TVでスポーツ中継を見ていると、よく出てくるのがスローモーション映像だ。それも、途中までは普通のスピードで再生され、決定的瞬間になるとグッとスローになり、それからまた普通のスピードに戻る……という映像が多い。あれ、めちゃくちゃかっこいい。
自分でも真似したくなるのだが、まずスローモーションを搭載しているカメラでないと撮れないし、しかも途中からスローにするみたいなワザはそのままでは撮れないので、後から編集で何とかするしかない。つまり、難しいのだ。
ところが、出たのである。簡単にかっこいいスローモーション映像の撮れるカメラが!
カシオの「EX-ZR3200」だ。
カシオの「EX-ZR3200」。手軽にスローモーション映像が撮影できる機能を搭載 |
カテゴリとしてはビデオカメラではなく写真メインのデジタルカメラなのだが、最大の売りは"見せ場"をスローモーション動画で撮れる「ドラマチックスロー機能」である。このドラマチックスローを使うとどんな映像が撮れるのかを検証すべく、「EX-ZR3200」を持って東京都江東区の東京レジャーランド パレットタウン店へと足を運んだ。
「EX-ZR3200」のドラマチックスロー撮影とは?
東京レジャーランドは、その名の通り様々なレジャーが集結した施設だ。ゲーム、ビリヤード、ダーツ、卓球などありとあらゆるものがそろっている。
ここなら、「EX-ZR3200」のドラマチックスローを生かした撮影ができるに違いない。
ということで、まずはダーツから。
「EX-ZR3200」はモードダイヤルに「Slow」が用意されているので、ドラマチックスローを撮りたいときはここに合わせてやるだけでいい。
その状態でカメラを構え、見せ場がくるのを待つのである。
ここでひとつの疑問が生まれる。ドラマチックスローで撮りたいのは、スローモーションにする部分、つまり見せ場の少し前からの映像だ。ということは、見せ場がきてからボタンを押したのでは遅いのではないか。かといって見せ場がくることを予測してボタンを押すのも難しい。
……実はこれ、予測して待つのではなく「見せ場」のタイミングで録画ボタンを押せばいいだけなのだ。そうすることで、ボタンを押す少し前の映像から録画されるのである。ちなみにこの秒数は好きな数字に設定可能だ。
なるほど、うまくできている。早速撮影だ!