Wear OS by Googleを搭載したカシオのアウトドア向けスマートウオッチ「PRO TREK Smart(プロトレックスマート) WSD-F20」。その特別仕様限定モデル「WSD-F20SC」が6月8日、ついに登場する。今回の「写真で見る」では、通常モデルとは似て非なる「WSD-F20SC」ならではの魅力をご紹介したい。なお、「WSD-F20SC」は世界限定700個、日本での価格は10万円(税別)だ。また、Wear OSはGoogle製だが、AndroidスマホだけでなくiPhoneとも連携が可能なので、iPhoneユーザーの方にもぜひ注目してほしい。
特別な質感と高い満足度を宿した「左腕の知性」
一見してわかる通常モデルとの大きな違いは、フィールドコンポジットバンドの採用だ。フィールドコンポジットバンドとは、メタル素材をインサートしたウレタンとファインレジンの駒をメタルバンドのように組み合わせたカシオ独自の時計用バンド。その質感の高さはメタルバンドと見紛うほどで、樹脂製とはとても思えない高級感が漂う。
なるほど、これならカジュアルウェアはいうまでもなく、ワイシャツやスーツに合わせても作法を逸脱することはない。あまたのアプリやGPSによるナビゲーションといったスマートウオッチの高機能を、憚(はばか)られることなくビジネスシーンでも活用できそうだ。
実際に手首に装着して、まず驚くのはその軽さ。ブラック&ゴールドのデザインが放つ存在感からは考えられない、いつまでも付けていられそうな軽快さは樹脂素材ならではだ。
マットな表面のさらりとした装着感も心地よく、これからの季節に最適。もちろん、お手入れも簡単だ。汗や泥、ホコリが付着したら、ためらうことなく水洗い。これで、美しさと清潔を容易に保つことができる。
「WSD-F20」、「WSD-F20SC」は米国防総省の調達基準であるMILスペックを満たす耐衝撃&防水仕様なので、本体に水がかかっても気にする必要がないのもいい。そして冬の朝には、冷えきったメタルバンドの、あのヒヤッとした感覚を味わわずに済む。
ピラミッドパターンが刻まれた特長的なボタンやビスの表面にはゴールドIPが施され、傷や摩耗から守ってくれる。実際にはこれらのパーツがすり減ることは考えにくいが、限定モデルのスペシャルな演出としては非常に満足度が高い。
そして、防汚コーティングされたサファイアクリスタルが風防に奢(おご)られているのも、限定版らしい豪華なポイントだ(通常モデルは防汚コーティングされた無機ガラス)。大画面は見やすい反面、傷への不安もまた感じてしまう。
その点で、無機ガラスに比べて耐傷性が高いサファイアガラスは、やはり安心だ。「WSD-F20」対応をうたった強化ガラスやフィルムもサードパーティーから発売されているが、クリアな視認性と安心感を両立できる点で、サファイアクリスタルの価値はやはり高い。
裏ぶたも、通常モデルのプレス加工製に対して「WSD-F20SC」は鍛造バック仕様と、豪華さ、満足度ともに圧倒的な差がある。
細部までしっかり見ていくと、5万1,000円の通常モデルに対し10万円という強気に見える価格(メーカー希望小売価格)も、決して高くはないと思えるのだ。スマートウオッチは欲しい。けれど、ビジネスシーンに持ち込むのはやや気が引ける……。そんなふうに思い悩んでいた人々にとって、「WSD-F20SC」はまさに渡りに船な存在だろう。
ただ唯一の課題は、世界でたった700個しか製造されないという事実だ。欲しいと感じたなら、できるだけ早く予約されることを進言したい。
[PR]提供:カシオ計算機