企業ではWindows 7の延長サポート終了に伴うPCのリプレース(買い替え)が進んでいるが、その候補として、省スペース性と高いパフォーマンスを両立できる小型PCという選択はどうだろうか。NECのビジネスPC「Mate タイプ MZ」は、小型PCの常識を覆す高いパフォーマンスと利便性を備えた一台だ。NECの担当者である峯村結衣さんの話を交え紹介していこう。
迫る延長サポートの終了はPCリプレースの好機
ビジネスシーンでも広く使われてきたWindows 7の延長サポートが2020年1月14日に、またOffice 2010の延長サポートが2020年10月13日に終了する。延長サポートが終了したまま使い続けるのは、セキュリティの観点からも、また企業のコンプライアンス的にもNG。昨年から多くの企業でWindows 10へのリプレースが続いているのはそのためだ。
いざ企業で使用するPCを買い換えるにあたって、重要なのはコストだけではない。従業員の快適な作業環境を邪魔しないサイズ感や、作業しやすさ、セキュリティ機能など、求められる要素は数多い。こうした条件からノートPCが選ばれるケースが多いが、低価格なノートPCはパフォーマンスも低く、キーボードなどの操作性も好みが分かれる。
そこで検討してほしいのが、外付けのハードディスクと同程度のサイズに収まる超小型PCだ。中でもNECがビジネス向けに展開しているブランド「Mate タイプ MZ」は、ディスプレイ背面に装着することもできるほどの小ささを誇り、液晶一体型PCのように使える、究極の省スペースPCなのだ。
■峯村さんの一言解説 |
Mate タイプMZはビジネス向けに適したWindows 10 Proをプリインストールし、心臓部にはAMDの「Athlon Pro」APUを搭載した小型PCだ。一般的なスリムタワーPCと比べると、幅で約4分の1、奥行きで約3分の2、高さで約2分の1と、設置面積比では約6分の1、体積では12分の1程度と、極めてコンパクト。片手に悠々と乗ってしまうほどのサイズだ。
その小さなボディにはUSBが6ポート(2.0x3、3.0x3)用意され、周辺機器との接続もバッチリ。光学ディスクドライブは内蔵していないが、カスタマイズで本体と高さ・奥行きが同じサイズの光学ドライブ(DVDスーパーマルチドライブ)をセットにできる。
Mate タイプMZは購入時にカスタマイズで「24型3辺狭額縁フルHD液晶」または「21.5型3辺狭額縁フルHD液晶」と、「ディスプレイマウント・ブラケット」または光学ドライブとのセットモデルを選択すると、本体をディスプレイの背面に取り付けられる。こうすれば実質、設置面積は液晶モニターのみの場合とほとんど変わらず、机の上にはさらにスペースが空けられる。それでいながら画面サイズはノートPCと比べて格段に広く見やすいのだ。
背面に設置してしまうと電源のオン・オフが面倒そうだが、実はMate タイプMZはキーボードからの電源投入に対応。電源が切れた状態でも、背面の電源オン対応ポートにキーボードを接続し、「Alt」+「P」キーを押すと、電源がオンにできる。オフの際は通常通り手元のマウス操作でWindowsからシャットダウン。
■峯村さんの一言解説 |
またDisplayPortを2基用意しているため、デュアルディスプレイに対応できるのもメリットだ。最近のディスプレイならDisplayPortを搭載しているものが多いが、接続するディスプレイが古く、DVIで接続する場合は別売りの変換アダプターなどを介して利用できる。またHDMIポートの場合は市販の変換ケーブルで接続可能だ。
さらに、本体を持ち去られないようにセキュリティケーブルを装着する盗難防止ロックはもちろん、Windows 10 Proの「BitLocker」と連携して認証キーなどの情報を暗号化して安全に保存するセキュリティチップ(TPM)や、デバイス単位で使用を制限できるソフト「DeviceLock Lite」を搭載するなど、充実したセキュリティ機能を搭載している点も、ビジネスユースとしては安心だ。
何より、ビジネス市場では長い間日本の市場をリードしてきたNECの製品だけに、保守・修理を含めたサポート体制も安心ポイントの一つ。万が一のトラブルでも業務に穴を開けずに済む。
Athlon Proのパフォーマンスが快適な環境を実現
小型PCは消費電力や発熱対策として、比較的性能が低いプロセッサーが搭載されるケースが多い中、Mate タイプMZの心臓部にはAMDの「Athlon Pro 200GE」プロセッサー(デュアルコア、3.2GHz)を搭載。GPUに同社の「Radeon Vega 3」を内蔵しており、グラフィック性能も優れた高バランスのAPUだ。
その実力を測るため、ベンチマークテストを実施してみた演算性能主体のパフォーマンスを計測する「GeekBench 4」では、シングルコアで3380、マルチコアで6892。これはデュアルコアCPUであれば、ミドルクラス(Core i5~i7クラスに匹敵)のパフォーマンスだ。
GeekBench 4ベンチ結果 | |
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シングルコア | 3380 |
マルチコア | 6892 |
続いてリアルなアプリの性能として、3Dグラフィックアプリ「Cinema4D」のエンジンを使った「CineBench R20」を実行。CPUのみでレンダリングを行う、かなり重いテストだが、こちらもミドルレンジのパフォーマンスを発揮。
CineBench結果 | |
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シングルコア | 319 |
マルチコア | 790 |
最後にWindowsの快適さを計測する「Windows Experience Index」では、ディスク以外で8.0以上の高いスコアを記録。WindowsやOfficeが快適に利用できることを証明してくれた。
Windows Experience Index結果 | |
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CPU | 8.9 |
D3D | 9.9 |
Disk | 6.75 |
Graphics | 8 |
Memory | 8.9 |
■峯村さんの一言解説 |
一度に複数のアプリを起動したり、ブラウザベースの社内システムやOfficeのファイルであれば、4GBや8GBでも問題ないが、理想を言えば16GBに拡張したいところ。反応がかなりよくなり、作業時のストレスが大分軽減されるので、投資分の価値はあるはずだ。
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省スペースながら高いパフォーマンスをMate タイプMZは、これから職場のPC入れ替えを検討している企業や法人にとって有力な選択肢として検討してほしい一台だ。Athlon Proがもたらすパワーは、業務のストレスを軽減し、時短を実現。ひいては働き方改革にも繋がるはずだ。
[PR]提供:日本AMD