年の始めは「今年こそ〇〇するぞ!」と目標を持つもの。そのなかに「今年こそお金を貯める!」という目標を掲げている人もいるはず。年末年始にお金を使いすぎて、「今年こそ節約しよう」と気持ちを切り替えた人もいることだろう。
「節約」というと「ケチケチすること」「苦しいこと」というイメージを持つ人も多いのではないだろうか。しかし、そのような我慢する節約はなかなか続かないことが多い。今回は節約を長続きさせるコツとともに、誰にでもできる「税金の節約」について解説していきたい。
「今年こそ節約!」節約が長く続くためのコツとは?
節約生活がなかなか続かない人は、節約の方法が少しズレているのかもしれない。やはり一般的に「節約」というと、
・ 食費を削る
・服飾費や娯楽費を削る
・水道代削減のために節水する
などの「我慢する」節約方法が主流なのではないだろうか。食費を浮かすためにおかずを1品減らす、電気代節約のためにエアコンをつけない……。そういった我慢型の節約方法は、どうしてもストレスになりがち。
そもそも「節約」とはお金を使わないように我慢ばかりすることではなく、必要なお金を必要なときに使うために、無駄な部分を省くこと。節約は継続することに意味があるので、挫折につながってしまうような、ストレスがたまる無理な目標はNGだ。
ストレスをためずにどんな節約をする?
固定費の見直し
ストレスをためないために意識したほうがいいのは、生活の質が大きく変化しない「固定費」から優先的にテコ入れをすることだ。食費や交際費、娯楽費などといった変動費は1回だけ減らしても節約の効果があらわれにくい。継続的に減らし続ける必要があるため、毎回「自分は我慢している」という意識が生まれ、ストレスにつながりやすいもの。ストレスがたまって浪費に走ってしまっては台無しだ。
その点、住宅費や自動車の維持費、通信費、保険料などの固定費の節約は、始めの手続きは少々手間がかかるものの、一度終えてしまえばその後は努力することなくずっと節約効果が続く。まずは固定費を狙って節約体質になろう。
キャッシュレス決済を取り入れる
2019年10月からの消費増税に伴い、キャッシュレス・ポイント還元事業が行われている。6月までの期間限定ではあるものの、クレジットカードや電子マネー、スマホのQRコード決済などの現金を使わないキャッシュレス決済で支払いをすることで、2%または5%の還元が受けられる。
同じモノを買う際も、現金で支払うよりおトクになる。努力は必要ないので、現金派の人も積極的に活用して節約につなげよう。
なお、この事業は6月までの時限措置だが、その後の落ち込みをカバーする施策としてマイナンバーカードを活用したポイント還元も行われるので、覚えておこう。
そのほかの方法は?
また、昨今節約上手の人たちの間で人気が高まっているのが「ポイ活」での節約だ。ポイ活は、楽天スーパーポイントやTポイント、dポイントなど、普段の生活で貯めやすいポイントを貯めていく。貯めたポイントは現金のように使えるので、買い物や外食時に使えば家計の助けになるというわけだ。
また、ふるさと納税を利用して食費の節約につなげる方法も、ストレスなく実践できる。
節約上手は始めている! 税金を節約する方法「iDeCo」とは!?
節約が続く極意は「ストレスをためないこと」。紹介した節約方法のほかに、ぜひチェックしてほしいのが、「税金」を節約することだ。わたしたちは給料をもらうたびに税金(所得税と住民税)を天引きされているが、その税金を節約しながら自分で年金を積み立てられる方法「iDeCo」を紹介したい。
iDeCoは、公的年金に上乗せして自分で年金を積み立てていく制度。iDeCoには税制メリットを受けられるタイミングが3つある。
1.「積み立て時」
掛金として積み立てた金額が全額「所得控除(所得から差し引く)」できるため、実際に課税される所得が少なくなる。結果的に所得税や住民税の負担を軽減することができる。
2.「運用時」
通常、金融商品の運用で得た利益には20.315%の所得税がかかるが、iDeCoなら運用益が全額非課税になる。
3.「受取時」
60歳以降、積み立てた資金を受け取る際は、一時金(一括)か年金で受け取れるが、一括で受け取る場合は退職所得控除、年金で受け取る場合は公的年金等控除が適用されるため、一定額までは非課税になる。
とくに1の積み立て時の税制メリットが大きく、将来のお金を積み立てながら、その年の所得税と翌年の住民税の負担を軽減できるところがポイントだ。
また、5,000円という少額から積み立てることができるので、家計の状況に合わせて無理のない金額を設定することが可能だ。
初めてのiDeCo。初心者にも安心な金融機関は?
「将来のお金を積み立てながら税金の節約ができるなら、今年からiDeCoを始めてみたい!」と決意した人もいるだろう。iDeCoをスタートするにあたり、まず行わなくてはならないのが金融機関選びだが、初心者にも安心なのが、大和証券のiDeCoだ。
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大和証券では、加入する金融機関に支払う手数料「運営管理機関手数料」が無料。また、ニーズに合わせて2つのiDeCoから選ぶことができるのもポイントだ。
厳選した22商品をラインアップしている「ダイワのiDeCo」と、運用スタイルに合わせて選ぶだけのシンプルな商品設計「auのiDeCo」の2パターンから、自分に合うほうを選ぶことができる。
まとめ
iDeCoは毎月の掛金が所得からまるごと全額控除されるため、所得税は年末調整時に還付金として、住民税は翌年分の金額が軽減され、結果として給料の手取り額が増えることになる。2020年は始まったばかり。iDeCoは1年の早めにスタートすることでより税金を多く節約できるので、すぐに取りかかるのがオススメだ。申し込みには少々時間がかかるが、一度設定してしまえばこの節税効果はずっと続く。
ストレスがたまる我慢型節約にピリオドを打ち、ストレスフリーの節約を楽しみながら資産を増やしていこう。
[PR]提供:大和証券