今年、日本のスマホ市場に参入して注目を集めているOPPO(オッポ)。高い技術力を武器に先進的なモデルを次々と開発し、すでにアジアではスマホシェア1位を達成しているメーカーである。(※2018年1月2日ニューデリー - 調査会社カウンターポイント調べ)

日本ではハイエンドモデル「R15Pro」やハイコスパモデル「R15Neo」などが販売中であり高い人気を誇っているが、そんなOPPOが新たに投入する最新のフラッグシップモデルが「OPPO Find X」だ。

  • 「OPPO Find X」。ワインレッド、サイレントブルーの2色のカラーバリエーションを揃えている。今回レビューに使用したのは、サイレントブルー

OPPOのフラッグシップを名乗るだけあり、あらゆる点で最高レベルの性能を備えたハイエンドなモデルとなっているが、なかでも注目したいのは撮影時に自動でリフトアップする、スライド式ステルス3Dカメラ。

そして、カメラをステルスさせたことにより実現したノッチなしの完全なフルスクリーンと、凹凸のない高級感あふれるデザインである。

今回は一足先にOPPO Find Xを試す機会を得たので、デザイン、カメラ、使い勝手の面からレビューしていくことにしよう。

こだわり抜かれた、外観のスタイリッシュさ

フラッグシップモデルともなると、多くのメーカーがデザインや材質にこだわって高級感を演出しているものだ。そんなハイエンドスマートフォンのなかでも、OPPO Find Xのスタイリッシュさはトップクラスだと感じる。

その理由のひとつは、フラットで凹凸のないボディデザイン。後ほど解説するが、OPPO Find Xのボディにはスマートフォンに欠かせないカメラのレンズが見当たらない。そのため、外観はこれまでのスマートフォンでは考えられないほどすっきりとしている。

  • 表裏のどこにもカメラのレンズが見当たらない

さらに表面に視線を移すと、巨大な6.4インチのフルスクリーンが目に飛び込んでくる。ディスプレイサイズがこれだけ大きくても持ちやすいのは、縁の幅をギリギリまで狭くしたベゼルレスデザインならではだ。

ボディサイドはわずかにカーブしており、手になじむと同時にまるでスクリーンそのものを握っているかのような感覚を覚える。有機ELのディスプレイは発色が良く、特に黒が美しい。画面比率は19.5:9でかなり縦に長く、OPPOは「パノラマアークスクリーン」と称している。

  • ディスプレイは非常に美しい

フルスクリーンのスマートフォンでは、インカメラを設置するスペースをとるためにディスプレイ上部が欠けているものが多い。

だが、OPPO Find Xにはその切り欠けが見当たらない。完全なフルスクリーンなのである。これがボディの凹凸のなさと相まって、OPPO Find Xの未来的なスタイリッシュさを演出している。

もちろんスマートフォンにカメラは欠かせない。にもかかわらず、なぜそんなことができたのか。

今までにない斬新さが、ガジェット好きにたまらない

まずは下記の動画をみていただきたい。

見ていただいたとおり、実はOPPO Find Xは本体内部にカメラを収納しており、カメラアプリを立ち上げることで自動的にポップアップする仕様になっているのだ。バネ等ではなくモーターで動かしているので、ポップアップするとわずかにモーター音が聞こえる。

  • 通常の収納状態

  • カメラアプリを起動すると自動でせり上がってくる

アプリを終了しホーム画面に戻ると、自動的にカメラは本体に収納される。手で少し強めに押すことでも収納可能だ。

カメラアプリをタップしてから撮影可能状態になるまでは0.3秒といったところ。体感的にもストレスはまったく感じない十分なスピードだ。可動部が増えると故障が心配になるが、OPPO Find Xのポップアップカメラはかなりしっかりしており剛性も高い。ちなみに、OPPOが30万回の耐久試験を実施したところ、1日150回使用しても5年間使用可能とのことだ。

カメラはアウトカメラが2,000万画素+1,600万画素のデュアルカメラ。さらに、インカメラは2,500万画素と非常に高画素でセルフィーにも最適である。

  • インカメラの周囲には各種センサーが配置

OPPO Find Xのカメラはソフトウェア面でも未来を先取りしている。OPPO自身が「AIインテリジェント3Dカメラ」と呼ぶこのカメラは、人物を撮影する際に本領を発揮。カメラまわりに設けられた各種センサーが顔全体だけでなく鼻や目といったパーツまで分析し、極めてナチュラルに補正してくれる。

細くなりすぎたりつるつるにしすぎたりといった不自然さはなく、ちょうどいいと感じる人が多いだろう。この塩梅はかなり研究されていると感じた。ちなみに、この顔認識を活用して画面のロック解除も可能となっている。

  • 正確に顔を捉える※画面内の表記は変更となる場合がございます

  • 補正なし(左)、補正あり(右)。2つを比べると違いがよくわかる

AIは通常撮影でも力を発揮。室内、夜景、ブルースカイなど800ものシーンを自動的に認識し、カメラを適切な設定にしてくれる。ユーザーがやることは、カメラを向けて、シャッターボタンをタップする。それだけでベストな1枚が撮れるのである。

  • AIは様々なシーンを認識する

  • 実際に撮影した、青空の写真

  • 筆者の作例。このように素人が撮影しても、OPPO Find Xなら味のある写真を簡単に撮影することが出来るのだ

OPPO Find Xのもうひとつの特徴は、急速充電機能だ。

そもそも3,400mAhと十分な容量のバッテリーを搭載しているが、それでも充電がなくなってしまった場合、わずか35分で満充電まで持っていくことができる。出かけるまでに少しでも充電しておきたい場合などに重宝する。忙しい現代人にとってはありがたい機能だ。

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多くの人が気にするデザインカメラバッテリーという3点からOPPO Find Xを紹介したが、基本性能もフラッグシップモデルだけあってトップクラス。

Snapdragon845という最高性能のCPUに8GBものRAMを搭載。動作はサクサクで重いゲームも難なく遊ぶことができる。現時点ではこれ以上のスペックの必要性を感じないほど快適だ。

とはいえ、あくまでもOPPO Find Xの凄さが特に表れているのは、やはりデザインカメラバッテリー。この3点にこだわるのであれば、OPPO Find Xは間違いなく後悔しない選択肢となるはずだ。

  • 「OPPO Find X」作例。ぜひ購入の参考にしてみてほしい

[PR]提供:OPPO Japan