「自分の描いた漫画を多くの人に読んでもらいたい!」というのは、プロ・アマ問わず漫画を描く人ほとんどに共通する願望ではないだろうか。そんな方におすすめしたいものがある。それが、パピレスが運営する電子書籍レンタルサイト「Renta!」で開催中のコンテスト「第1回 Renta! タテコミ大賞」だ。本コンテストは、パピレスと電子書籍投稿&編集プラットフォーム「upppi」(運営:ネオアルド)が共同で実施している漫画コンテスト。募集期間は2018年1月31日まで。
「タテコミ」という言葉を初めて聞いた、という人もいるだろう。「タテコミ」とは縦スクロールで読めるコミックのこと。スマートフォンで漫画を読んだ経験がある人なら分かるかもしれないが、一般的な漫画では1画面に1ページが表示される。すると、画面サイズによってはコマが小さくなってしまったり、見開きのページが読みづらくなったりすることがある。
そこで登場したのが、この「タテコミ」という形式。従来の漫画を縦スクロール用にコマ割りを再構成し、スマホに最適化させる。まさに、時代に合わせた新たな漫画形式といえるだろう。詳しくは、パピレスの専務取締役である福井智樹氏へのインタビューを読んでもらいたい。
●スマホに特化したマンガコンテンツ – タテコミの魅力とは?
今回行われる「第1回 Renta! タテコミ大賞」では、恋愛、ファンタジー、学園もの、歴史もの、ギャグ、BL、TLなどありとあらゆるジャンルの漫画作品を募集。そして、応募作品のなかから「タテコミ大賞」にふさわしい漫画を読者の投票結果などにより審査していく。未完の作品やSNSなどで公開済みの作品も審査対象になるので、「一作まるまる仕上げるのはしんどい……」といった人でも気軽に応募可能だ。
もちろん、コンテストならではの豪華賞品も用意されている。大賞受賞者には賞金50万円に加え、会員数300万人を超える「Renta!」で連載を持つ権利が与えられる。ほか、大賞作をはじめ、入賞作、佳作には、商業デビューのチャンスが与えられるとのこと。
ほかにも、参加賞や読者賞なども用意されているので、興味がある方は公式サイトから応募してみてほしい。
今回マイナビニュースは、伏見いなり氏、室木おすし氏、にぎりこぷし氏といった作風の違うイラストレーターに依頼。「恋愛」「ギャグ」「エッセイ」というジャンルでオリジナル漫画を描いてもらい、実際に「タテコミ」化してみることに。自分の作品ならどのようにタテコミ化されるのか、イメージしながら読んでみてはいかがだろうか。