――自分の天職って何だろう。
世の中にはたくさんの職業があるのに、自分が経験できる仕事はわずか。まだ経験していない職業の中に本当に向いている仕事があるのかもしれない。ある程度社会人を経験すると、 周囲の人との関わりの中で「この人は営業っぽい」「この人は経理に向いてそうだな」と思うこともあるはずです。
そこでマイナビニュースは、ある仮説を立ててみました。 "ライフスタイルや趣味から、仕事の隠れた適性が分かるのでは"ないかと。
実際に、趣味や傾向から自社の職業に向いている人をあぶり出してみようとした企業があるとのこと。社員同士の日々の雑談から、「一人○○」をできる人が多いのかもしれない、という共通項を見つけたそうです。
どの企業も「求める人物像」や「ペルソナ」の設定に苦労しているこの時代。一体どうやって社員の共通項を導き出したのでしょうか。話を聞いてみました!
\今回お話を聞いた会社/ サークレイス
Salesforceを中心にクラウドソリューションの導入・活用の支援パートナーとして、コンサルティングから導入開発、定着化、運用サポート、研修・トレーニングまで幅広いサービスを提供。
サークレイスでは、日々お客様をサポートしている"カスタマーサクセス"職のメンバーを対象に、趣味やライフスタイルに関するアンケートを実施しました。
社員アンケートから働く人たちの"リアル"を探ってみる
Question1. 一人○○どこまでできる?
"お一人様"もだいぶ一般的になりましたが、あなたはどこまで一人○○ができますか? サークレイスのメンバーは、一人○○が得意なメンバーが揃っている模様。国内一人旅ができる人も、結構な割合ですよね。
アンケートから 「自立した人が多いのかもしれない」、「自分の意志をしっかり持ったタイプが多そうだ」とイメージできるのではないでしょうか。
Question2. 趣味は何ですか?
続いての質問でも、個性的な回答が多いですね。好きな理由から熱量が伝わってきます。
サークレイスでは、このように皆何かしらの濃い趣味があるので、自己紹介が無難に終わらず盛り上がるそう。自分なりのこだわりを持って、余暇も本気で楽しんでいる人物像が伺えます。
Question3. "カスタマーサクセス"の仕事でやりがいを感じるときは?
最後は、仕事についてのアンケートを見てみましょう。 カスタマーサクセスが具体的にどんな仕事か知らなくても、 「難しいことに挑戦し、課題を解決していく面白さ」、「お客様に感謝される仕事」であるということがわかるはずです。
どうでしょうか。この3つのアンケートから、サークレイスでどんな人が働いていて、どんな仕事があって、自分に合ってそうかどうか、イメージしてみてください。 もしかすると、採用サイトで「募集要項」や「業務内容」などを見るよりも、リアルな会社の雰囲気を感じられるかもしれません。
アンケート結果、実際はどうなの?
働く社員たちの声も聞いてみた
アンケートから感じられた人物像は、実際に合致しているのか。趣味を全力で持っている人たちだからこそ、仕事にも熱意を持って取り組めるのか。確かめるべく、サークレイスで働く2人にお話を聞くことにしました。
箱崎:アンケートを見ると、落ち着いていてしっかりしている印象の人が多いのでみなさんの趣味の多彩さに驚きますね。
佐藤:そうですよね! ちなみに私は登山が趣味で、特に沢登りが好きです。だからアンケート結果は新鮮でもあり、納得できる部分もありますよ。
箱崎:一人登山は佐藤さんだったんですね(笑) 私は時々一人で日帰り温泉に行くんですけど、旅の予定や電車の時間まで決めて出てます。そのあたりどうですか?
佐藤:計画しますよ! 登山の時はもちろんですけど、仕事帰りに友達と行くボルダリングの日程調整や呑み会の幹事もよくやってます。言い出して放置するのが嫌だし、呑むなら自分の納得できるおいしいお店でと思ってしまって。
箱崎:私も幹事をよくしますけど、自分から提案するよりも意見を募って調整するほうが得意かも。同じ幹事でもちょっとした違いが見えて面白いですね!
佐藤:社内で自主的に勉強会が始まったり、発表者が増えていたりするのも一人旅好きの積極性や好奇心が出ているのかも。
箱崎:そもそもがお客様をサポートする仕事なので、幹事として人をまとめたり、人の役に立つことがしたいという考え方も関連していそうですよね。趣味と仕事のスタンスって意外と近いのかもしれないです。
お客様の困りごとを改善し、よりよい業務環境をつくる仕事
箱崎:そういえば、佐藤さんはどうしてサークレイスに転職されたのですか?
