昨今の交通事情の影響により、広く普及しているドライブレコーダー。

テレビやSNSでも注目度は高く、「ドラレコ」という言葉で身近に感じている人も多いのではないだろうか。盗難や事故、あおり運転などから自身を守るために購入を検討している人や、すでに購入し車に導入している人も多いはずだ。

そこで、今回は効果的にドライブレコーダーを活用できる、おすすめアイテムについて紹介していこう。


おすすめアイテム
シリコンパワー「High Endurance microSDHC/SDXC」






ドラレコ用 SDカード

多くのドライブレコーダーは記録メディアとしてSDカードを採用しているが、実は、デジタルカメラやスマートフォンで使っているSDカードでは力不足なのだ。そこでSDカードについてみていこう。



フラッシュメモリには「寿命」がある

SDカードに使われている「NANDフラッシュメモリ」は、内部がデータを格納する最小単位「セル」に分かれており、そこにデータを格納している。NANDフラッシュメモリでは、1つのセルに1ビット(0か1)のデータを書き込めるが、セルには寿命があり、何度も使っていると、データを格納できなくなってしまう。SDカードやSSD、USBメモリなどのフラッシュメモリを使った機器は、何度も書き換えを繰り返していると、いずれ寿命が来て使えなくなってしまうのである。

フラッシュメモリの容量を増やすにはセルを増やす必要があるが、セルを増やすとメモリチップのサイズは大きくなるが、コストがかさむ。様々な方法で効率的なデータ保存方法が施策されていった。

1:「SLC」(Single Level Cell)
1つのセルに1ビット(0か1)のデータを書き込みが可能で、一度書き込んだセルもデータを消せば再度書き込める。この方式を「SLC」(Single Level Cell)と呼ぶ。最大10万回程度の書き換えが可能。

2:「MLC」(Multiple Level Cell)
1つのセルに2ビットのデータを入れて、 容量を増やす方法が考え出された。これを「MLC」(Multiple Level Cell)という。
MLCの登場でメモリ容量は大きく拡大し、コストも下がったが、SLCでは最大10万回程度の書き換えができたのに対し、MLCでは約10分の1の1万回程度まで寿命が縮まってしまった。

3:「TLC」(Triple Level Cell)
そこらからより大容量化への需要が高まり、MLCを超えて1つのセルに3ビットのデータが書き込める「TLC」(Triple Level Cell)が登場。これによりNANDフラッシュの容量は一気に増え、SSDのような大容量デバイスへの採用も増え、安価なSSDやSDカードのほとんどがTLC NANDフラッシュを使っているのだ。しかし、TLCはMLCよりもさらに寿命が短く、数千回程度で書き換えができなくなってしまう。

4:「QLC」(Quad Level Cell)
そしてさらに容量を増やすべく、1つのセルに4ビットを書き込める「QLC」(Quad Level Cell)が登場したが、1つのセルに対する書き換え回数はさらに減り、1,000回程度になる。



ドライブレコーダーは メモリにとって過酷な現場


ポイント1:容量過多/消耗スピード


ドライブレコーダーは、運転中に動画を撮影し、SDカードに記録していく。最近はカメラの解像度がフルHD(1920x1080ドット)と高解像度化したものが多く、大きなデータを書き込まなければならない。SDカードのデータ転送速度(スピードクラス)については気をつけて選ぶという人もいるだろう。

しかし常時記録するタイプのものは、すぐに容量がいっぱいになってしまう。フルHDのカメラの場合、1時間の記録で6GB程度になるため、16GBのカードでも2時間半程度で埋まってしまう。カードがいっぱいになった場合、多くの製品は古いデータから上書きしてくれるため、容量不足自体は気にしなくてもよいが、16GBが2時間半で埋まるとすると、2,500時間程度で書き換え回数は1,000回に到達してしまう。さらに、購入して間もないカードは全てのセルが新しいのでカードの容量をフルに使えるが、同じセルに書き込みを繰り返すうちに劣化して書き込めないセルが出てくるため、カードの記録時間は減少していく。

営業車など、走行距離も時間も長い場合は、一年半くらいで到達してしまうだろう。TLCやQLCのメモリを使っている場合、もっと早く寿命に達する場合もありえる。


ポイント2:厳しい温度環境


さらに、車内は温度差が激しく、特に夏場は50度、60度といった灼熱の環境に晒される。いざ事故のときに、肝心のデータが記録されていなかった、というのでは困ってしまうだろう。

結論としては、ドライブレコーダーでSDカードを利用するには、スピードクラスが高速対応であるのはもちろんとして、MLC NANDフラッシュを搭載しており、高温での動作も考慮した、高耐久製品が望ましいのだ。これが、冒頭で触れたように、ドライブレコーダーのストレージには、通常のデジタルカメラ用のSDカードを使ってはいけない、という理由となる。


高い信頼性を誇る シリコンパワーのSDカード なら安心

それでは、一体どのようなメモリカードを選べばよいのか。

SDカードの中には、ドライブレコーダーや監視カメラなどの過酷な環境での利用に向けて、高耐久を謳った製品が登場している。シリコンパワー「High Endurance microSDHC/SDXC」は、MLC NANDフラッシュを採用した、スピードクラスClass 10の製品。シリコンパワーは用途に合わせて最適なメモリを選べるように様々なスペックのメモリを製造しているメーカーで、さらにその中でも耐久性に特化している。

高耐久製品とはいえ、外見上は普通のSDカードとまったく同じで、普通のSDカードと同じように利用可能。メモリチップにMLCを採用しているため、上書きに対する寿命が長く、64GBの製品で最大12,000時間、32GBで最大6,000時間の繰り返し録画が耐久テストにより証明されている。また、強力なエラー訂正符号(ECC)機能を採用しており、確実なデータの書き込みをサポートしているのだ。

動作環境温度も、−25度~85度と非常に広く、極寒の北国の冬から、真夏の日差しに照らされた車内の環境にも耐えられます。車内で発生しがちな振動や静電気への耐性も備えており、まさにドライブレコーダーに最適な製品だ。

容量も、手頃な値段での32GBと、より長時間の利用が可能な64GBを用意。長距離の運転が多い、タクシーやトラックなどのドライブレコーダー用にも最適だ。過酷な環境で使用する製品にも関わらず、2年間の保証も付いており、安心して利用できる。

ドライブレコーダーは万が一の事故や煽り運転などの際に、証拠として自分を守ってくれる大切な装備だ。確実にデータを記録し続けるためにも、ドライブレコーダーにはシリコンパワーの高耐久microSDカードのような、製品を選ぼう。

[PR]提供:シリコンパワー