暦の上では、すでに春。新学期・新生活に向けて、さまざまな変化がもたらされる季節だ。この機会に、何かと家計を圧迫しがちなスマートフォンの契約も見直してみてはいかがだろうか。今こそ知っておきたい格安スマホのアレコレについて解説していきたい。今回は「家族でMVNOに乗り換える方法(キャリアからMVNO)」について。
MVNOならキャリアの半額以下も?
スマートフォンの通信料は、キャリアでも徐々に安いプランが登場しているが、契約条件などに制約があったりして、なかなか思い切った低価格化は難しい。こうした状況で注目されるのが、従来よりも大幅に安価な通信料を実現する「MVNO」の存在だ。最近は「格安スマホ」などと呼ばれているのを聞いた人も多いだろう。
キャリアと比べて半額以下の料金で回線を維持できる場合もある。では、キャリアで提供されている家族プランに加入している場合はどうなるだろうか? 実はMVNOでも家族向けのプランを用意するところが増えており、同様にキャリアと比較して割安な契約が可能だ。
俄然興味が出てきた読者も多いことだろう。
というわけで、今回は家族まるごとキャリアからMVNOに乗り換える方法を紹介したい。例として、総回線数が263万回線を突破(2018年12月末時点)したインターネットイニシアティブが提供するMVNO「IIJmio(アイアイジェイミオ)」に乗り換える場合で解説していこう。
家族丸ごとMVNOにできるの?
MVNOへの乗り換えは、キャリア同士の乗り換えと変わらない。MNP転入(番号ポータビリティ)も同様に利用でき、SIMの機能を「音声通話機能付きSIM」を選べばこれまで通り通話も通信も可能だ。
IIJmioには、家族向けプランとして、データ量を全回線でシェアできる「ファミリーシェアプラン」が用意されている。最大10回線まで共有できるので、たとえば4人家族がそれぞれスマートフォンとタブレットに1枚ずつSIMを利用する場合でもカバー可能だ。データ量は12GBあるが、それではデータ量が足りない場合も、データ量を20GB / 30GB / 50GB追加できる「大容量オプション」があるので、利用状況に応じて最適なデータ量を選択できる。
ただし、MNPでファミリーシェアに加入する場合は、IIJmioの登録名義とMNP転入を行う回線名義を揃えておく必要ある。また、IIJmioでの登録名義と支払いに紐付かれたクレジットカードは同じ名義であることが必要だ。
さらに、家族でIIJmioに乗り換えると、家族間での通話料(「みおふぉんダイアルアプリ」からの通話料)が最大60%オフとなるため、まるごと乗り換えがやはりおトクである。
まずはキャリアA社において母、子の名義を父名義に変更。その後、IIJmioに移る際には、すべて父名義で契約する。
【注意点】
支払いのクレジットカードは父名義である必要があり、子が独立しても子の分のみを子が自分で支払うということはできない。
※2019年2月時点
なお、音声通話機能付きSIMはプランを問わず、1人に対し5回線までだが、一度に申し込みできるのは3回線まで。追加でMNP転入する場合は、最初のSIMカードが届いた後で、IIJmioの会員向けWebページから申し込もう。
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以上が、家族まるごとキャリアからIIJmio(MVNO)に乗り換える方法だ。名義の集約など事前の準備が必要な場合もあるので、しっかりと確認してから乗り換えを検討するといいだろう。
さらにIIJmioなら現在、音声通話付きSIMと対象端末を購入すると端末代金が一括100円で購入できたり(端末がなくなり次第終了)、音声通話機能付きSIMの料金が月額1,300円割引となる「シェアNo.1記念キャンペーン」(国内MVNO市場におけるMVNE提供分を含む保有回線シェアNo.1(※))を、3月22日まで実施しているので、より一層リーズナブルな料金で利用ができる。
なお、100円でスマホを購入するためには、IIJmioのサイト経由でSIMとスマホをセットで買う必要があるので、IIJmioのwebサイトにてキャンペーンの詳細を確認して欲しい。また、店頭でパッケージを購入して申し込む場合は端末の割引対象外となってしまうので注意が必要だ。
(※)出展:株式会社MM総研 「国内MVNO市場規模の推移(2018年9月末)」
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以上が、家族まるごとキャリアからIIJmio(MVNO)に乗り換える方法だ。名義の集約など事前の準備が必要な場合もあるので、しっかりと確認してから乗り換えを検討するといいだろう。
次回は、現在MVNOを利用している家族がまるごと、MVNOからIIJmio(MVNO)に乗り換える方法について紹介したい。
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