを目指していくストーリーだ。
ゲームやアニメにとどまらず、様々なグッズも生み出される『アイドリッシュセブン』。5月からは、”ハズレなしのキャラクターくじ”・一番くじを展開するBANDAI SPIRITSより「一番くじ アイドリッシュセブン&すみっコぐらし」が登場する。
コラボが発表された際、『すみっコぐらし』のキャラクターとデフォルメされたアイドルたちに「かわいい!」とハートを掴まれたマネージャーも多いのではないだろうか。
今回はこのアイテムの発売を記念し、「IDOLiSH7」のメンバーでありグループ内デュオ「MEZZO"」の一人・逢坂壮五を演じる声優・阿部敦さんにインタビューを行った。
『アイドリッシュセブン』や逢坂壮五に対する想い、そして阿部さんと『すみっコぐらし』の「実は……」のエピソードとは?
3月25日生まれ。栃木県出身。賢プロダクション所属。
特技はピアノ。主な出演作は『アイドリッシュセブン』逢坂壮五役、『火ノ丸相撲』潮火ノ丸役、『だがしかし』鹿田ココノツ役など。
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撮影:大塚素久(SYASYA)
「壮五くんだしね!」で許されるようになった
――今年5周年を迎える『アイドリッシュセブン』。逢坂壮五というアイドルとの付き合いも長くなってきたかと思いますが、今、彼の姿は阿部さんの目にどう映っていますか?
阿部:マジメで堅い性格だと最初は感じていましたが、根っこの部分はそのままに随分のびのびできるようになったな~と(笑)。
――変化というよりは成長という感じでしょうか?
阿部:そうですね。いい感じにいろいろと主張ができるようになりました! ここ何年かはどんなことをやっても「壮五くんだしね!」で丸く収まるようになりましたし(笑)。楽曲のジャンルも幅広くなり、バラードを歌ってもロックを歌っても「キャラクターに合わない」ではなくて「壮五くんだしね!」で納得してもらえるようになってきました。
――たしかにそんな感じはあります(笑)。
阿部:御曹司だし、優しいし、でもいざというときは過激な行動に出るし……。属性というか、肩書きが本当に多くて、そこがうまく機能するようになったんだと思います。
――阿部さん自身と壮五とでシンクロする部分はありますか?
阿部:ほかのキャストはちょいちょい見受けられるんですが、俺自身は壮五くんとはまったく似ていません。周りから似ていると言われたこともありませんし、実際いろいろ抱え込んでお腹が痛くなったこともないので(笑)。
完全に正反対なんですけど、だからこそ作っている楽しさのようなものが個人的にあって。自分の引き出しから引っ張り出してくるのではなく、イチから構築していって「こういう感じかな?」と試行錯誤する楽しさはとてもありますね。
――自分の外側にある部分から構築していく?
阿部:そうですね。普段は右脳で生きているタイプなんですが、完全に感覚でお芝居をしているわけでもありません。現場に行くときは大まかにロジックを組み立てていきますし……でも、なんだかんだで声に出してみないとわからないことも多いので、最終的には7:3ぐらいで感覚に頼っちゃいますね。
――感覚とロジックの両面から構築されているんですね。ちなみに彼を表現する上で、強く心がけているポイントはどういった部分なんでしょうか?
阿部:属性が多いからこそ、“ギャップ”が人の目を惹きつける大きな魅力になっていると思うんですが、そのためには普段の“抑え”が大切だと感じています。ときおりネジが外れることがあっても、基本的に彼は常識人枠。個性的なアイドルたちがワーッとなっているなかでも、品がある感じで笑っているタイプだとは思うので。
壮五くん本人からしたら別にギャップを出そうとしているわけではなく、自然とそうなっているだけなんでしょうけど、彼を表現する立場からしたら「どうやったらギャップを効果的に見せられるんだろう?」という部分は考えてしまいます。
最初は水と油でも、今はかけがえのないパートナー
――四葉環と組んでいる「MEZZO"」も大勢のファンから支持を集めています。
阿部:アイドルを目指していなかったら絶対に交わらなかった2人であって、お互いがお互いに初めて会うというぐらい相反する人種なんですよね。最初は水と油のようにまったく馬が合わなかったし、お互いに気を使った結果、傷つけ合ったり……。
――アイドルのモチーフとなる音楽記号もmp(メゾピアノ)とmf(メゾフォルテ)で正反対ですもんね。
阿部:そう! でもそんなふたりが紆余曲折を経てかけがえのないパートナーになってきたわけです。 ふたりの出会いは絶対に“運命的なもの”なんかじゃなかったと思うけれど、自分たちの意志でお互いを支え合って歩んできた。その姿にすごくグッとくるものがあります。
それまで絶対に交わらなかった存在だからこそ、お互いにはない価値観を持っていたりするし、一緒にいることでそれが互いに染み込んでいく。そして、結果的にいい塩梅になっているから素敵ですよね。本当にいいデュオだと思います。
――一方で、「IDOLiSH7」という7人でのグループ活動についての印象は?
