「ビジネスソリューション」。
よく耳にする言葉ですが、どんな仕事を指すのでしょうか?直訳すると「ビジネスの課題解決」ですが、イマイチ何だかわかりづらい…
「それなら実際に働いている人に聞いてみよう!」ということで、今回マイナビニュースではSHARPのビジネスソリューション事業本部(以下、BS事業本部)を訪問してきました。
お話を伺ったのは、BS事業本部オフィスソリューション事業部 第五技術部で部長を務める元山さんと、同技術部に所属する佐藤さん。現場で働く技術者たちの「仕事内容」とやりがいとは?その実態に迫ります!
部長と若手社員で入社理由にギャップはあるのか?
―本日はよろしくお願いいたします!
こちらこそよろしくお願いします。 |
―では早速本題!といきたいところですが、まずは、お二人の社歴とSHARPに入社された理由を伺ってもいいですか?
入社4年目です。「独創的でおもしろい商品・サービスをつくっている会社」というイメージがあったので、自分も人を喜ばせる商品を作れるのではないかと考え入社しました。 |
私は入社して18年目です。佐藤とは年齢・社歴ともに差がありますが、理由は同じですね。加えるなら、自由で常に新しいことにチャレンジできる会社という印象があり、惹かれました。あと関西で働きたいというのもありましたね(笑) |
―勤務地(笑)。しかし、お二人とも共通する部分があるとは。 新しい商品・サービスを作るというSHARPの姿勢が、ずっと変わっていないことを感じます。
コンビニにある「アレ」はシェアNo1のビジネスソリューション
―ではようやく本題に…。BS事業本部について教えてください。
BS事業本部は、私たちが所属するオフィスソリューションと、ビジュアルソリューションとシステムソリューションの3事業部で構成されています。“ビジネスソリューション”という名前の通り、お客さまは企業(法人)です。 |
―会社の中ではどういった立ち位置になるんですか?
家電メーカーであるSHARPの中では珍しい存在ですね。IT化が進み、働き方改革が叫ばれる今、「スマートオフィス」や「スマートファクトリー」といった言葉が注目を集めていますが、ビジネスの世界における業務効率と利便性を高めることが私たちのミッションになります。 |
―なるほど。具体的には、どのような製品・サービスを提供されているのですか?
オフィスソリューション事業部では、主に複写機(コピー機)をつくっています。実は、コンビニ設置のコピー機のシェアは業界ナンバーワンなんですよ。 |
―そうなんですか!? SHARP製品がコンビニにもあったとは…。確実に使ったことがあると思います。他の2事業部では何をされてるんですか?
ビジュアルソリューションではデジタルサイネージや電子黒板(BIG PAD)を、システムソリューションではPOSやハンディーターミナルを扱っています。駅構内でよく大型ディスプレイをよくみるようになりましたよね。セルフのガソリンスタンドでは当たり前のようにPOSを使っています。実はどちらもシャープのシェアが高いんですよ。ビジネスソリューションは安定的に利益を上げているSHARP事業の柱でもあるのです。 |
「世の中にない製品・サービスを」。若い力が躍動中!
―オフィスソリューション事業部のコピー機は、どういったところがお客様に評価されているんですか?
「世の中にない製品・サービスをつくっていること」ではないでしょうか。 |
―世の中にない?
そうです。たとえば最近だとコミュニケーションアプリ「LINE」と提携し、スマホから簡単に写真をプリントアウトできるサービスを開始しました。 |
―初耳です!SNSとコピー機サービスとの連携はこれまでなかったんですか?
業界初の試みですね。今では、どこでも資料を自由に印刷できる時代になりました。住民票はわざわざ役所に行かなくていいんです。他にも誕生日の新聞や楽譜などを出力できるサービスもあります。立体感のある外装や物理キーの無いタッチパネル方式のコピー機をつくったりするなど、単なる複写だけにとどまらない機能性を先駆けて追求してきました。 |
―「お誕生日新聞」は印象的でした!こういった新しい発想は何をきっかけに生まれるんですか?
お客様からの要望に着想を得ることもありますが、部内で出たアイデアをもとに開発するケースも少なくありません。LINEとの提携について言えば「どんなサービスがお客様に喜んでもらえるか」、今も議論を重ねて行っています。 |
僕はまだ4年目と社歴は浅いですが、上司や先輩との間に壁を感じることはありません。部内における提案や相談のしやすさは、常々実感しています。 |
―風通しの良い職場なんですね。
私自身も若い頃には上司に意見していたタイプなので(笑)、部下から何か言われることについては抵抗が無いんです。 |
―佐藤さんから意見が上がってくることも(笑)?
勿論ありますよ(笑)。若い人の方が柔軟で新しい感性を持ち合わせているので、そんな彼らの意見を無視してしまうのは、勿体ないと考えているんです。ですので、SHARPでは入社間もない頃から責任ある仕事もどんどん任せます。 |
―若手が活躍できそうな職場ですね!たとえば佐藤さんだと、どういったポジションを任されてるんですか?
