オンライントレーディングといえば、多くのモニターがデスク上に並び、画面には数々のチャートが常に表示されているという、証券会社のディーリングルームのような光景を思い浮かべる人は少なくないだろう。このような専門的な設備は、個人には敷居が高いというイメージが強い。だが、PCのコモディティ化とともに、デイトレーダーでもこういった環境を気軽に導入できるようになってきている。
パソコン工房を全国展開するユニットコムがkabu.comと共同プロデュースしている「kabuパソ」も、そんなトレーディング専用PCだ。その実用性は価格に見合ったものなのだろうか。今回は、フリーアナウンサー兼ファイナンシャルプランナーとして活躍している目黒陽子さんに「kabuパソ」を体験してもらった。
約9万円から買えるトレーディング専用PC
力ブドットコム証券とパソコン工房が共同企画したトレーディング専用PC「kabuパソ」は、トレーディングに欠かせないソフト「kabuステーション」をプリインストールした株取引用モデル。パソコン工房 秋葉原イイヤマストア2F「コラボ工房ショールーム」にて実機をみせてもらうことに。
「kabuパソ」のラインアップは現在5種類。各モデルの違いはモニターの数とPCスペック。1画面モデルから、最大8画面のモデルまで用意されている。コラボ工房ショールームに展示されているのは、最もモニターの数が多い8画面モデルだ。
ディーリングルームを彷彿とさせる、この「kabuパソ」シリーズ。何よりも注目したいのは、その価格。マルチモニター環境による本格的なオンライン株取引システムを導入できるシリーズながらも、モニター2画面モデルなら139,980円(税別)、4画面モデルは209,980円(税別)、8画面モデルでも359,980円(税別)で購入できてしまう。
目黒さんもその値段を見て、「百万円単位かなと思ってましたが……この価格を見てびっくりしました。思っていたよりもずっと簡単に手が届くんですね!」と驚いた表情を浮かべる。
しかもこの価格には、本体のみならず、訪問設置/設定サービスや24時間365日コールセンターサポート、専用ソフト「kabuステーション」のレイアウトのプリインストールや遠隔オンラインサポートまで含まれている。設置から初期設定までをパソコン工房が済ませてくれるので(※)、PCや株取引ソフトに関する知識がなくとも、だれでも導入が可能というわけだ。
※1画面モデルのみ、訪問設置/設定サービスが有償オプション
目黒さんは「私はあまりPCに詳しいわけではないので、モニターやPCの設置から株取引ソフトの設定までやっていただけるのは、とても助かります」と感想を述べる。また、同製品は、BTO(Build to Order)に対応しているため、メモリーの増設やストレージ容量の拡張、表計算ソフトの追加も必要に応じて注文できるのも魅力的だ。
ボードやチャートが一望できるマルチモニター環境
現在、勤務していた大和証券の株に加え、数銘柄の中長期取引を行っているという目黒さん。普段はノートPCを広げて、1つの証券会社で取引をしているそうだ。普段のオンライン取引で困っていることを聞くと、「約定をしたいときに、ボードやチャートなどがウィンドウで隠れてしまうことがあるので、今現在の状況を見ながら指値注文したいですね」という返答があった。
「kabuパソ」ならば、こういったトレーダーならではの不満を簡単に解消できるだろう。マルチモニター環境によって各ウィンドウを重ねずに表示でき、また使いやすい定番のレイアウトもプリインストールされており、配置に悩む必要もない。目黒さんも「PC画面にリアルタイムで情報が表示され続けるのは、やっぱり良いですね。8画面もあると安心して取引ができそうです」とその効果に期待を寄せる。
目黒さんはさらに、モニターの数を選べることも高く評価。「8画面はとても良いのですが、一般的には、ここまで環境を設置できるお部屋は少ないと思います。でもkabuパソは、1/2/4/6/8画面とすごく柔軟に選べますから、その人のご自宅に合わせた環境が作れそうです」と感想を述べた。
60歳で定年を迎えた人の資産運用におススメしたい「kabuパソ」
手ごろな価格で、セッティングまでお任せでオンライン株取引環境を手に入れられる「kabuパソ」。「kabuパソ」をおススメするとしたら、どのようなユーザーなのだろうか。目黒さんは「すでに現役を退かれた方の資産運用には、非常におススメできるのではないでしょうか。また、時間に余裕のある学生の方に小額から始めてもらい、株取引の勉強をしていただくのも良いと思いました」と説明する。
kabuパソのようなマルチモニター環境を一番活用できる取引は、やはり『今日いくら稼ぎたい!』という明確な意図を持って銘柄を並べるデイトレードだろう。しかし、デイトレードは細かな取引を数多く繰り返して、大きな利益につなげていくという方法で、取引が行われている時間は、ある程度PCにかじりつかないといけないため、目黒さんは60~65歳でリタイアし、それまでに蓄えた資産もあるというような、定年を迎えた人に薦めたいと述べた。
最後に、パソコン工房で「kabuパソ」を体験した感想を伺ってみよう。
「マルチモニターのトレーディング環境は、私の中では専門のトレーダーでなければ持てないものというイメージでした。しかし、これくらい安価に、しかも簡単に導入できるのであれば、趣味で株取引をたしなまれている方も『専用ルーム/エリアを作る』という形から入って良いのではないでしょうか。スタイリッシュに株取引をする人が今後は増えていきそうですね」
標準スペック
メーカー | ユニットコム |
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型番 | PRO-kabu.8 v6 (8画面モデル) |
CPU | Intel Core i7-7700 |
メモリ | 16GB DDR4-2400 DIMM (PC4-19200) |
SSD | 240GB |
HDD | 1TB |
チップセット | Intel H270 Express |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GT 730 1GB DDR3×2 |
OS | Windows 10 Pro 64ビット |
LAN | ギガビットLAN |
インタフェース | USB 3.0×4(前面×2、背面×2)、USB 3.0(Type-C)×1(背面×1)、USB 2.0×2(背面×2) |
サイズ | W190×D415×H357mm(※突起物含まず) |
ディスプレイ | 【21.5ワイド】iiyama ProLite E2280HS(1920×1080)×8台 |
価格 | 359,980円(税別) |
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