「カメラを始めたばかりの頃は何を撮っても楽しくて、すぐに夢中になりました。でも、最近はちょっとマンネリ気味。ただ何となく撮るのではなく、もっといい写真を目指したい。自分の中でテーマになるよう撮り方や被写体を見つけたいんです」
そんな悩みを語るのは、カメラ女子2年目の駒木亜希奈さん。ウェブマガジンの編集者という仕事を通じて、写真を撮ることの面白さに目覚め、一眼レフカメラを使い始めたものの「ただ何となく撮る」からなかなか脱却できない様子……。そんな彼女が、次なるステップに上がるために選んだのが、キヤノンの「EOS学園オンライン」です。
EOS学園は、キヤノンが運営する写真教室。第一線で活躍するプロ写真家が講師となり、写真撮影とカメラに関する多彩な講座を展開しています。教室は、東京校 / 名古屋校 / 大阪校の3校があります。さらに、スマートフォンやパソコンを使って、いつでもどこでもWEB上で受講できる「EOS 学園オンライン」も講座が充実しています。
特に今回は、「写真を学びたいが、時間や場所の都合でスクールに通うことはむずかしい。」という人にオススメのEOS学園オンラインに駒木さんが潜入!EOS学園オンラインには、WEB上だけで完結する講座と、撮影実習とオンライン講習がセットになった講座があります。今回はその中で、撮影実習とオンライン講習がセットになった講座をチョイス!さまざまなジャンルのプロ写真家と撮影実習に出かけて、後日オンラインで作品の講評がもらえるユニークな写真講座とのことですが…その体験リポートをお伝えします!
江ノ電の撮影に挑戦!
今回、駒木さんが受講したのは、撮影実習とオンライン講習がセットになったコースのひとつ「【鉄道】江ノ電のある風景 in 鎌倉・藤沢」です。鉄道写真家である村上悠太先生と一緒に江ノ島電鉄の沿線を巡って鉄道や風景を撮り、後日オンライン上で講評を行う、という流れになっています。
まずは村上先生がご自身の作品を見せながら、江ノ電の撮り方のコツや注意点をレクチャーしてくれました。絶妙な構図とタイミングで撮られた美しい作品の数々に、受講者からは「おおーっ」という感嘆の声。単に車両を撮ったのではなく、そこに写っているのはまさに「江ノ電のある風景」。これまで特に鉄道に興味を持っていなかった駒木さんも、鉄道写真を撮るモチベーションが一気に上がったようです。
しかも、あまりに見事な写真なので、かなり時間をかけて撮られたのかと思いきや、見せてくれた作品の大半は、この日の集合時間の前に早めに来て撮影したとのこと。つまり、受講者と撮影条件は同じなのです。その中で、どこをどんな風に切り取ると、先生のような写真になるのか。自分でよく考えながら撮影し、少しでも先生の作品レベルに近づこう、ということが今回の実習の狙いでもあるようです。
そして先生からのアドバイスを頂いて、早速撮影に挑戦です!
具体的にアドバイスしてもらったポイントはこちら!
●ブレを防ぐためにシャッター速度を1/1000秒以上にする
●タイミングを逃さないように連写で撮る
●周辺の建物などを基準にして画面の水平をきっちりと保つ
●パンタグラフを切らないこと
こうした基本を踏まえつつ、江ノ電だけでなく周辺の風景を効果的に組み合わせると、印象深い写真になるとのこと。もちろん、頭では理解できても、実際に撮るのは簡単ではありません。駒木さんも、何度も撮影にチャレンジ。
EOS学園オンラインで学ぶことは引き出しを増やすこと
続いて、海をバックにして江ノ電を撮るため、海外沿いの撮影スポットに移動しました。ここは、ドラマやアニメの舞台としてもお馴染みの場所。午前中にも関わらず、すでに数多くの観光客でにぎわっています。そんな観光客をどうやって避けるか、あるいはいかに効果的に写し込むのか。その判断もこの場所でのポイントになります。
EOS学園の撮影実習の魅力は、プロの写真家から直接レクチャーを受けられること。技術的なことはもちろん、カメラマン自身の写真哲学にまで踏み込んだ深い内容の話を聞くことができます。
最後に村上先生からまとめの言葉をいただき、この日の撮影実習は終了。このあと、ウェブ上で作品を提出し、それに対する講評はオンラインで行われます。
先生からの講評が届いた!!