僕は今、コピー機の書き込み部分の要ともいえるレンズの設計・開発を任せてもらっています。そのぶん責任が伴いますが、任せてもらえたことには喜びを感じています。 |
モノづくりに対して熱量が大きいSHARPだからこその苦労も…
―期待して任せてもらえるのは嬉しいですよね。ただその喜びの反面、苦労も大きいかと思うのですが、いかがですか?
そうですね。ミクロンレベルの緻密な精度が求められるため、理論立てて考えていくことは容易ではありません。実験を繰り返し実施するのですが、結果から考察し対策に結び付けていく一連のプロセスには四苦八苦しながら取り組んでいます。ただ、問題が発生したときなどには上司や先輩に何でも気軽に相談できるので、助かっています。チャレンジしたうえでの失敗なら叱られることもありませんし(笑)。 |
サポートはしますが、答えまでは言いません。とりあえず、やってみてと(笑)。自分の力で解決できるようになってほしいと考えています。 |
―そんな元山さんは SHARP入社以来、ずっとコピー機の設計・開発に携わられていますが、どんなところに苦労を感じますか?
コピー機って、とても奥が深いんですよ。入社して18年が経ちますが、わからないことがたくさんあります。 |
―ベテランの元山さんでもですか!?
というのも、コピー機にはあらゆる分野の専門性が結集しているのです。光学をはじめ、化学や物理、電気やメカニック、アプリやソフト、画像処理など。しかも、それぞれに一流の技術者がいて、当然プライドもある。 |
―それぞれの分野のプロが集まると議論になることも多そうですね。
白熱することもしばしばです(笑)。けれど、それは「より良い製品・サービスをつくりたい」という熱い思いがあるからに他なりません。最終的には全員が納得できる一致点を見つけて着地しますが、ゴールに向かって調整し合うのはなかなか大変です。 |
―モノづくりに対する熱量が大きいからこその苦労ですね。逆に、どんなところにやりがいを感じますか?
コンビニなどで実際に手がけた製品を目にしたときは今でも嬉しいですね。あと、部内のメンバーが日に日にレベルアップしている姿を見られるのが最近の喜びです。本を読んだり調査をしたりするなど定期的に勉強会を開催し、みんなで努力していますので。 |
―佐藤さんはどうですか?
問題を解決できた瞬間ですね。技術者としてまだまだ未熟ですが、経験を積んで成長していきたいです。 |
何か起きても動じないのが佐藤の良いところだと思っています。期待のホープなので、がんばってほしいですね。 |
これからのビジネスの在り方を、もっと楽しく豊かにするために
―全員が技術者として独立し、そのうえで協力し合いながらコピー機の設計・開発を進められていることが伝わってきました。今後、どんな人と一緒に働きたいですか?
僕とは違う意見や考え方を持った人たちと一緒に働きたいですね。社会がますます多様化していくことは間違いありません。いろんな意見や考え方に触れることで、自分の視野を広げていきたいです。 |
「否定しない人」でしょうか。他人の提案を最初から否定してしまっては、新しいものが生まれる可能性が狭まってしまいます。逆に言えば「何事も肯定できる人」は、どうすれば実現できるのかをポジティブに考えられるはず。SHARPの社風にも合っていると思います。 |
―ありがとうございます!最後に、これからの目標やビジョンを教えてください。
ビジネスの在り方を変え、働き方改革を牽引するようなユニークな製品・サービスをつくりたいですね。 |
SHARPは「8KとAIoTで世界を変える」を事業ビジョンとして掲げていますが、その一歩先も見据えていきたい。人々の仕事や暮らしをラクにするのは勿論のこと、もっと楽しく豊かにできるよう力を注いでいきます。 |
技術者魂あふれる人が活躍できる。ユニークなSHARPの源泉
今年、年間で最も優れた製品ラインアップを持つメーカーに贈られる「年間最優秀コピア複合機ラインアップ賞(2019 Copier MFP Line of the Year Award)」を受賞したSHARP。
オフィス機器の独立評価機関であるアメリカのBuyers Lab社より「SHARPの複合機は、長年、その品質・革新性・使いやすさで知られ、加えてラインアップ全体で圧倒的な信頼性を有している」との高い評価を受けました。
コピー機単体ではなくラインアップが評価されたのは、統一感を持った戦略と積み重ねてきた研鑚の賜物。それを支えるのが、脈々と受け継がれているSHARPのチャレンジスピリッツであり自由闊達な風土なのでしょう。
自らの好奇心に従い、主体的に研究できる。そんな技術者魂あふれる人が伸び伸びと活躍できる環境が、ユニークなSHARPの源泉なのです。
[PR]提供:SHARP