マウスコンピューターから、小型・軽量サイズで手軽に持ち歩ける11.6型コンパクトモバイルノートPC「m-Book C」シリーズが登場した。その中から今回は、データへの高速アクセスが可能なSSD搭載モデル「m-Book C250B1-S1」を紹介しよう。
「m-Book C」シリーズは、バッグの中に収まる11.6型のコンパクトボディーに、開発コード名「Apollo Lake」世代の低コストノートPC向け最新CPU「Intel Celeron プロセッサー N3450」を搭載。旧世代の「Braswell」と比べて処理能力が向上したほか、内蔵GPUも「Intel HD グラフィックス 400」から「Intel HD グラフィックス 500」に進化したことで、総合的なパフォーマンスアップが期待できる。メモリは今回の試用機「m-Book C250B1-S1」を含む3モデルが4GB、上位3モデルでは8GBで、これならコンパクトモバイルノートPCとして十分な実力を発揮してくれるだろう。液晶の解像度は全モデル共通で1,366×768ドットとなっている。
「m-Book C250B1-S1」ならではの特徴としては、ストレージに120GBのSSDを搭載している点が挙げられる。これにより、モバイルノートPCとして重要な起動時間の短縮およびデータへの高速アクセスが可能なほか、HDDのように回転体がないゼロスピンドル構造のため、衝撃などによるトラブルが発生しにくいという安心感もポイントだ。
コンパクトモバイルノートPCとして十分なパフォーマンスを発揮
それではここから本機の性能面を見るべく、各種ベンチマークの結果をチェックしていきたい。なお、本機が備える最大パフォーマンスを確認するため、付属アプリケーション「CONTROL CENTER」のパフォーマンス切り替え機能で「パフォーマンス」を選択したうえでベンチマークを実施した。
まずはWindowsの快適さを評価するプログラム「WinSAT.exe」の実行結果を「Windowsエクスペリエンス インデックス」の形式で紹介しよう。プロセッサは7.1、メモリは5.9と、コンパクトモバイルノートPCとしては優秀なスコアを記録した。「一番低いサブスコア」はグラフィックスの4.1だが、メールの送受信やブラウジングなどの用途であれば十分なレベル。プライマリ ハードディスクは8で、SSD搭載モデルの特徴が表れた高い数値となっている。
PCの総合的な力を見る「PCMark 8」の総合スコアは1680で、コンパクトモバイルノートPCとして十分な結果といえる。また、コンパクトモバイルノートPCとしては7時間のバッテリー駆動が可能な点も魅力のひとつだ。これだけ余裕があれば、外出先でもバッテリー残量を気にせず安心して利用できる。