桜のつぼみが少しずつ膨らみ始めるころ、まもなく始まる新生活に向け、いろいろと準備を進めている人も多いのではないだろうか。特に、進学や就職などで大きく環境が変わる場合には身の回りのものを新調することも多く、何を選べばよいか困ってしまっている人も少なくない。
その中でも、"ちょうど良いもの"を選ぶのが難しいのが腕時計ではないだろうか。スマートフォンなどで時間は見ることができるとはいえ、ビジネスシーンでは失礼にあたるケースもあり、規則正しく時間を守るためには、やはり腕時計は必需品だ。そこで今回は、ノルディックフィーリング銀座店の店長、土屋直美さんに、新生活にぴったりの時計の選び方やオススメを聞いてきた。
最初の1本はシンプルで長持ちするものを
腕時計といえば、何十万円、何百万円もするような高級なものからチープカジュアルなものまで、価格はピンからキリまでさまざま。あまり高級すぎるものは気軽に手が出せないし、かといって安すぎるものもキチンとした場にはそぐわない気がしてしまうもの。"最初の1本"はどのくらいの価格のものを選べばよいのだろうか。
「そうですね。だいたい2~3万円くらいのものを選ばれることが多いですね。好みもありますが、1本目ですとシンプルなものを選ぶのが良いと思います。銀座ではスーツに合わせたいと希望される方が多いので、BERINGなどをオススメしています。最近は女性でも男性サイズの時計をつけることがトレンドなので、女性にもオススメです」
BERINGは北極からインスピレーションを受けて制作されているデンマーク発のブランド。「BERING Mens Link Titanium」はフルチタンモデルなので軽く、耐腐食性にも優れており、とても丈夫。サファイアガラスを使用しているので傷にも強いのが特徴だ。デザインもシンプルなので、シーンを選ばず使えるのも重要なポイントだろう。また、チタンは金属アレルギー起こしにくい素材であることも、当事者には嬉しいところではないだろうか。やはり1本目の時計は思い入れも強くなるし、末永く使いたいもの。そういった面でもピッタリの時計だ。
カジュアルなシーンにも使える腕時計は
ひとつの腕時計を毎日のビジネスだけでなく、休日にも使いたいと思っても、カジュアルな場面には合わないのは仕方のないこと。しかし、ビジネス用と普段用の2本を買うのは物入りな時期に厳しい……。そういう人には、交換ベルトがついたモデルがピッタリだ。
「最近では、革ベルトとナイロンベルトなど、交換ベルトが最初からついているモデルもたくさん出ています。TRIWAは交換用の器具も一緒についてくるので、簡単にベルト交換ができます。また、時計に合わせるブレスレットもあるんですよ。個人的には今一番オススメの時計ですね」
TRIWAはスウェーデンの双子の兄弟とその友人たちとで立ち上げられ、スウェーデン王室の王女も愛用しているというブランド。シンプルで品の良いデザインながら、ベルトを交換することで時計自体の印象がガラッと変わるので、着こなしの幅がグッと広がるのではないだろうか。
人に話したくなる個性的ウォッチ
すでに腕時計を持っていて、2本目、3本目となれば、少し個性が光るモデルがほしくなるもの。そんな人にオススメなモデルも教えてもらった。
「10:10 BY NENDOは日本のブランドで、飛行機の窓をモチーフにした時計です。腕時計としてだけでなく、ベルトを付け替えることでバッグなどにつけられるストラップとして使うこともできます。またPICTOはピクトグラムを基にデザインされていて、かなり個性的なフェイスになっています」
10:10 BY NENDOは日本のデザインオフィス「nendo」の佐藤オオキ氏によるデザイン。このコレクション「window」は、空の旅をコンセプトにしており、腕時計という使い方にとどまらない自由な使い方ができるのが特徴だ。
一方、PICTOは1984年に誕生した北欧プロダクツで、世界初の回転ダイヤル式腕時計の復刻版。盤面には1つの点と1本の線があるだけで、ミニマルで斬新なデザインが特徴だ。カラーも豊富でその斬新さからつい目に留まるので、もし友人がしていたら「これ、面白い!」と声をかけたくなってしまうデザインではないだろうか。
男性になじみ深い、あのブランドの時計も
「BRAUNは男性の方はなじみがある有名なシェーバーの会社ですが、実は腕時計の会社でもあります。この時計(※)については時刻を2つ表示できるようになっているので、日本時間と渡航先の時間など海外によく行く人には便利な時計になっています」と話す、土屋店長。
日本ではシェーバーの会社だが、BRAUNは世界の家電デザインに革命を起こした会社だ。「より少なく、しかしより良く」という哲学に基づき、一貫した機能主義のデザインを貫いているという。また、ドイツ企業なので、日付、長針・短針、秒針がそれぞれ国旗の赤、白、黄にしているそうで、そういう遊び心も楽しいポイントではないだろうか。
時計選びのコツは?
これだけ時計があると、ほしいと思える時計がたくさん出てきてしまい、自分に何が合うのかが分からなくなってきてしまうこともあるかもしれない。そんなときは、普段の自分のファッションを一度分析してみると良いという。
「お仕事で使う場合にはまずはシルバーが安心です。それ以外のシーンで使う場合に色などで迷ったときには、普段の洋服やバッグ、ベルトなどのカラーと合わせて選ぶと良いと思います。また、汗をかく人は革ベルトなどよりも金属のメッシュベルトのほうが通気性があって合っていますね。ご自身のスタイルに合う機能のものを選ぶことが大切です」
さまざまな期待に胸が膨らむ新生活。新たなスタートの節目に、これから一緒に時を刻んでくれる自分らしい腕時計を選んでみてはいかがだろうか。
(マイナビニュース広告企画:提供 ノルディックフィーリング)
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