ファーウェイ・ジャパンからSIMフリースマートフォン「HUAWEI nova 3」が発売された。若者や女性に人気のnovaシリーズの新製品で、光の当たり具合で色味や輝きが変わる美しい筐体や、前面と背面に2つのレンズがそれぞれ配置された、AIによる撮影機能搭載4レンズカメラ、ゲームやエンタメに強い高性能CPUなどが大きな特徴。実際に製品を試すことができたので、その使い心地や実力の程をチェックしてみた。
手に馴染む美しい3Dカーブガラスを採用
製品を手にとって、まず最初に目を引かれるのがその美しい本体デザインだ。背面パネルがフチの方までカーブしたガラス(3Dカーブガラス)でできていて、高級感があると同時に持ったときのフィット感も最高。手にぴったり馴染んでくれる。
本体カラーはアイリスパープルとブラックの2種類が用意されている。そのうちアイリスパープルは青から紫のグラデーションカラーになっており、光の当たり具合で色味や輝きが複雑に変化するのがユニーク。
一方、ブラックは落ち着いた上品な色合いが印象的。光沢感があって反射率も高いので、磨き上げられたメタリックのように見えることもある。どちらのモデルも目にするたびに違う表情を見せてくれるので、使っていても常に新鮮な気持ちでいられそうだ。
本体前面は、ほぼ全体が液晶ディスプレイになっていて、画面を表示するとその情報量の多さに圧倒される。画面サイズは約6.3インチで解像度は2,340×1,080ドットと大画面高精細だが、液晶パネル周囲のベゼルが極細なので本体幅が比較的コンパクトな約73.7mmに収まっており、女性の手でもホールドしやすいのは嬉しいポイントだ。
インカメラはダブルレンズ+高画素+AIで簡単・キレイ・楽しい!
最近はアウトカメラにダブルレンズを搭載するスマホが増えてきているが、HUAWEI nova 3はアウトだけでなくインカメラもダブルレンズで、両方合わせるとなんと4レンズも搭載していることになる。インカメラは約2,400万画素+約200万画素のダブルレンズで、大判ポスターのサイズにプリントしても鑑賞に耐えるくらい高精細な写真を撮影できる。
これだけ高機能だと使いこなしが難しいのではと思ってしまうが、HUAWEI nova 3の場合はAIが自動で撮影シーンを識別し、最適な撮影方法を設定してくれるので、シャッターを切るだけで簡単にキレイに撮影することが可能。しかもその際、人物と背景の両方を区別してそれぞれがキレイに写るよう調整してくれる。
実際にさまざまなシチュエーションで撮影してみたが、背景が草木の場合は「植物」、空の場合は「青空」という具合に的確に認識された。撮影した写真をチェックしてみると、人の顔も、背景の植物や青空も美しく鮮やかに撮れている。普通なら顔を明るく写すために背景も明るく補正されて白っぽくなってしまうようなシーンでも、顔と背景の両方が理想的な色合いで写っているのには驚いた。
ちなみに、HUAWEI nova 3のインカメラは、植物や青空以外にも室内や舞台、雪、夜、ビーチ、花など、セルフィーの背景に選ばれやすい8シーンを認識してくれる。また撮影機能の「HDR Pro」をオンにすると、逆光のように人物の顔が真っ暗になりがちなシーンでも明るく美しく撮影することが可能だ。作例を見てもわかるように、光源が真後ろにくるようなひどい逆光でも肌が自然な色で写る。太陽の向きなどを考慮しなくても気軽にパシャパシャ撮影できて、しかもキレイに写るのはとても便利で、セルフィーがますます楽しみになってしまいそうだ。
22シーンを自動認識するアウトカメラ
HUAWEI nova 3のアウトカメラもダブルレンズになり、一方に約2,400万画素のモノクロセンサーが、もう一方に約1,600万画素のカラーセンサーが搭載されている。モノクロセンサーはカラーセンサーより受光感度が高く、ディテールや階調もより豊かという特徴を持つ。HUAWEI nova 3では、これらふたつのセンサーを組み合わせることで、カラーセンサー単体の場合よりも美しくきめ細かい描写を実現している。
カメラがふたつあるため、視差を利用して被写体を立体的に認識することが可能で、それを利用した機能も搭載されている。そのひとつが「ポートレート」機能で、一眼レフカメラのように背景をふわっとぼかして人物を浮き上がらせることができる。もうひとつが「ワイドアパーチャ」機能で、被写体の背景のボケ具合やピントが合っている位置を、撮影時だけでなく撮影後でもコントロールすることが可能。写真をアーティスティックに仕上げたいときなどに役立つ機能だ。
このほか、アウトカメラには、インカメラ同様にAIを使ったシーン認識機能も搭載されている。基本的に自撮りがメインのインカメラに対し、アウトカメラは人物以外の被写体を撮影することもよくあるので、認識できるシーンや被写体も全22種類と多い。青空や植物、花、夜景などの基本シーンはもちろんだが、犬や猫、車、自転車、花火、フード、さらにはパンダまで(!)認識可能だ。
最新技術の搭載で最強のエンタメスマホに!
インカメラのAIシーン認識や、アウトカメラのAI認識機能などを実現する上で大きな役割を果たしているのが、スマホの頭脳にあたるSoCだ。HUAWEI nova 3には、AI専用プロセッサを組み込んだフラグシップモデルに搭載されるSoC「HUAWEI Kirin 970」プロセッサが搭載されており、複雑なAI処理を高速に実行することができる。
その性能を生かす機能はカメラ以外にも複数用意されている。たとえばカメラで撮影した写真を閲覧できる「AIスマートギャラリー」もそのひとつ。人物や撮影場所、被写体の種類などに基づき自動で写真を整理してくれるため、大量に撮りためた写真の中からでも目的の写真が探しやすい。アプリがセレクトした写真をBGM付きのスライドショーで再生できるハイライト機能なども搭載されており、「あ、こんな写真撮ったよね」と撮影時を振り返りつつ楽しむこともできる。
SoCの性能の高さはAI以外にもメリットが大きく、HUAWEI nova 3には使い勝手やエンタメ性を向上させる機能が数多く搭載されている。たとえば、顔認証機能。赤外線を使用して顔を立体的にすばやく認識し、明るい場所はもちろん、暗い場所でも精確に認証可能だ。
「ARレンズ」機能も基本性能の高さなくしては実現困難だったはず。人気自撮りカメラアプリのような動物の耳や鼻などのアニメーションエフェクトや背景を変更した、かわいく盛った画像や動画が撮影できる機能。
動画関連なら、「スーパースローモーション」も楽しい機能だ。1秒間に通常の16倍となる480コマ撮影できるため、ひと昔前なら高価な機材が必要だったミルククラウンの撮影なども手軽に楽しめてしまう。
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このほかにも、ゲーム中の通知やバイブレーションなどを制限してプレイに集中できる「Game Suite」、同じWi-Fiネットワーク上にある「HUAWEI nova 3」端末と音楽再生をシンクロできる「HUAWEI Party mode」など、スマホライフを楽しむための機能が盛りだくさん。これだけ機能が豊富だとバッテリーの持ちも心配になるが、HUAWEI nova 3の場合は付属の充電器を使用した急速充電に対応。また、3,750mAhという大容量バッテリーを内蔵しているため残り容量を気にせずガッツリ楽しめてしまうのはありがたい。まさに最強のエンタメスマホと呼ぶにふさわしい製品と言えるだろう。
[PR]提供:ファーウェイ・ジャパン