スマホ、タブレットでの操作性がいっそう向上

様々な機能追加・改善が行われたver.11に続き、2018年1月19日には、ver.11で実装されたアップデートを補完するために、ver.11.1がリリースされた。ver.11.1での大きなトピックはふたつある。ひとつは上述したCreate!Form Screenのさらなる改善だ。テキストボックスやボタンなどの入力フォームを出力できる機能を追加し、帳票を表示したブラウザから、Web経由の入力作業を可能にした。またver.11で課題となっていた、ページ数が多い文書表示時のストレスを解消するため、拡大縮小やページ送りに対応したツールバーを表示できるように改善されている。なおツールバー付きの帳票をスマートフォンやタブレットで表示した場合には、ツールバーの代わりにスワイプのような、スマートデバイスならではの制御方法に対応するようになっている。各デバイスに相応しい方法で帳票を扱えるので、直感的に操作でき、ユーザーの利便性向上につながるだろう。

  • 閲覧時の操作性を高めるツールバー表示が可能となった

活用の自由度を高めるExcelとの親和性強化

もうひとつはExcelとCreate!Formの親和性を高めるランタイムの追加だ。帳票の作成・加工ツールとしてExcelへの支持は根強く、「全社的にはCreate!Formを使ってはいるが、最終的な加工はどうしてもExcelで行いたい」という要望はこれまでも多数寄せられていた。それに対応するためにリリースされたのが、Excel帳票出力ランタイムであるCreate!Form Expageだ。

Create!Form Expageは、Excelでデザインした帳票のセルや図形、テーブルなどに変数定義を行い、そこにCreate!Formが上位システムから取得したCSVやDBのデータを流し込んでExcel帳票として出力する機能を持つ。出力されたファイルはExcelそのものなので、Excel固有の機能もそのまま利用できる。

「これまで当社では"脱Excel"を掲げてCreate!Formをおすすめしてきましたが、お客様と実際にお会いしてその強い要望をお聞きするうち、Create!Form がExcelの入出力に対応することで、これまでとは違ったアプローチも可能になるのではないかと考え、今回のランタイム追加につながりました」と佐野氏は語る。

  • 「ジョブの新規作成時」に、「フォームタイプ」から「Excelテンプレート」を選択できる

技術者が直接ニーズに触れることで、的確な機能強化が可能に

ここまでver.11およびver.11.1の新機能や改善点を紹介してきたが、その多くは顧客ニーズをもとに生まれたものだ。インフォテックではこうしたニーズを的確に吸い上げ、さらに機能として実現させるため、営業スタッフが顧客を訪問する際に技術者が同行することも多いと、佐野氏は言う。

「訪問時のご要望を技術者が直接、開発部門にフィードバックすることで、お客様のご要望に添った製品づくりに役立てています」

ver11.1で追加されたCreate!Form Expageも、佐野氏が顧客からヒアリングした内容をベースに開発されたものだという。顧客ニーズに対するこうした積極的な姿勢が、市場に支持されるソリューションを生む要因になっているのだろう。

万全のサポート体制と高いコストパフォーマンス

ユーザーへのサポート体制が整っていることも、インフォテックの製品が顧客から評価されているポイントだ。開発のすべてを社内で行っているため、細かい部分にも精通したスタッフがおり、専用のサポートサイトから問い合わせに対応している。また寄せられた質問や回答、トラブルの解決方法は、開発スタッフが頻度の高いものや重要なものを選んで、サポートサイトに掲載することで、同様の疑問を持ったユーザーがスピーディに問題を解決できるようにしている。

「コストパフォーマンスが良いのも、Create!Formの特長のひとつです。利用するサーバー1台を1ライセンスとしてご提供しており、そのサーバーにどれだけシステムがぶらさがっていても料金は1ライセンス分です。一般的なコア単位でのライセンス形態に比べ、低コストでの導入が可能となります」

ユーザーのニーズに合わせて進化を続けるCreate!Form。最後に今後の展開を佐野氏に聞いた。

「まずはSalsforceとの連携の実現にむけて、現在取り組んでいます。またCreate!Form Expageの機能としてExcelでレイアウトしたものをPDF出力できるようにする機能など、様々な出力様式に対応し、お客様の自由度をいっそう高めていきたいと考えています」

顧客ニーズを次々に実現し、帳票ソリューションとして今後ますますの進化が期待されるCreate!Form。現在利用している帳票を見直したいと考えているなら、まずはインフォテックに問い合わせのうえ、詳細な機能や自社での活用の可能性を確認していただきたい。

Create!Form

製品サイトトップページ:https://www.createform.jp/
お問い合わせ: https://www.createform.jp/contact/

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