2017年10月11日~13日の3日間に渡り東京ビッグサイトにて開催された「ITpro EXPO 2017」。クラウド、セキュリティ、IoTなどのほか、AIやVRなど、旬なテーマの専門展が同時開催された。その中でも特に注目したいのが「働き方改革展」だ。

あと数年のうちに日本の多くの企業が確実に直面する「労働人口の不足」、そして法改正によって早急な対策が求められる「長時間労働の防止」。働き方改革とは、もはや単なる努力目標ではなく、企業が生き残るために必ず取り組まなくてはならない喫緊の課題である。

当日の会場では、リモートワークやテレワークなど、新しいワークスタイルを実現するための様々なデバイスやツールが展示され、多くの来場者の注目を集めていた。 本記事では、Web会議システム「OmniJoin(オムニジョイン)」を展示したブラザー販売マーケティング推進部の原敬三氏に話を伺い、働き方改革を成功に導く「Web会議システムの条件」について、当日のブースの模様と合わせて紹介する。

ブラザー販売 マーケティング推進部 原敬三氏

名古屋と東京会場をつないだデモの実演

ブースに展示された様々なデバイスとモニター。そこに映るのは「OmniJoin」によって接続された名古屋本社の女性スタッフの姿。画面を通して来場者と会話したり、会場からの要望に応じてExcelやPowerPointの画面を共有して編集を行ったりなど、名古屋からの遠隔操作による様々なデモの様子がモニターに映し出されていた。デモの中で特に目を引いたのは、50インチの大型モニターに映しても劣化しない画質の高さと、喧騒な会場内でも聞き取れるクリアな音質である。

原氏によると「来場者の方々に伺うと、他社のWeb会議システムを使っていて、最も多い不満が音質と画質」とのこと。

「人とのコミュニケーションでは、声がよく聞き取れない場合はもちろん、表情や仕草が読み取れない場合も大きなストレスになります。Web会議システムはコミュニケーションをとるためのツールです。ですから、画質や音質をおろそかにしてはいけないのです。そういった点を弊社のWeb会議システムでは、実際にブースで見て頂くことで、高いご評価を頂いております」(原氏)

50インチのモニターでも劣化しないOmniJoinの映像。画質は、表示サイズにあわせて自動的に最適化される

タブレットで見たOmniJoinの映像。上部にはブース内に設置された4箇所のカメラからの画像、下部にはPowerPointファイルの共有画面が表示されている。このような端末を営業担当が持ち歩けば、顧客から専門的な質問が来た場合でも、オンラインで技術者からのサポートが受けられる「オンライン同行」が可能だ

Web会議システムは「画質」「音質」「使い勝手」が重要

働き方改革とは、ワークスタイルを変えて生産性を上げることが目的である。となれば、そのためのツールであるWeb会議システムも「それを導入して生産性が上がるものかどうか」が判断基準となる。そして、Web会議システムにおいて最も生産性向上に必須な要因こそ、前述した画質と音質、そして使いやすさである。

画質が悪くて誰が話しているかわからない。音声が不明瞭で聞き取りにくい。操作が複雑で扱いにくい。このようなストレスばかりが溜まるシステムでは、生産性の向上は望めない。

原氏によると「Web会議システムは上層部の方々による使用を検討しているケースも多くあります。ですから、普段あまりPCを使い慣れていない人でも直感的に使えるようなインタフェースを重視されるお客様も少なくありません」とのこと。

ブラザー販売では、OmniJoin導入時には、利用者に向けた操作方法を無料でレクチャーしている。「レクチャーなどは、サポート費として別額を設けるという考えもあるのかもしれませんが、私たちは”at your side.”がモットーなので、そこは無料で承っております」(原氏)

OmniJoinを活用した働き方改革実践例

OmniJoinは全世界で2,000社以上に導入され、遠隔地をつなぐ会議やオンライン同行による顧客満足度の向上、また教育機関による遠隔授業など、さまざまな場面で活用されている。その中から、リモートワークに利用されているケースについて紹介しよう。

OmniJoinはオンライン同行、セミナー、遠隔授業など幅広い場面で活躍している

ブラザー販売の親会社であるブラザー工業。同社において様々なデザインを担当する総合デザイン部では、以前より一部の曜日で在宅勤務を実施していた。 ただ、デザイン部門というのは、感覚や意識のすり合わせが必要なケースもあり、実はメンバー同士の適度なコミュニケーションが欠かせない部門でもある。同じ場所に勤務しているメンバー同士であれば気軽に声を掛け合うこともできるが、在宅勤務者の場合はそうもいかない。また、一人離れて作業することで疎外感に似た感情が生まれ、モチベーションが低下するなどの問題も発生した。

そこで、職場にiPadを設置して在宅勤務者とOmniJoinを常時接続。職場メンバーが在宅勤務者と気軽にコミュニケーションが取れるようになり、在宅勤務者の側でも職場と視覚的につながることで適度な緊張感が生まれ、一方で疎外感も減りモチベーションの維持につながったとのことだ。

ブラザー工業でのOmniJoin活用によるリモートワーク実践例

なお、OmniJoinは月額9,600円(税別)~ 初月、初期費用無料で導入可能。「Web会議システムにおいて、画質や音質、そして使い勝手は非常に重要な基準になります。ただ、これらは実際に使ってみないとわかりにくい部分でもあります。ですから、まずは他社さんも含めて、無料の体験版を試してみてください。その上で、OmniJoinを選んでいただけたら幸いです」と原氏。興味のある方は、14日間無料のフリートライアルもあるので、まずこちらを試してみてはいかがだろうか。


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