後日、村上先生からの講評が動画としてEOS学園オンラインのサイトにアップロードされました! 何度もチャレンジしながら撮影した写真の数々、果たしてプロの目にはどう映ったのでしょうか!?
それでは早速、実際に駒木さんが撮影した写真の講評を見ていきましょう。
村上先生の講評:「日の丸構図ではなく、中心を少し右に寄せたことで、カーブが見えて躍動感が出ています。全体のバランスも悪くなく、露出やピントも正確です。初めての鉄道写真としては上出来です! さらに、もっと空や道路を切れば、画面がいっそう引き締まり、より良い作品に仕上がると思いますよ!」
村上先生の講評:「いい感じに撮れましたね。惜しいのは、シャッターのタイミングが少し遅く、左の列車の顔が写っていないこと。また左端に、ほかの人のレンズが写り込んでしまっています。撮るときは画面の中心部ばかりに気を取られがちですが、周辺までしっかり見ることが大切です」
村上先生の講評:「数多く連写した写真から、背景に江ノ島がしっかりと写り、江ノ電も後ろまで切れずに写っているカットを選んだのは正解だと思います! ただ空や線路の入れ方が少し中途半端な印象です。手前に人がいる点も、どう処理するか悩みますよね。
鉄道写真は、人が多かったり、車が通ったり、その現場ごとにイレギュラーな要素がたくさんあり、必ずしも恵まれた環境で撮影できるとは限りません。そんなとき、それらの要素を取捨選択し、画面の中でどう扱うか、自分が持っている写真の引き出しをフル動員して考えることが大切なんです」
村上先生の講評:「海と江ノ電、踏み切り、女子高生といった要素がバランスよく配置されています。その中で少し残念なのが、車を避けようとして江ノ電の車輪が切れてしまったこと。車が入っても構わないので、もう少しカメラを下に向けたほうがよかったかもしれません。車が渋滞するくらい、多くの人が集まっていることも、いまの江ノ電を表すひとつの風景です。逆に、駐車禁止の標識については、色が強くて目立つので切ったほうがよかったですね。
私が好きな写真は、人の感じる鉄道写真です。作品に登場する人にはそれぞれ人生や物語があり、身なりや仕草から人のバックボーンが感じられるような写真が特に好きなんです。今回の“江ノ電のある風景”という実習のテーマには、そんな写真を撮ってほしいという願いを込めています」
オンライン講評では、自分の写真に対する講評に加えて、先生が撮った写真やその解説、他の受講者への講評も視聴できます。(個人が特定される情報は載っていないため、誰の写真に対する講評かは、分からないようになっているのでご安心を!)色々な人の写真や講評を視聴することによって、自分の引き出しを増やしていくこともEOS学園オンラインの魅力です!
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最後に、筆者が実習の際、村上先生に伺ったEOS学園の魅力、そして駒木さんに伺った実習の感想を紹介しましょう!
村上先生:「きれいな写真の方程式に当てはめる作業はして欲しくありません。必要なのは、状況に応じて、自分が何を撮ったら楽しいのかを考えること。自分が楽しいと思えることを探すことが何より大切です。それが写真の腕を磨くことにもつながっています。EOS学園 / EOS学園オンラインは、そんな写真撮影を学ぶために絶好の場だと思います」
駒木さん:「これまで自己流で写真を撮っていた私にとって、撮り方や考え方を一から学べて、とても新鮮で、楽しかったです。特に鉄道写真に関してはまったくのビギナーでしたが、丁寧な指導と的確なアドバイスで、その魅力にはまり込んでしまいそうです!」
講座を受講すると、あなたもきっと、新たな写真の魅力に気が付くはず!興味を持った人は、是非EOS学園オンラインをチェックしてみましょう。
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