師走の空の下、大手町周辺の市民ランナーの練習にも熱が入っている。そんな折り、東京・竹橋のマイナビ本社では12月8日昼と19日夜の2回にわたり「2019年の走りを変えるコツを伝授! ランニングイベント」が開催された。ファーウェイが12月7日に発売したスマートウオッチ「HUAWEI WATCH GT」を活用することで、自身のランニングを分析して みよう、というのが企画の趣旨だ。人気ランナーが講師として招かれ、両日とも大きな賑わいをみせた。
HUAWEI WATCH GT の概要
イベントに登壇したのは、市民ランナーの指導経験が豊富で、直近では2017年の大阪マラソンでも優勝している木下裕美子さん(8日担当)と、お笑い芸人ながらもフルマラソンを2時間33 分で走る宇野けんたろうさん(19日担当)。それぞれがトレーニングに取り入れている独自の練習方法を披露し、また走ることへの考え方などを明かした。
イベントのキーアイテムになった「HUAWEI WATCH GT」とは、どんな時計なのだろうか?
その特徴のひとつは、GPSと心拍センサーを活用しても2週間も使い続けられるロングライフなバッテリーにある。木下さんは「他社のスマートウオッチ製品では(家でしっかり充電してきても)スタート時には電池が減っている、なんてこともあるんです。でも『HUAWEI WATCH GT』なら、例え前日が泊まりで翌日がレースでも、全然問題ない」と太鼓判を押す。
宇野さんも「過去に1度、GPS搭載の時計をしてフルマラソンに出たら、30km地点で電池が切れていたことがあって。モチベーションが一気に下がり、残り12kmが地獄でした」と悲しいエピソードを明かし、あらためて電池持ちの重要さをアピールした。
また、機能が増えるにつれて分厚く重くなりがちだった従来のスマートウオッチの常識を破り、本製品は薄さ約10.6mm、重さ60g台(ベルトを含む)とスリムで軽い仕上がり。これについて宇野さんは「レース前は、細かいことが気になりストレスになるもの。ボクは、ウェアを脱ぎ着するときに時計がひっかかるのが嫌なので薄型化が嬉しい。またフルマラソンを走るときは1gでも軽くしたいもの。軽い時計は良いですね」と実感を込めて説明する。ちなみに分厚い時計だと、狭い路地を走るときに塀にぶつけたり、ほかのランナーと接触してストップウオッチが止まったり、というトラブルも起きがちだという。
「HUAWEI WATCH GT」は3つの衛星測位システム(GPS、GLONASS、GALILEO)をサポートする。これにより正確な位置情報、軌跡を記録できるというのも、競合製品との差別化要素となっている。このほか睡眠トラッキングが行え、睡眠を改善するアドバイスが得られるのもユニークな特徴だ。木下さんは「睡眠の質は、疲労の回復に直結します。時間ではなく、熟睡できているか、が大事。これで翌日の練習のパフォーマンスが決まります」と解説する。宇野さんは「自分は深い睡眠が足りてないようです」と反省しながら、実際の画面を参加者たちに紹介していた。
ランニング、スタート!
「HUAWEI WATCH GT」とスマホをペアリングし、設定を済ませた参加者たちは、パレスサイドビル1階の「RunPit」で身支度を整えると、いざ屋外へ。
簡単な準備運動の後、木下さんは走る前のウォーミングアップに、背骨や腰回りなど上半身を動かす体操を多く取り入れていた。
「冷えた状態だと足首を痛めやすく、練習の効率も悪くなります。そこで、つい足回りばかり気にしてしまうところですが、上半身も前後左右に動かし、ひねりの運動なども加えてみてください。パフォーマンスが上がる秘訣です。リラックスしてリズムよく、身体を大きく動かしていきましょう」(木下さん)。
宇野さんは「足首の柔軟をするときは、コンクリートの地面につま先をつけず、空中でブラブラさせた方が関節に負担がかからないのでオススメです」「靴ひもを結ぶときは、かかとだけ地面に着けて。ひもに遊びができるので、着地したときに足の甲やすねを痛めません」といったワンポイントアドバイスを送っていた。
「人はジャンプの衝撃をお尻で支えています。お尻を意識して走ると、膝も痛みません。そのため本日は、走る前にお尻の筋肉に刺激を与えてみましょう」と木下さん。片足を上げたときに筋肉がどうなっているかを確認した後、両足首にゴムをはめて中腰で足踏み、これを2人1組で30秒ずつこなした。
参加者の希望を聞いた結果、1kmを6分前後のペースで走ることに決まった。「HUAWEI WATCH GT」のアプリを起動させ、ワークアウトの「ランニング」に設定すると、いよいよコースへ。なお8 日の昼、19 日の夜ともに、大手町の周辺を走る市民ランナーの数は多か った。あらためて、シティランニングの人気の高さがうかがえる。
どちらの回も、途中で1度の休憩をはさんだ。すかさず「HUAWEI WATCH GT」で経過をチェックする。ここで宇野さんは「普段、デスクワークをしている影響か、猫背で走っている方が多いようです」と指摘。そして「背中には呼吸筋があり、これをほぐすと呼吸がしやすくなるので、走る前後にマッサージしてください。また、肩甲骨の中に乳酸が溜まるので、ここをほぐすのも効果的です」とアドバイスした。木下さんは、足腰の筋肉を丁寧に伸ばしていくストレッチングに時間を割いた。
そのデータ、どう読み解く?
