「大人のための変身ベルト」をコンセプトに開発されたバンダイボーイズ事業部の「COMPLETE SELECTION MODIFICATION(CSM)」の第22弾は、2004年から2005年にかけて放送された特撮テレビシリーズ『仮面ライダー剣(ブレイド)』の変身ベルト「ブレイバックル」に決まった。「CSMブレイバックル&ラウズアブゾーバー&ブレイラウザー」(49,140円/税込)として、1月25日11時よりプレミアムバンダイで予約受付がスタートする。
今年で放送開始15周年を迎える『仮面ライダー剣』のアイテムは、昨年10月末にTwitter上で行われた「CSM商品化希望アンケート」でもトップクラスの人気を集めていた。まさにファン待望の商品といえる「ブレイバックル」には、仮面ライダーブレイドが劇中で話した印象的なセリフやBGM、効果音が収録される上に、ベルトと付属のプロジェクターがワイヤレス通信し、巨大な"オリハルコンエレメント"が投影される機能も搭載。そしてブレイドの専用武器である「ブレイラウザー」は放送当時のDX玩具から大型化し、全長約715mmのビッグサイズで造形されている。
ここではCSMブレイバックル発売を記念し、『仮面ライダー剣』にて主役の剣崎一真を演じた椿隆之にインタビューを行い、大人向け仕様の玩具となって15年ぶりに甦るCSMブレイバックルの音声収録についての裏話などを中心にお話をうかがった。
――大人のための変身ベルト「CSM」シリーズで、ついに『仮面ライダー剣』のブレイバックルが商品化となりました。今年は『仮面ライダー剣』放送開始から15周年という記念すべき年ですし、『剣』のファンの方々にとってもビッグニュースだと思います。それにしても、椿さんは15年前と印象が変わらず、いつまでも若々しいですね。
そうでしょうか。でも『仮面ライダー剣』のキャストたちはみんな、15年前から変わっていない感じなんですよ。(森本)亮治(仮面ライダーカリス/相川始)も天野(浩成:仮面ライダーギャレン/橘朔也)くんも。当時、高校生だった北条(隆博:仮面ライダーレンゲル/上城睦月)は15年の歳月を経て、立派なおじさん……いや、大人になりましたけれどね。反対に、テレビのバラエティ番組とかを観ていると、天野くんのほうが子どもに戻ってきているかもしれません(笑)。
――今回のCSMブレイバックルには変身効果音や劇中BGMに加えて、椿さんの新録による「剣崎一真のセリフ」が収録されているそうですね。これまでにもゲームなどで剣崎の声を演じられていたと思いますが、今回のセリフ収録についてのご感想を聞かせてください。
音声収録は、けっこう大変でした。ドラマの撮影だったら、目の前の相手に向かってしゃべったり、変身後のアフレコだったら、実際の映像を観ながらしゃべったりするので、自分としても気持ちをしっかり込めることができるのですが、今回は事前に当時の映像を観ることができたものの、収録中は何もない場所でセリフを言わなければなりませんので、当時のテンションそのままで演じるのがとても難しかったんです。
――特に難しかったセリフはどんなものでしたか。
それはもう、"オンドゥル語"と言われているセリフを再現するのは、全部難しかったですよ(笑)。当時はもう無我夢中で、劇中の剣崎はもうアンデッドとの生死をかけた戦いの真っただ中にいるわけじゃないですか。気を抜いたら自分が死ぬかもしれない、という状況で、まともなしゃべり方をしていては危機感なんて出せないんじゃないか、と思ったので、第1話ではあんなふうにガムシャラに叫んでいるような言い方になったんです。
――今回のCSMブレイバックルに備わっている機能として見逃せないのは、付属のプロジェクターとベルトがワイヤレス通信を行い、壁などに「オリハルコンエレメント」と呼ばれる等身大パネルが投影されるというものがあります。劇中では剣崎や橘がこのパネルを通り抜けることによってブレイドやギャレンに変身完了するわけですから、ファンの方たちにも嬉しいギミックだといえるのではないでしょうか。
僕もそう思います。映像作品ではCGで表現されているので、撮影中の僕たちは絶対に観ることのできないものですしね(笑)。変身ベルトだけでなく、変身に付随する音や光、そしてこのようなプロジェクション機能がついているというのは、とても楽しいです。よく天野くんがバラエティ番組でギャレンの変身についてまわりの人に説明しているのを観るのですが、そのとき「変身ポーズを取ると、"板"が出てくるんです」とか、なかなか伝わらずに四苦八苦していることが多いんです。だから、この投影機能があったら天野くんも説明がしやすくなるんじゃないかな、って思いました(笑)。
――最後に椿さんから、CSMブレイバックルを待望していた『仮面ライダー剣』ファンのみなさんにひとことメッセージをお願いします。
今回のCSM商品化は僕もずっと楽しみにしていました。熱いファンの方たちには、ぜひとも「遊び用」と「鑑賞・保存用」の2個買いをおすすめします! もちろん、1個でも買ってくださればありがたいです(笑)。ブレイバックルとブレイラウザー、ラウズアブソーバーのセットということで、とても豪華でうれしいのですが、欲を言えば「キングラウザー」や、他のライダーたちの変身アイテムや武器などもCSMで出してもらって、みなさんに揃えていただきたい、という夢を持っていますので、今後も応援をよろしくお願いします!
CSMブレイバックル&ラウズアブゾーバー&ブレイラウザー
「COMPLETE SELECTION MODIFICATION」は、"大人が装着できる変身ベルト"として話題を呼んだ「COMPLETE SELECTION」から派生したシリーズで、従来の商品をMODIFY=モディファイすることで、バリューとリーズナブルな価格を両立。玩具としての高い質感はもちろん、収録音声などプレイバリューの高いギミックを備えている。
「CSMブレイバックル」は、ベルトバックルにラウズカードを挿入し、左腰のベルト帯をバックルに取り付けることで「ベルト帯出現音」が発動。バックルの右腰側にベルト帯を装着すると「変身待機音」が発動し、レバーを引くことにより「変身音」が発動する。このときブレイバックルと付属のプロジェクターがワイヤレス通信し、劇中同様、巨大な光のゲート「オリハルコンエレメント」が投影され、臨場感の高い変身遊びが楽しめる。
また台詞再生機能を搭載しており、「ブレイバックル」の天面ボタンを押すことで、剣崎の名セリフが再生される。底面にはBGMボタンが配置され、「覚醒」「take it a try」など複数のBGMを再生することができる。
「ラウズアブゾーバー」は、劇中プロップを参考にディテールを再構築し、新規金型により造形。プレートの差し替えにより、ジャックフォームとキングフォームに変身することが可能となっている。さらにプレート未挿入での変身アクションにより、劇中のジャックフォーム変身シークエンスを再現することができる。
そして劇中プロップを参考にディテールを再構築した「ブレイラウザー」は、放送当時の玩具から大型化し、全長約715mmのビッグサイズで造形。付属するラウズカードをスキャンすることで発動する音声は、劇中演出を再現している。また新設した効果音ボタンを操作すると、「カードを投げる音」や「アンデッドの封印音」などが発動。さらにセリフモードをONにすることで、剣崎一真の音声を鳴らしながら攻撃・必殺技音声を発動することが可能となっている。
さらに付属する「ラウズカード」は、ブレイドが使用するカードを中心に、全36種を収録。バーコードが印刷されているものを「ブレイラウザー」でスキャンすることで、固有の音声が発動し、セグに数値が表示される。
(C)石森プロ・東映
[PR]提供:バンダイ