ついに発表されたキヤノン初のフルサイズミラーレス「EOS R」。大口径のRFマウントや自社開発の約3,030万画素センサー、新しい操作系など見どころ満載のモデルです。そんな今秋最大の話題作EOS Rをいち早く自分の手で触れるセミナー&体験会がいま全国各地で開催されています。今回は、そんなEOS R体験会に潜入し、参加者の皆さんの声を直接聞いてきました!
実機を試せるハンズオンコーナーが大盛況
「やっと出ましたね! 機能がぎっしりと凝縮されているような印象を受けます。マウントが変わることもあって、ある種の不安も抱きながら会場に来ましたが、このボディを見ただけでも、いい写真が撮れそうだ! という気分になります」と語ってくれたのは、EOS歴10年以上だという遠藤さん。
EOS Rは高強度のマグネシウム合金ボディを採用し、機動力と高剛性を両立。従来のフルサイズ機に比べて小型化しつつも、高品位な外装や確実なグリップ感はまさにEOSそのもの。遠藤さんのように、待ちわびたという人も多いと思いますが、まずは、ボディのデザインや質感に対して好感触を覚えた人は多いようです。
ハンズオンコーナーでは、EOS Rのボディと同時発表になったRFレンズに熱い注目が集まっていました。「EOS Rシステム」は、「EOSシステム」の「快速・快適・高画質」を継承し、さらなる光学性能の向上を実現した新しいイメージングシステムです。そんなEOS Rシステムにより、キヤノンの光学技術を最大限発揮する「RFレンズ」の開発が可能になったのです。
多様なRFレンズ、あなたならどう使う?
レンズについては、アダプターを介することで従来のEFレンズももちろん使用可能です。ですが、みなさんの興味はやはり新しいRFレンズ。熱心に解説員の話を聞いていた、カメラ歴18年だという森さんは、「手持ちのEFレンズをそのまま使うか、RFレンズを買うか悩んでいました。実際に触ってみて、EFレンズが使えるのは便利だけど、やっぱりまずは標準のRF24-105mmでEOS Rシステムを堪能したいと思いました」とのこと。
「RF24-105mm F4 L IS USM」は、高い描写性能と小型設計を両立させた標準のズームレンズ。Lレンズとしては初めてとなる、「Nano USM」を搭載したことで、世界最高速となるAF約0.05秒を実現しました。さらに、コントロールリングを使った新たな操作性で、風景からスナップ、旅行などの普段使いまでEOS Rシステムを体現するレンズとなっています。 そのほか、最大撮影倍率0.5倍のマクロ撮影が可能で、IS 5段、カメラ・レンズ強調IS対応、Hybrid ISを搭載する、小型・軽量の「RF35mm F1.8 MACRO IS STM」も用意されています。
先の森さんは、「RF24-105mmだけでなく、こっちのRF35mmも小さくて便利そう! ああ、早くほしいなぁ」と大興奮していました。
長い歴史の中でもエポックメーキングなレンズに
そのほかのレンズでは、「RF28-70mm F2 L USM」に興味津々な人も。こちらは開放値が全域でF2という画期的な明るさを実現し大口径標準ズームです。
「ふだんは広角と標準、中望遠といった複数の明るい単焦点レンズをシーンに応じて取っ替え引っ替えしながら撮っていますが、このRF28-70mm F2 L USMなら、レンズ交換の手間がなくなり、よりテンポよく撮影できる!」と語るのは、ポートレート撮影を趣味にしている武藤さん。
「これまでのズームレンズではあり得なかったボケの表現力に期待が膨らみます」
武藤さんはRF28-70mm F2 L USMのボケや周辺画質、AFスピードなどをひとつひとつ確認したうえで「確かにちょっといいお値段ではあるけど……結論は、ズバリ買いです!」とのこと。「このレンズを使うためにEOS Rのボディを買うつもりです。長いキヤノンの歴史のなかでもエポックメーキングなレンズになるでしょう」と早くも購入に前向きです。
ハンズオンコーナーで対応してくれたスタッフによると「RF28-70mm F2 L USMが全域F2を実現できたのは、大口径マウント+ショートバックフォーカスを採用したEOS Rシステムだからこそ」だといいます。「EOS Rシステムは、ミラーレス構造によって光学設計の自由度が高まり、これまでにないスペックのレンズさえ実用化できます」
「正直期待以上……」来場者も大興奮
花などの被写体を使って試用ができる撮影体験コーナーでは、EOS Rの使い勝手について参加者に聞いてみました。
「今日は期待半分と不安半分の気持ちで来たのですが、実際に使ってみてキビキビと反応するAFスピードに感心しました。正直、期待以上です」と語ってくれたのは、鉄道マニアでもある橋岡さん。
「鉄道や子どもなど動きものを撮ることが多いのですが、動体撮影にも十分使えるんじゃないかな、と思います。サーボAF時は約5コマ/秒なので、動体撮影は不安かなと思ってましたが、追従性能が高いので無駄な写真がなくていいかも」
マルチファンクションバーやコントロールリング、モードボタンといったEOS Rで初めて採用された操作部材ついては、説明員の話を聞きながら、その使用感を入念にチェックしている人が多く見られました。
「初めて見たときはモードダイヤルなどがなくなってて少し戸惑いましたが、実際に触ってみると割とすんなりと操作できたので安心しました。ファインダーからも目を離さずに、設定を変更できますよね。よく考えられてるなぁって。マウントについても最初は少し不安だったのですが杞憂でしたね」と語るのは、写真歴20年以上というベテランのアマチュア写真家・西山さんです。
「デジタル一眼レフに比べて操作ボタンの数は少なくなっていますね。でも、ボタンやダイヤルのカスタマイズがすごく豊富。自分の撮影スタイルに応じて『自分色』に染められるカメラだなって」
EOS Rの”心地よさ”ぜひ体感してください
ひとつひとつ紹介しきれないですが、そのほかの参加者からはこんな声も!
進化した操作感についての感想も多かったです。
「シャッター音が軽快! テンポよく気持ちよく写真が撮れそう!」
「本当にファインダー(EVF)を覗いたままで全部操作できた!」
「コントロールリングのクリック感(※)がたまらない!」
※新しい操作部材のコントロールリングには、適度なクリック感があるため、ファインダーを覗いた状態でも操作量を認識できます。
「一回慣れてさえしまえば、便利かも!」
「ドロップインフィルター付きのマウントアダプターはよく考えたなーと思った。これを使いたいからボディを買うかも」
「タッチ&ドラッグAFが予想以上に便利」
プロの写真家も「EOS Rは先を行く存在」と太鼓判
さらに、プロの写真家やキヤノン開発者によるセミナーも開催されています。取材に訪れた日は、写真家 野町和嘉氏が登壇。
「一眼レフはもはやカメラとしての進化の頂点近くまで到達していますが、ミラーレスのEOS Rはさらに先を行く存在です。今回の撮影でその手応えをつかむことができました。特に、EVFを通じて仕上がり状態をリアルタイムで確認できることは風景撮影に役立ちます。今後も積極的にEOS Rを使っていきたいですね」というコメントが印象的でした。
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EOS Rはキヤノンが満を持して発表した、新マウント搭載のフルサイズミラーレスカメラということで、参加者のみなさんも新製品に対する期待と不安に胸を膨らませていました。体験会を通して皆さん納得感とさらなる期待を抱いて、体験会を終えられていたのが印象的でした。みなさんもそんなEOS Rをぜひチェックしてみてください!
[PR]提供:キヤノンマーケティングジャパン