佐藤:以前は通信事業会社で業務オペレーションをしていました。9年働いてそれなりに責任ある立場にもなったんですが、今後を考えた時に社会で通用するスキルを身につけたいと思ったんです。自由にカスタマイズできる便利なツールがあるのに知識がなくて思うように使えない、要望を伝えられないジレンマがあって。それで自分なら同じような立場の方々を手助けできると思ったからですね。箱崎さんは?
箱崎:私は手に職をつけたくて。前職はメーカーの事務職でしたが、年齢もあるしこのままではまずい、自分にしかできない仕事をやりたい、とシステム管理者のスキルがつけられる会社への転職を考えました。未経験可の企業が全然見つからない中、唯一未経験可で研修制度もあり、資格も取れるということで決めました。確かに、入社後もしっかり鍛えてもらった感があります。
佐藤:最初の仕事は勉強ですもんね。求人をいくつか見ましたが、やっぱり若い未経験者かスペックの高い経験者の募集ばかりで。業界未経験で知識がなくても挑戦でき、お客様に近い環境で関われると聞いて嬉しかったですね。
箱崎:仕事へのこだわりって何かありますか?
佐藤:現場では担当さんからロジック変更のご要望も受けるのですが、業務面からは正しく見える内容も詳細を確認すると目的とは違うこともあるんです。ですから、システムの機能だけでは先方が本当に望まれる形にならない場合もあると意識し、要望を表面で捉えずに本当の目的を探し、正しく対応できるよう心がけていますね。
箱崎:わたしは必ず検証することです。行う作業が周囲にどんな影響を与えるかの把握が重要なので。実はこれはお客様に教えていただいたことなんです。本来はこちらが知識を提供する立場ですが、現場ならではの知識も多いのでいつも勉強させていただいています。
佐藤:アンケートの「やりがいや喜びを感じたエピソード」も現場での経験が中心ですよね。他にも「ユーザの業務効率が改善したとき」や「作業期間が長いプロジェクトをスケジュール通りにリリースできた時」などがあがってました。
箱崎:スケジュールはまさにですね。納期までに導入できた時や直前検証でバグを回避できた時はすごく嬉しいです。私は元々システムの裏側を学ぶのが好きなので、用語やカスタマイズ方法など学んだ知識を活かせるのも楽しくって。
佐藤:なるほど! 箱崎さんらしいですね。わたしは1社目を担当した時、レポート機能のカスタマイズ状況がユーザーさんにもわからなくなって欲しいデータが出せないとのご相談を受けたんです。ご要望通りのレポートをお出ししたらとても喜んでいただけて、嬉しかったなあ。
社会人経験が研修での学びに結びつき、現場での武器になる
佐藤:カスタマーサクセスに向いている人や性格ってあると思いますか?
箱崎: 何でも好奇心を持って追求できる人、仕組みが気になる人。自分なりに調べられる人なら初心者でも大丈夫だと思いますよ。私自身がそうでしたから。
佐藤:社内の業務システムについて質問されるような方は向いてそうですよね。データ集計や営業支援機能もあるので、別のソフトでも営業の数値管理やデータ作成をされている方なら理解もきっと楽です。
同じカスタマーサクセスでも得意不得意の違いもあるし、好きな作業や嫌いな作業も違います。
例えば、私はヒアリングや提案などの作業が好きですが、箱崎さんは理論的に仕組みを考えるのが好き。社員にも多様性があって各自の強みが活かせるいい職場だなって思います。
箱崎:今後の夢や目標、めざす方向性ってありますか。
佐藤:導入や改善のコンサルティングができるようになることですね。今はお客様のご要望に沿った機能改善や提案が中心ですが、その中で基礎になる伝え方やご提案方法、段取りやスケジューリングなどを学んでいます。箱崎さんはどうですか?
箱崎:技術をもっと深く知りたいですね。どの部分をどう直せば改善できるか伝えられる、開発の知識も持ったカスタマーサクセスになれたらと。周辺ソフトを連携させているユーザーも多いので、そちらも勉強して全体的な影響を検証できる力や、総合的な視点で適切なご提案ができる知識をつけたいです。
佐藤:うちの会社の魅力って改めてどんなところだと思いますか?
箱崎:やる気があれば受け入れてもらえて、困ったことがあれば助けてくださる先輩が多いところかなあ。 年齢や経験で転職を諦めた経験がある人も、新しい可能性が見つけられると思います。
佐藤:私は勉強したい、知識を得たいという方にチャンスの多い会社だと思っています。業界や職種を問わず前職の社会人経験は必ず現場で役立ちますから、興味があればぜひ応募していただきたいですね。
一人旅をするほどフットワークが軽くて勉強熱心で好奇心旺盛。自立しているのに面倒見がよくて人のために何かをしたい。そんな女性たちが集まり、自分の得意分野を活かしながら輝いている職場。こんな場所だからこそ、のびのびと自分らしいキャリアが描けるのではないでしょうか。
[PR]提供:サークレイス