こんにちは、マイナビニュースの「ライフスタイル」でオウム(鳥)4コマを描いている、ろう飼い主と申します。
普段愛用している液晶ペンタブレット(液タブ)は「Cintiq 13 HD」、ペンはグリップペン。よく使用しているソフトウェアはAdobe Illustrator(イラストの線を綺麗にしたり、文字を配置したり)、Photoshop(印刷物用の色調整や加工がメイン)、CLIP STUDIO PAINT(マンガやイラスト制作に)、Gimp(馴染のフリーソフト、4コマの着色に)です。
1つのソフトにまとめられる内容も多いのですが、それぞれの役割に合わせて作業画面のツールを固定させていた方が楽なので、複数のソフトにそれぞれ役割を設定して、使い分けています。
前回(記事はコチラ)に続き、今回は「Wacom MobileStudio Pro 13」(以下、MobileStudio Pro 13)付属のWacom Pro Pen 2(以下、Pro Pen 2)を使ってイラストを描いてみた一部始終をご紹介します。
なにはなくともインターネット!
MobileStudio Proシリーズに付属されているPro Pen 2。従来のペンよりも筆圧感知機能が向上し、より滑らかな線が描けるそうです(今までは2,048レベル、今回は8,192レベル)。
今回は Pro Pen 2の筆圧感知に対応しているAdobe Photoshop(Adobe CC)とCLIP STUDIO PAINT(バージョン1.6.3以降)をインストールしたMobile Studio Proを試用しました。
では、さっそく試し書きを……。と思ったら、これ両方ともオンライン認証して使うタイプのソフトでした……。このままでは使えないので、LANケーブルを……アッ! 差込口(LANポート)が無い! そうでした、Wi-Fi……! 今の時代はWi-Fiメイン……! 普段有線でインターネットをしているので、すっかり失念していました。
スマホ用に買った、ネット接続できるWi-Fi機器を引っぱりだしてセット。これでイラストソフトが使用できる状態になりました。
Adobe Photoshopに試し書き開始!
おお、確かに描き心地滑らかな感じがします。
電話しながらメモ用紙に何かを描いているときの感覚みたいです。より正確にペンで紙に線を引いている感じといいますか……。ペン先とカーソルが、今使っているCintiq 13 HDの環境よりもより近くなったような気がします。
ちょっとした筆圧の強弱が画面に反映されるので、ひと筆で幅広い色の明暗が表現できます。滑らかなイラストを描く方や繊細な着色をされる方に重宝されそうです。
Pro Pen 2自体も、以前のプロペンと形がほとんど変らず、重くもなく違和感なく手になじむのがありがたいです。
普通の筆記具(鉛筆やボールペン)を見た後にPro Pen 2を見ると、胴回りが太く全体的に大きいと感じるのですが、Pro Pen 2で長時間作業しても持ち手が辛くならないのでサイズの大きさは気にならなくなりました。
むしろ、落とした時に見つけやすく拾いやすいので、紛失防止も兼ねて考えるとこのサイズがベストかなとも……。
Adobe Photoshopで適当にラフを描いた後、使用ソフトをCLIP STUDIO PAINTに変更。ラフイラストの着色をしてみました。
普段はベタ塗り→乗算で陰影をつけていますが、今回は筆圧で陰影をつけたものをベースにしてみました。それとなく筆圧の強弱が見て取れるでしょうか。