統合的なデジタルマーケティングを武器に先進的なコンテンツをグローバルに発信し続けている、注目のデジタルクリエイティブ企業、博報堂アイ・スタジオ。同社では、東京・有楽町のオフィスで、就活生向けのイベント『Recruit 2018 i-studio DUNGEON』を4月8日・9日の2日間に渡って開催した。
タイトルの通り“ダンジョン(巨大迷路)”をモチーフに、就活イベントとしては斬新とも言える、ゲーム性を取り入れた遊び心満載のユニークな内容。採用活動までもクリエイティブに取り組む同社の担当者が、今回の企画に込めた思いや狙いなどを語った。
制作のプロセスをダンジョンで体験
今回のイベントでは、同社オフィス内に迷路型の"ダンジョン"を造設。道中では実際の制作事例をもとに作成された質問が業務のプロセスに沿って出題され、3人1組となって回答を選択しながら道を進んでいく。スタートからゴールを通して同社の仕事を体感できるという仕掛けだ。実際に同社が制作したVRコンテンツやデジタルデバイスを体験することもできる。また、「模擬面接」や「ポートフォリオ相談」も開催し、就職活動に役立つ情報や仕事に関する疑問も直接社員から聞くことが可能となっていた。
これらのコンテンツを体験するごとにコインがもらえて、集めたコインはTシャツや巾着袋など同社オリジナルグッズと交換することができる。就活生自身が能動的に動き・楽しむというゲーム性は非常にユニークだ。結果として、会場も活気あふれる賑やかな雰囲気で、学生同士、そして学生と社員が楽しそうにコミュニケーションを取っている姿があちらこちらで見受けられた。
“自ら動く”就活イベント
このようなユニークなイベントの実施を決めた理由について、同社人事部・副部長の中山知子氏はこう語る。
「昨年、一昨年と、オフィスを開放して実施した『PLAY OFFICE TOUR』というイベントが学生の皆様に非常に好評でした。現場で働く多くの社員と直接話せること、そして社員同士のコミュニケーションの様子を見ることができて、会社の雰囲気や仕事の魅力を理解することができたという声をたくさんいただきました。実際、イベントに参加してくださった学生の方々の応募率も、高いという結果がでています。今年は前年同様社員を通して会社を知ってもらうという要素を踏襲しつつ、リクルートコンセプトである『アナタガ動ケバ、世界ガ動ク。』に込めたメッセージも加えたいと考えました」
とはいえ、クリエイティブチームから初めて“ダンジョン”というアイデアを聞いた時には驚いたそう。
「一体どんなものができ上がるのか、想像できないというのが最初の感想でした。けれど、企画意図を聞いてとても納得できましたし、クリエイティブチームを信頼して進めてみようと思いました。こんなことやっちゃう会社って、他にはないでしょうし(笑)」(中山氏談)
また、“ダンジョン”というアイデアに関して、今回の企画にクリエイティブチームとして参加したコミュニケーションデザイン部・コピーライターの松本勇輝氏はこう語る。
「受け身ではなく、自らの意志を大切にしているという僕たちのスタンスを表現したかったんです。自分で考え、自分動くことでアイデアが形になっていくということ、そしてその過程の楽しさを知ってもらいたいと。ダンジョンなら、それを体験として伝えることのできるのではないかと考えました」
クリエイティブの現場においては“チーム”で進んでいくということも大切なポイント。その点についても知ってもらうため、単独ではなく、あえて3人1組で就活生が動くというアイデアに至ったそう。これは、非常に良いコミュニケーションを生み出したと松本氏は語る。
「一般的な企業イベントでは社員と話す場を設けられていても、緊張してあまり発言できないというようなことがあるかと思います。しかし、今回は就活生同士でグループを作って動いてもらうことで空気がほぐれ、就活生の皆さんから積極的に質問をいただくことができたなと感じています。そうして知りたいことを聞けたことで、『疑問や不安が解消されて志望動機が高まりました!』と言ってくれた方もいました」
会場は常時多くの来場者で賑わい、2日間で約250名が来場した。中には2日間ともイベントに参加したリピーターの方や、遠方からの来場者もいたそうで、反応は上々といえるだろう。
求めているのは“自走できる人”
そんな同社では今年、『アナタガ動ケバ、世界ガ動ク。』というリクルートコンセプトを掲げている。具体的には、どのような人材を求めているのだろうか。
「私たちが求めているのは“自走できる人”です。常にゴールを意識して、そのために必要なアクションを自ら考え、実践していける人。そしてチームで課題を突破するためにはコミュニケーション能力の高さも大切です」(中山氏談)
今回のイベントにはそうした同社の想いが具現化されていたと松本氏。
「弊社と同じ思想を持っている方に入社していただくことが、お互いとって良いことだと思います。“自走できる人”そしてそれを“楽しめる人”が活躍できる場であることをイベントでは具現化できていたのではないかと思います」
企画性の高い新しいリクルートイベントはそれ自体が、同社が社員の意志と行動がカタチにできる環境であることを象徴している。
「採用活動においても、アイデアと推進力を存分に活かし、デジタルの未来を楽しみ、自ら未来を作っていきたいと考える、たくさんの仲間に出会いたいと考えています」と中山氏は語る。
本記事は博報堂アイ・スタジオから提供を受けております。
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