2019年4月から順次施行されている「働き方改革法」。残業時間の上限が設けられたため、これを超えた残業ができなくなりました(中小企業の適用は2020年4月1日から)。SNS上でも「#働き方改革」のほか、「#働く女性の声」などのハッシュタグを付けた投稿も多く、企業の中においても、とりわけ女性からの注目が高いことがわかります。

しかし、いくら政府や企業が「残業NG」と掛け声をかけても、仕事量は変わりません。残業を減らすためには、働く側の私たち自身も仕事の効率化を考えることが大切ではないでしょうか? そこで、今回はマイナビニュース会員の働く女性500名に実施した「個人からできる働き方改革テク」の結果をご紹介します。

働く女性が取り入れたい「働き方改革テク」とは?

仕事効率化のため、「実際に行っている工夫」について尋ねたところ、最も多い回答は「人間関係を円滑にする」(32.2%)でした。スムーズに仕事を進めるためにも、人間関係を円滑にしておくことは大事ということでしょうか。

以下、「絶対定時で終わらせられるよう、効率よく動く」(31.0%)、「いつまでにやらなければならない作業かを確認した上でタスクを組む」(27.4%) と続いています。

続いて、仕事効率化のために取り入れてみたいと思う工夫について聞きました。 1位は「絶対定時で終わらせられるよう、効率よく動く」(18.6%)という状況からも「働き方改革」では、自分の仕事量は変わらず、精神論になっている状況が読み取れますが、2位は僅差で「人間関係を円滑にする」(18.4%)でした。3位は「朝、手元にある仕事の優先順位を決めて作業の流れを確認する」(11.2%)

今、やるべきことを明確にすることで、必要ではない仕事に時間を割くことがなくなりますね。

30代女性の将来の不安1位は「老後のお金」

一生懸命効率よく仕事をこなし、残業時間の削減にも取り組むワーキングウーマンたち。その結果、生まれた時間やゆとりを、皆、どうやって活かしているのでしょうか。

そこで、働き方改革(業務効率化の工夫)によって、プライベートの時間は増えたか尋ねたところ、76.5%が「増えた」と回答しました。その空いた時間を有効活用できているかについては、80.6%が「はい」と答えています。

空いた時間をどのように有効活用しているか聞くと、「趣味」(50.3%)や、「家事」(44.5%)が多くを占めました。仕事に向かう活力を生み出すために、趣味など自分だけの時間は大切なもの。たまった家事を片付ける時間も必要ですよね。

また、注目したいのは、「習い事」や、「投資や資産運用」という回答がそれぞれ12.3%程度しか見られなかったことです。日常の生活において「家事」やその他のスキマ時間も「趣味」などに時間が割かれてしまい、なかなか手が回っていない状況が伺えます。

実際、マイナビニュース会員の女性に、将来について不安に感じていることはあるか聞くと、80.9%が「はい」と回答。一番不安に思うことは、「仕事」(10.6%)、「病気」(10.4%)を抑えて、「老後のお金(資産形成)」(69.4%)が最も多くなっています。

さらに老後のお金について一番不安に思うことを聞くと、「公的年金への不安」(30.7%)「老後に必要な金額がわからない」(23.0%)「貯蓄がない」(19.0%)でした。まだ若い30代女性が、老後のお金を心配しているのには驚きですが、年金の破綻が不安視され、超低金利時代が続く今、無理のない話かもしれません。

資産形成のための「投資」のススメ
投資は想像以上に簡単にできる!?

アンケートで、老後のお金に不安を持っていることが浮き彫りになった30代女性。不安解消のためには、すぐにでも資産形成に取り組みたいところです。

前項では、働き方改革によってできた時間を、「資産運用」のために活用している女性がすでに12.3%いることをご紹介しましたが、多くは何から始めたらいいのかわからないのではないでしょうか。
「難しそう」「始めたいけれどお金に余裕がない」など、ハードルを高く感じている人も少なくないはずです。

しかし、「投資」は思った以上に気軽に始められるのだそう。ここでは、世界有数の独立系資産運用グループ、フィデリティ・インターナショナルの一員であるフィデリティ投信が女性を対象に実施した調査レポート「The financial power of womenから、資産形成に関する女性の意識についてご紹介します。

投資にまとまったお金が必要って本当?

資産形成というと、余裕資金を運用するというイメージがないでしょうか。そのため、まとまった額がないと投資できないと考える人も少なくありません。実際に、投資をしない人にその理由について尋ねたところ、「投資するだけのまとまった資金がない」が29.1%(2018年度)と約3割を占めました。しかし2010年調査時と比べると10%以上減少しており、まとまった資金がないと投資できないというイメージは少なくなっています。

これは、少額から投資できる「投信積立(ファンド積立)サービス」の影響もあるかもしれません。1,000円から、つまりランチ約1回分で気軽に始めることができる金融機関もあるようですので、これなら手軽に投資が始められそうですね。

投資は誰かに相談しないとできない?

専門知識がないのに投資なんて無謀と考える人もいるかもしれません。しかし今、女性が「投信積立(ファンド積立)サービス」の口座を開設する先として、窓口に出向く必要がない「オンライン証券会社」が増加しているそう。サイトの豊富なコンテンツを利用して勉強したり、インターネットでの取引に困ったときは電話でサポートをうけられることも人気がある理由の一つかもしれません。

「投資」は「ダイエット」よりも簡単?

コツコツ積立タイプなら、少額でできるうえ、オンラインで簡単に取引できることがわかりました。でも続けることができるか不安な人も多いことでしょう。

調査レポートでは、投資の継続についてのアンケートも実施。それによると、「ダイエット」(44.7%)よりも、「投資信託・株式・不動産などへの投資」(69.4%)の方が、継続が思っていたよりも簡単と答えています。

初めての投資にはフィデリティ証券の投信積立がおすすめ

思ったほどハードルは高くなく、ダイエットよりも継続しやすい「投資」。初めて少額投資を始めたい人におすすめなのが、フィデリティ証券の投信積立です。投資初心者でも安心な4つのポイントを紹介します。

フィデリティ証券の「投信積立サービス」について詳しくはこちらから。

まとめ

日本の平均寿命は、男性が81.09歳、女性が87.26歳(平成29年簡易生命表/厚生労働省)。女性の方が長生きするだけに、男性よりも老後資産を多く蓄えておく必要があります。とはいえ、男女の賃金格差は縮まらず、女性の賃金は男性の73%という調査結果も(2016年厚生労働省調査)。

なかなか時間やお金の余裕を貯蓄することに回せないという悩みもあるかもしれませんが、こんな時こそ月々1,000円からできる少額投資の出番。自分磨きなど自分への投資のほか、将来への備えとして「少額投資」という選択肢も視野にいれてみてはいかかでしょうか?

リスクについて
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