阿部:これまではずっと、フレッシュでチャレンジャーという立ち位置でやってきました。でも、いつまでもこのままであり続けることはできないし、そんなバックボーンが最新曲の「Mr.AFFECTiON」には顕著に表れていた気がします。
「IDOLiSH7」のメンバーはそれぞれが重いものを背負っていますし、7人もいるからこそ業も深い。でも何かが起こったときには全力で他のメンバーの業も背負おうとするのも彼ららしさだと思います。「Mr.AFFECTiON」の「君を守りたい」という歌詞はまさに7人の気持ちなんじゃないかと……。
彼らがこの先どうなっていくのか……きっと皆さんもワクワクしていることでしょう。個人的には“作曲する”という選択肢を選んだ壮五くんは「IDOLiSH7」のキーマンになっていくんじゃないかなと勝手に想像しています。
――4月からはTVアニメの第2期もスタートしました。
阿部:ゲームを遊んでいない方にとっては、第1期のストーリーは波瀾万丈に映ったかもしれませんが、全体からいえばまだまだ。むしろ、「こういう作品だから覚悟はできた?」というチュートリアルといっても過言ではありません(笑)。
アニメの第2期ではもっともっと大変な出来事が起こりますし、「MEZZO"」としても今後の起点となるようなお話が待っているので……。見逃すことなく楽しんでいただけると嬉しいです。
次のライブ、「MEZZO"」でチャレンジしたいこととは……?
――『アイドリッシュセブン』といえば、ライブの存在も欠かせません。そういったライブを経て阿部さんのなかに変化はありましたか?
阿部:身も蓋もないことを言ってしまうと、応援してくれる女性が増えました(笑)。それまでは女性をターゲットにした作品にはあまり出ていなかったこともあって、単純に環境が変わったのかもしれません。とはいえ、それで役へのアプローチが変わるわけでもありませんし、人物像を咀嚼して「彼だったらこうするんじゃないかな?」と考えながら、壮五くんと向き合うだけです。
むしろ大きく変わったのは、メチャメチャ歌うようになったこと。以前までも歌のお仕事はいただいていましたが、劇的にその回数が増えたことで、より深く理解できるようになった気がします。経験を積んで「ここはもうちょっといろいろ試せるな!」と感じる部分も増えましたし、それに応じて収録現場でアプローチ方法を変えてみたりと、いろいろ試しています。
――ちなみに今後、「MEZZO"」の2人で挑戦してみたいことはありますか?
阿部:ライブで空を飛びたいです!
――まさかのフライングですか! (笑)
阿部:これまでのライブで、「IDOLiSH7」だけでなく、「MEZZO"」としてデュオのステージでも盛り上げてきた自負があります。なので、こういう新しいことをやるならやっぱり我々だろうと。
――KENNさんも飛んでくれそうですか?
阿部:わかりません!(笑) でも、実現できそうなら「飛ぼうよー!」と説得してみます(笑)。
大人から子どもまで楽しんでもらえるコラボです!
――では、ここからは『すみっコぐらし』とコラボした「一番くじ アイドリッシュセブン&すみっコぐらし」について伺っていきます。阿部さんは『すみっコぐらし』はご存知でしたか?