約5km のランニングコースを終えると、整理運動を行ってからパレスサイドビルに再集合した。「HUAWEI WATCH GT」と連携したスマホで、サマリーの詳細を確認する参加者たち。
今回の計測で、2 人のコーチが特に注目したのは「消費カロリー」だった。これは体重×距離で計算するもので、例えば体重が50kg の人が10km を走ると500kcal の消費になる。食事ではあっという間に摂取できてしまうのに、消費するのは大変――。「HUAWEI WATCH GT」を使えば、そんな”カロリー”について改めて実感させられる。
得られたデータは、どのように活用すれば良いのだろうか。宇野さんは、こんな話を始めた。「昔は消費カロリーなんて気にせずに走っていました。でも使ってみると、練習に活かせることが分かった。例えば、スピード練習など質の良いトレーニングでは、カロリーが速く消費される。だから逆に、カロリーの消費量が低いトレーニングがあれば、ひょっとしたら練習効率が悪いのでは、なんてことが考えられます」(宇野さん)。
また心肺機能を計測すると、自分の身体の状態を知ることができる、と解説。「頑張れるとき、疲れているときで数値が違います。だから今日は身体を追い込めそう、今日は思いのほか疲れている、そんなことがデータから客観的に分かる。すると、普段の練習にもメリハリがつくんですね。自分は学生のときは根性論で走っていました。でも今、やみくもに走って記録を伸ばせる時代ではないんです」と宇野さん。
木下さんも「こんなに良いものがあるんだから、使えるものはすべて使って、良いランニングライフにしていきましょう」と呼びかけた。
使ってみて、どうだった?
実際に「HUAWEI WATCH GT」を初体験した参加者たちは、どう感じただろうか。まず難しかった点を聞くと「メニューから、ランニングを選んでスタートしなければいけない。他社の製品では、設定しなくても走れば記録される」との声。宇野さんは「機能が豊富なので、走る前はランニングを選ぶ必要があります。どの時計にも、慣れは必要。これはスマホと一緒で、慣れてしまえば設定は気にならなくなります」とフォローする。
やはり「ディスプレイが明るくて見やすかった」「薄くて軽くて使いやすい」「普段の日も使えるデザインになっている」とポジティブな意見が多く聞かれた。手袋をつけたまま操作できるので、寒い冬でも活用できる、というこの時期ならではの声も。
「HUAWEI WATCH GT」の実勢価格は25,000 円前後(原稿執筆時)。競合するスマートウオッチと比較すると、価格優位性が際立っている。イベントの最後に、そんな本製品を参加者に提供するプレゼント企画が用意されていた。木下さん、宇野さんとじゃんけんをして、最後まで残った2 名に、発売から間もない新製品が進呈されている。
木下さんは「マラソンは苦しいときもあるけれど、自分が楽しめることが何より大切。本日は、とっても良い時間を過ごせました」と総括。
宇野さんは「イベントのため走る時間も限られていましたが、これから『HUAWEI WATCH GT』を身に着けて、どんどんデータを計測していけたら。皆さんも、ぜひ試してみてください」と笑顔でまとめた。
[PR]提供:ファーウェイ・ジャパン