阿部:甥っ子と姪っ子が大好きで、顔を合わせたときなんかにもよく作品の話を教えてもらっていました。そんな矢先に今回のお話をいただいたので、すぐに「コラボするよー!」と伝えました(笑)。
老若男女問わずに人気がある作品の『すみっコぐらし』とアイドルとのコラボはなかなか新鮮ですし、これまで類を見ないようなコラボレーションで世界を切り拓いてきた『アイドリッシュセブン』だからこその企画なのかなとも感じました。
――デザインも、とてもキュートなイメージです。
阿部:そうなんですよね! うちの甥っ子はちょうど“ふろしき”が大好きだったので、壮五くんとコラボしてくれるのは嬉しいです(笑)。
“ふろしき”は環くんとコラボしている“しろくま”が大切にしている荷物で、周りのためにその身を投げ出すというところは立場的に通じる部分があると思います。まぁ、壮五くんの場合は自己犠牲の精神が強すぎてよく怒られていますけど(笑)。何より寒いときに“しろくま”が“ふろしき”と寄り添っているというのは、「MEZZO"」の2人ともリンクする気がします。
組み合わせも絶妙で、七瀬陸と“たぴおか”、九条天と“ブラックたぴおか”という2組の取り合わせなんかは「なるほど!」と思いました。個人的には八乙女楽と“とかげ”のコラボも好きですね。楽って、外見の印象は冷たそうなのに中身は一人だけ少年マンガをしているじゃないですか。“とかげ”も本当は恐竜の生き残りなのに、捕まらないようにとかげのフリをして取り繕ったり……どこかシンパシーのある2人の組み合わせはなんだかほっこりします。
――今回の一番くじは、A~L賞がぬいぐるみ、M賞がアクリルスタンド、N賞が缶バッジ。さらにスペシャル賞がスペシャルブランケットで、ラストワン賞がスペシャルおでかけバッグとなっています。
阿部:ぬいぐるみはやっぱり欠かせませんよね! イベントに持って来られる方もいますし。そうやっていつでも一緒にいる感覚を味わってもいいし、家に置いて飾ってもいいし、本当に素敵なアイテムだと思います。すごくしっかりした作りで。
ビックリしたのは缶バッジ。缶バッジというと光沢のあるテカテカとしたイメージがあったんですが、落ち着いた感じのマット加工で「なるほど……これはいい!」と衝撃を受けました。アクリルスタンドも立体的だし、今回のほっこりとするイラストの魅力がそのまま出ているので、お部屋のインテリアとしてもまったく違和感がありません。
ブランケットとスペシャルおでかけバッグは特別な賞なので手に入れるのが大変ですが、もちろん素敵! 欲しくなっちゃうものばかりですよ。
――最後に、阿部さんにも一番くじで遊んでいただこうと思います。
阿部:ありがとうございます! くじ運はだいぶ自信がありますよ! では、失礼して……。
まずはM賞が出ました! アクリルスタンドですね。もう一回引いてもいいですか?
――ぜひ、どうぞ!
阿部:はい、続いて……M賞。アクリルスタンドです!(笑) さらにもう一回引いたら……M賞! アクリルスタンド! いやいや、ものすごい確率だと思います(笑)
――(笑)。最後にもう一枚どうぞ!
阿部:あっ、ラストはG賞……! ということは、七瀬陸と“たぴおか”のぬいぐるみですね。最後にうちのセンターが来てくれました!
アクリルスタンドをたっぷり引いてしまいましたが、ランダムなのでむしろコンプリートできる確率が上がりました(笑)。ハズレがないのが一番くじの魅力なので、みなさんもぜひ楽しんでみてください。
――ぜひ甥っ子さん、姪っ子さんとも楽しんでください!
本日はありがとうございました!
「一番くじ アイドリッシュセブン&すみっコぐらし」は、5月9日(土)よりセブン‐イレブン店舗、イトーヨーカドー店舗で順次発売する予定だ。かわいいアイドルと『すみっコぐらし』のコラボをぜひお迎えしてはどうだろうか。
※店舗によりお取り扱いのない場合や、発売時期が異なる場合がございます。なくなり次第終了となります。
また、「一番くじ(BANDAI SPIRITS)」公式Twitterではキャンペーンを実施中。アカウントをフォロー&該当ツイートをリツイートすると、阿部敦さんのサイン入りチェキとぬいぐるみ(全12種)のセットが当たる! 詳細はこちらをチェックしてほしい。
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